「脇を固める役者がすごい」凪待ち hitujitookamiさんの映画レビュー(感想・評価)
脇を固める役者がすごい
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まずは、せっかくの白石作品なのに香取慎吾か…と見るのを悩んでいるかたは見るべき。そこに香取慎吾はいない。
ただのくずがそこにいて、そのくずを見捨てきれずにいる人々の演技がとてつもなくて素晴らしい。
やはり白石監督らしくというのか、
スッキリほっこりなんてことは一ミリもない。
きれいな景色からの墜ち続けるさま…
悪のなかに善がみえかくれして嫌いになりきれない愛してしまう…
善にほだされそうになるも、悪の部分がうずいて勝ちきれない弱さに…
個人的には共感し拒絶しながらみつつ、
弱さゆえの優しさに恐怖しました。
優しいがおきるたびに一つづつふえる足かせみたいなものが見える気がして…
うわぁーと叫びたいウズウズするところが沢山ありました。感情が揺さぶられて、一駅分くらい唸りながら帰りました…
リリーさん恒松さんや吉澤健さん…名前のわからない役者さんの数々…素晴らしかったです。もっと上映館が増えてほしい。
私は泣けなかったので、もう一度見に行ってみます。この感情はなんだろう。
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