マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
全322件中、61~80件目を表示
人が人を愛するということ
人が人を愛するということとは、こういう事をいうのではないだろうか…。
物語は単純ではあるが、愛する瞬間から愛し方、愛の終わり方(愛に終わりは無いが)までを描いている。
結末はやっぱりそうなるのかと思ったが、きちんと含みを持たせて終わるという…。
何で劇場で観なかったのだろうと後悔してしまった。
久しぶりに素直に泣けた。
念願の視聴
公開時、家をあけられない日々が続いていたので、もっぱら映画は自宅でのコンテンツ頼りだった。
やっとAmazonプライムに無料登場し喜び勇んで夜中
視聴しています。
思ったようなストーリーと
思った通りの雰囲気。
それ以上でも以下でもない。
人生の同伴者を亡くした今の私には、今は恋愛ものは響かないらしい。
アーティストとしての福山雅治さんは全面支持者ではないし
役者としても同程度。
石田ゆり子さんのフランス語が圧巻で
年を重ねて努力する姿に感心してしまった。
マネージャーの子は、あれあれ あの子
G線上の〜のバイオリンの先生だ!
最初メガネかけてる時は気づかない程だったなー。役者さんってすごい。
原作の重みは、かなりの重量級で社会派的要素が大きい。
それを思うとしても、これはこれで一つの作品となっているし、それを叶えているのが役者陣と風景であるのは間違いのないところでしょう。
ストーリー展開はもはやもう なんだっていいやっていうやつ。
昔の少女漫画?
まず原作は未読です。もしかしたら、原作では丁寧に表現されているのかもしれないけど、あくまでも映画だけの判断です。
大人のラブストーリーが宣伝文句らしいけど、キャラの年齢設定を高校生とかに変えると、(野球部エースの幼馴染み兼マネージャーが、野球の邪魔になると言いつつ、単なる嫉妬でエースが恋に落ちた相手に嘘をついて引き裂いただけの話)になってしまう。
数回しか逢っていないのに、激しい恋慕を抱くのは分かる。でも、それならば直ぐに身体の関係になった方が分かりやすい。40歳前後だからこそ、そうなってしまって前に進む事しか考えられない事もあるだろうけど、画面を見ていて石田ゆり子演じるヒロイン洋子が婚約者を別れる理由が分からない。
なにより気持ち悪いのは、たとえで出した野球部エースの幼馴染みである、(本編ではギターリストとマネージャー)が、「ギターリスト蒔野(福山)の為」と言いながら、誰でも女丸出しと分かる理由で嘘をついて二人を引き裂く早苗の一連の行動。それに簡単に引き裂かれる二人も大人とは思えない。
引き裂かれ後、いきなり時は流れて洋子は棄てた婚約者と結婚、蒔野も早苗と結婚。双方子供まで居る。棄てられた婚約者との復縁、ギターリストとマネージャーとしてと言っていた早苗が結婚するのが全く描写されていないので「はぁ?」である。洋子が他の男とならそれでも良い、早苗があくまでも女の部分を見せないならそれでも良いが、この辺が適当過ぎる。
終盤、早苗は面と向かって洋子に告白、蒔野にはメールで告白。洋子の対応は見て分かるんだが、蒔野が早苗にどういう態度を取ったのかも描写無し。
蒔野、洋子、早苗の誰にも感情移入出来ずに120分強見せられるのは退屈だった。
儚く、、、
魅力的な女性
終わり良ければ
福山は好きだった。
男が惚れる男っていうのは、こういう奴を言うんだなと思っていた。
だが、ここ数年の福山には余り魅力を感じず、長期低落傾向。
特に最近はだだ下がり。
私は男だから、もちろん結婚は関係ない。
キムタクは何をやってもキムタク!福山は何をやっても福山!で良いと思うのだが、
ここ最近の福山には福山を感じない。
だから、この作品も予告編には惹かれなからも躊躇し続けて今になった。
結論から言うと、最近になく福山を感じた。
ストーリーも思いの外良かった。
福山と石山の大人の恋をファッショナブルにさらりと描くのかと思いきや、よもやのドロドロ。
中盤までは喉に小骨が引っかかっているようなモヤモヤした感じ。
他人を貶めてまで自らの思いを通そうとするマネージャーの醜悪さが、不快極まりなかった。
だが、福山をニューヨークに送り出すシーンに心が動き、福山と石田の再会に心躍った。
これで万事丸く収まったのだろうか。
心に心地よい疼痛を感じながら、余韻を楽しめる秀作だった。
映画館で観たかった・・・・。
よかった
孤独って影響力を失ったのを知ること
映画「マチネの終わりに」(西谷弘監督)から。
