陽のあたる町
劇場公開日:2019年6月15日
解説
かつては鉱山の町として栄えるも、次第に時代に置き去りにされていったジョージアの町チアトゥラの現在の姿を、圧倒的な映像美で映し出したドキュメンタリー。かつては世界で消費されるマンガンの50%を産出し、1万人もの労働者を雇用して栄えたチアトゥラだったが、ソビエト連邦の解体とともに黄金時代は終焉を迎える。ジョージアのトリビシ出身のラティ・オネリ監督が、経済の冷え込みによって人口が激減し、ゴーストタウン化が進むチアトゥラの町にカメラを向け、朽ち果てたかのような町の様子を美しい映像で切り取るとともに、豊かではない日々の中でも懸命に、そして慎ましやかに生きる人々の営みと、劣悪な環境下で労働を続ける鉱夫たちの姿をとらえた。「ジョージア映画祭 コーカサスの風」(2018年10月13~26日/東京・岩波ホール)では「陽の当たる町」のタイトルで上映。
2017年製作/104分/ジョージア・アメリカ・カタール・オランダ合作
原題または英題:Mzis qalaqi
配給:ダゲレオ出版
劇場公開日:2019年6月15日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラティ・オネリ
- 製作
- ラティ・オネリ
- デア・クルムベガスビリ
- 撮影
- アルセニ・カチャトゥラン
- 編集
- ラミロ・スアレズ