マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
全319件中、61~80件目を表示
昔の少女漫画?
まず原作は未読です。もしかしたら、原作では丁寧に表現されているのかもしれないけど、あくまでも映画だけの判断です。
大人のラブストーリーが宣伝文句らしいけど、キャラの年齢設定を高校生とかに変えると、(野球部エースの幼馴染み兼マネージャーが、野球の邪魔になると言いつつ、単なる嫉妬でエースが恋に落ちた相手に嘘をついて引き裂いただけの話)になってしまう。
数回しか逢っていないのに、激しい恋慕を抱くのは分かる。でも、それならば直ぐに身体の関係になった方が分かりやすい。40歳前後だからこそ、そうなってしまって前に進む事しか考えられない事もあるだろうけど、画面を見ていて石田ゆり子演じるヒロイン洋子が婚約者を別れる理由が分からない。
なにより気持ち悪いのは、たとえで出した野球部エースの幼馴染みである、(本編ではギターリストとマネージャー)が、「ギターリスト蒔野(福山)の為」と言いながら、誰でも女丸出しと分かる理由で嘘をついて二人を引き裂く早苗の一連の行動。それに簡単に引き裂かれる二人も大人とは思えない。
引き裂かれ後、いきなり時は流れて洋子は棄てた婚約者と結婚、蒔野も早苗と結婚。双方子供まで居る。棄てられた婚約者との復縁、ギターリストとマネージャーとしてと言っていた早苗が結婚するのが全く描写されていないので「はぁ?」である。洋子が他の男とならそれでも良い、早苗があくまでも女の部分を見せないならそれでも良いが、この辺が適当過ぎる。
終盤、早苗は面と向かって洋子に告白、蒔野にはメールで告白。洋子の対応は見て分かるんだが、蒔野が早苗にどういう態度を取ったのかも描写無し。
蒔野、洋子、早苗の誰にも感情移入出来ずに120分強見せられるのは退屈だった。
儚く、、、
すごく素敵な大人の映画だと思った。とても素敵。
この出会いは現実味がないという人もいるかもしれないが、ここまで彼女を想ってくれる彼にもし出会えるならどんなに幸せなことなのかと思った。
儚く切ないそんな終わり方なのかと思っていたが、最後もまた品のいい終わり型で満足。
劇中で流れ続けるクラシックギターの曲が印象的。
魅力的な女性
福山雅治演じる聡史には天才といえど気難しい人だなぁ…という印象だけど、石田ゆり子演じる洋子は同性の私から見てもめちゃくちゃ魅力的な人。あんな歳の取り方をしたい。
そりゃリチャードも惚れるし聡史も惚れるわ!!と納得。
おしゃれな都市を舞台におしゃれな仕事に着くお二人がすれ違いながらも恋に落ちるという話なので大好物なパターンなんだけど、2人の子供と振り回されたリチャードが可哀想で…そこが今一つ好きになりきれなかった。
終わり良ければ
福山は好きだった。
男が惚れる男っていうのは、こういう奴を言うんだなと思っていた。
だが、ここ数年の福山には余り魅力を感じず、長期低落傾向。
特に最近はだだ下がり。
私は男だから、もちろん結婚は関係ない。
キムタクは何をやってもキムタク!福山は何をやっても福山!で良いと思うのだが、
ここ最近の福山には福山を感じない。
だから、この作品も予告編には惹かれなからも躊躇し続けて今になった。
結論から言うと、最近になく福山を感じた。
ストーリーも思いの外良かった。
福山と石山の大人の恋をファッショナブルにさらりと描くのかと思いきや、よもやのドロドロ。
中盤までは喉に小骨が引っかかっているようなモヤモヤした感じ。
他人を貶めてまで自らの思いを通そうとするマネージャーの醜悪さが、不快極まりなかった。
だが、福山をニューヨークに送り出すシーンに心が動き、福山と石田の再会に心躍った。
これで万事丸く収まったのだろうか。
心に心地よい疼痛を感じながら、余韻を楽しめる秀作だった。
映画館で観たかった・・・・。
よかった
■好きなところ
恋愛ものって限られた制限のなかで、よくぞ話をここまで構成してくれた。楽しめた。素直に作ってくれた人に感謝したい。
映画とは非日常を垣間見るもの。「じゃないほう」のストーリーが見られるもの。だからエンタテインメントだとおもう。じゃないほうに進むときの自然さは、許容範囲だと思う。
■嫌いなところ
マネージャーの彼への想いが、伏線として弱かった。
結果的に携帯紛失のくだりはサプライズ感があってよかったが。。
孤独って影響力を失ったのを知ること
映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。
う~ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、
そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗)
監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。
未来が過去の意味を変えていくというのなら、
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、
冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」
「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か
「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、
知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が
妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。
メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは
「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。
『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、
それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、
孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。
自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって
どっかでそう思ってました」というフレーズ。
会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、
飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、
やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を
感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。
それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。
大人のラブストーリー
タクシーに携帯を忘れるという凡ミスで人生が変わるのか。。4年後でマネージャーと結婚して子供ができてたシーンはショック!!でも最後まで未来は過去を変えられる、というこの映画のサブテーマに期待をし、期待通りのハッピーエンド。ラストも微笑みあって絡みまで行かずにエンド。ラブシーンはキスのみ。でもそのキスがすごく妖艶で、美しくて、これぞ大人のラブストーリーなんだなぁと。それが街並みと音楽と相まって。普通なら激昂する過去の告白に、水もかけず、笑顔でさよなら。夫としても、詰め寄ることもなく、かなり大人な対応。それが逆に辛かったのかもね。しかしよく考えるとやっぱり残酷だ。。
美しい
音楽が。
若いとはもはや言えない歳であるはずの石田ゆり子と福山雅治が。
明るいとは言えない色彩ではあるが、影をうまく使ってるなぁと感じる背景が。
所々に散りばめられてる会話での表現が。
ストーリーはともかく、アコースティックギターというものをよく知らないが、ギター一本で表現する音楽。一度行ってみたいと思った。
福山ファンに良いです
恋愛至上主義だったひと昔前の感覚の作品だったので、途中で飽きてしまいました。製作側は、アラフィフ以上なのではないでしょうか。福山ファンには良いとは思います。石田ゆり子さんのインスタをフォローしているので、何で飼い猫が一時フランス語だったのかが分かりました。
温かいポトフを頂きながら滲みるギターに涙。マチネの終わりに
過去で未来は変わるけれど、未来の有り様でも過去は変わる。それだけ過去は繊細。
この音楽が明日のあなたの幸せになりますように。
パリ、ニューヨーク、マドリッド ~
「情熱と冷静の間」とか「新しい靴を買わなくちゃ」とか、ピンからキリまで、(どっちがピンでどっちがキリだ?) 海外にいるとどこか別のアドレナリンが出てきます。“それまで知らなかった新しい自分が新しい舞台で開発されている驚き”は経験された方もおられるのでは?特にひとり旅において。
⇒いい台詞が、いいシチュエーションで実に自然に流れ出しているのです。