う~ん、何も映画にしなくてもTVドラマでいいのに、
そんな気持ちを持ちながら、観終わってしまった。(汗)
監督はこの映画で何を伝えたかったのか、伝わってこなかった。
未来が過去の意味を変えていくというのなら、
映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)と変わらないし、
冒頭の「(6年前)やっぱり走らない。彼との待ち合わせもそうなの?」
「慌てたら幸せは逃げていくって言うでしょ?」という友との会話か
「花の姿を知らないまま眺めたつぼみは、
知ってからはもう同じつぼみには見えないんだよね」の台詞が
妙に引っかかっていたから、この辺りかなと推測した。
メモを振り返りながら、私的に気に入ったのは
「今日ね、マドリードで20歳の天才ギタリストに会ったんですよ。
『どうも蒔野です』って挨拶したら『あなたの事は知ってます』、
それだけ。褒めるでもなくけなすでもなく、
孤独って影響力を失ったのを知ること、なんですかね。
自分だけは歳をとってもそんな幻滅は味わうことがないって
どっかでそう思ってました」というフレーズ。
会社を定年退職すると、孤独になるっていうけど、
飲み会やゴルフに誘われなくなることではなく、
やはり「社会・会社に対して、自分の影響力がないこと」を
感じた時に、孤独を意識するんだな、と思った。
それを受け入れることができれば、孤独じゃないんだけど。
大人のラブストーリー
タクシーに携帯を忘れるという凡ミスで人生が変わるのか。。4年後でマネージャーと結婚して子供ができてたシーンはショック!!でも最後まで未来は過去を変えられる、というこの映画のサブテーマに期待をし、期待通りのハッピーエンド。ラストも微笑みあって絡みまで行かずにエンド。ラブシーンはキスのみ。でもそのキスがすごく妖艶で、美しくて、これぞ大人のラブストーリーなんだなぁと。それが街並みと音楽と相まって。普通なら激昂する過去の告白に、水もかけず、笑顔でさよなら。夫としても、詰め寄ることもなく、かなり大人な対応。それが逆に辛かったのかもね。しかしよく考えるとやっぱり残酷だ。。
美しい
福山ファンに良いです
温かいポトフを頂きながら滲みるギターに涙。マチネの終わりに
過去で未来は変わるけれど、未来の有り様でも過去は変わる。それだけ過去は繊細。
この音楽が明日のあなたの幸せになりますように。
パリ、ニューヨーク、マドリッド ~
「情熱と冷静の間」とか「新しい靴を買わなくちゃ」とか、ピンからキリまで、(どっちがピンでどっちがキリだ?) 海外にいるとどこか別のアドレナリンが出てきます。“それまで知らなかった新しい自分が新しい舞台で開発されている驚き”は経験された方もおられるのでは?特にひとり旅において。
⇒いい台詞が、いいシチュエーションで実に自然に流れ出しているのです。
冒険の人生を少しく離れ、日々の忙しさに紛れていると「過去」どころか「現在」も「未来」も固着してしまうかもです。
そして我が人生の時間はとどまることを知らず、取り返しのつかない過ぎし日の傷は、後ろ向きの後遺症の余生を僕に与えていたように思います。
ずっとギターが流れる映画でしたよね・・
福田進一のギターは昔から大好きでした。(BGM 及び吹替え)。
ギターの音色は、何と言ったら良いのかな、人間の心の底に沈んでいる良心を、息を吹き返らせてくれる優しさがあるのかも知れない。乾いた魂に慈雨を注がれた気がします。
観て良かった。
少々疲れてメンタルも荒れ気味だった今宵の僕に、蒔野の口を通して語られたアドバイスは一筋の光明になりました。
話を続けるために話題を変える蒔野の懐の深さたるや。見事。
冷めたポトフを温め直してみて、
大切だった人の幸せを今からでも祈れる自分になりましょう。
・・・・・・・・・・・・・
複雑で答えのない人間模様を書かせたら天下一品、原作者平野啓一郎。三島由紀夫の再来と言われた人ですよね。
「小説の面白さ」というものをこの映画はうまく形にしています。鑑賞後の余韻は、それはそれは永く続きます。
嫌いじゃない
自分に重ね合わせるとなんとも切なくなる。まあ全部マネージャーが悪いのだがマネージャーの気持ちも分からなくもない。男女の切ない恋の物語だがそれよりも子供達のこれからの事が気掛かりでした。東京、パリ、ニューヨークとお洒落な街には素敵な男女が似合うものです。
これが大人の理想の恋愛であれば人間は滅びるだろう
すれ違いって今の世の中アリですか?
全322件中、61~80件目を表示