オオカミの皮をまとう男
2018年製作/110分/スペイン
原題または英題:Bajo la piel de lobo
スタッフ・キャスト
- 監督
- サム・フエンテス
- 脚本
- サム・フエンテス
- 撮影
- アイトール・マントクソーラ
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2018年製作/110分/スペイン
原題または英題:Bajo la piel de lobo
孤独な男はこんな間抜けではない。
狼は集団で生活を営む動物。
孤高の一匹狼って事だろうが、そんなかっこの良いものでは無い。
この男の結末は分かったが。寧ろ、この女性のその後の事の方が気になる。
稲光の演出は評価する。
すっごいマイナー。
と思いつつ観てみる。
や、なかなか、でした。
生い立ちが全くわからないが、生まれた時から住んでいる山奥の粗末な家に一人で住んでいる。
かつては集落だったような痕跡もある。
お墓の数からしても、家族はいたんだろう。
いつから1人なのか不明。
一応言葉は話せる。
ケダモノみたいな主人公だが、女性を抱く(ケダモノだけどね)時は多少は身支度するからね。
とはいえ、マナー?は知らないから、ケダモノみたいにガシガシ肉を貪り、やりたい時に相手に構わずやっちゃうから…嫌われるんだね。
多少の優しさは持ち合わせていたのに。
一番いかんのは、あのオヤジでしょう。
娘を売るようなオヤジだもの。
末っ子もかわいそうだとは思ったけど、やはりあのオヤジが最低だと思った。
本当にセリフが少なくて、貴重なドキュメンタリー番組みたいだった。
厳しい自然と向き合う人たちと狼を追いました、みたいな。
狼はあまり出てこなかったけどね。