冒険の人生を少しく離れ、日々の忙しさに紛れていると「過去」どころか「現在」も「未来」も固着してしまうかもです。
そして我が人生の時間はとどまることを知らず、取り返しのつかない過ぎし日の傷は、後ろ向きの後遺症の余生を僕に与えていたように思います。
ずっとギターが流れる映画でしたよね・・
福田進一のギターは昔から大好きでした。(BGM 及び吹替え)。
ギターの音色は、何と言ったら良いのかな、人間の心の底に沈んでいる良心を、息を吹き返らせてくれる優しさがあるのかも知れない。乾いた魂に慈雨を注がれた気がします。
観て良かった。
少々疲れてメンタルも荒れ気味だった今宵の僕に、蒔野の口を通して語られたアドバイスは一筋の光明になりました。
話を続けるために話題を変える蒔野の懐の深さたるや。見事。
冷めたポトフを温め直してみて、
大切だった人の幸せを今からでも祈れる自分になりましょう。
・・・・・・・・・・・・・
複雑で答えのない人間模様を書かせたら天下一品、原作者平野啓一郎。三島由紀夫の再来と言われた人ですよね。
「小説の面白さ」というものをこの映画はうまく形にしています。鑑賞後の余韻は、それはそれは永く続きます。
嫌いじゃない
自分に重ね合わせるとなんとも切なくなる。まあ全部マネージャーが悪いのだがマネージャーの気持ちも分からなくもない。男女の切ない恋の物語だがそれよりも子供達のこれからの事が気掛かりでした。東京、パリ、ニューヨークとお洒落な街には素敵な男女が似合うものです。
これが大人の理想の恋愛であれば人間は滅びるだろう
映像は綺麗だし、起承転結もしっかりしていて映画としては成り立っているのかもしれないが、個人的に福山の役に入り込めず、悪い印象しか残らない映画に見えてしまった。
これが大人の恋愛であるのであれば、なんとも自分勝手で現実にはあり得ないお話と言わざるを得ない。
夢見る世界が映画の世界でも、ここまで現実と離れた物語を、「大人の恋愛」として表現されると、ちょっと。
すれ違いって今の世の中アリですか?
パリとNYの景色と福山と石田ゆり子を楽しむための映画。
小説は読んだことがないが、映画として見ると、なんでそんなことが起きるのよと
ツッコミどころ満載の部分あり。
ラストに向かっていけばいくほど、不可解なのですが。
石田ゆり子主演の映画をどうしても見たくて行き着いたのがこの作品でし...
石田ゆり子主演の映画をどうしても見たくて行き着いたのがこの作品でした。
まだ19の私には難しいかなー?と思いながらも真剣に見たら意外と内容がすんなり入ってきて楽しめました。
映画自体の内容はまぁ胸糞悪かったですね。
特に早苗には酷くうんざりしました。
私が洋子さんなら突き飛ばして首絞めてるだろうな〜すごいな〜と、改めて大人の対応に驚きました。
福山雅治さん演じるマキノは一言で言うと「自分に酔ってるメンヘラチャラ男」って感じ。正直好きなキャラクターではなかったです。
未来のこと、相手のことをよく考えもせず発言するシーンは幼稚だなぁと感じました。
一方で、石田ゆり子さん演じる洋子さんはもう完璧すぎて、、、こんな大人の女性になりたいと思いました。好きなキャラクターだったというのもあり、幸せになって欲しかったのに、、と残念な気持ちになり悲しくなりました。
まぁゆり子ちゃんのキスシーンが見れたので、お金をかけて観た価値はありました!!
終始可愛かったなぁ、、
ハァ?美しい大人の恋?アンジャッシュかよ。
最後まで本当にイライラした。
早苗は全て蒔野の為と繰り返したが、結局その行動の全てが自分の為で、それを最後まで正当化している言葉の数々に、見ていて最後まで本当に腹が立った。そしてその行動が後にどれだけの不幸を周りに呼んだのかが描かれていて、それが美しい大人の恋?はぁ?と思いました。そして何より伊勢谷友介が可哀想。子供たちも本当に可哀想。
薪野が早苗に真相を打ち明けられた後、落ち着いて笑顔で会話してるのも意味不明。ガラスをぶち壊す程の怒りに震えたのに、その怒りはどこへ?その後に演奏家として復活?4年もモヤモヤしてた後にそんな事が分かって、何故、超繊細な感情がコントロール出来たのかも意味不明。
あと石田ゆりこの長崎の母が田舎者過ぎて、フランスの映画監督と恋してた面影ゼロ。もう少し設定と演出を考えて下さい。
パリやNYの公園で福山と石田ゆり子が歩いてるだけでお洒落!美しい大人の恋だわ!と騒いでるアホには響く映画なのだろう。感動?ハァ?
己の身勝手さは全ての他人を不幸にする、という教訓は得ました。あとすれ違いネタをやるならもう少しアンジャッシュから学んで下さい。粗いです。
全319件中、61~80件目を表示