劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのレビュー・感想・評価
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アニメ映画史上稀に見る傑作
映像、脚本全てにおいて傑出していました。
吉川玲子の繊細な心情描写が、
京都アニメーションの表現力によって
見事に芽吹いています。
改めて本当に素晴らしいスタジオですね。
レイアウトの巧妙さ、撮影の美しさ、
どこをとっても非の打ちようがありません。
天晴です。
ストーリーも「想いは形にしなければ伝わらない」
というシンプルなテーマでありながら、
非常に力強さと説得力がありました。
ヴァイオレットの心の成長の帰結として
これ以上なく、美しく終結していたと思います。
想いというのは1人では完結しないのです。
相手があっての想いなんです。
京アニの情念が感じられる珠玉の完結編
あの悲しく痛ましい放火事件が起こってから1年余、待ちに待ったヴァイオレット・エヴァーガーデンの完結編がついに上映されることになりました。この間コロナ禍によりスケジュールが延びてさらに上映が延期されましたが、時間を掛けて完成されたこの作品は、まさに京アニの力が結集された情念のこもった作品になったと思います。
物語はヴァイオレットの時代からずっと後の時代、第三者の家族から始まります。祖母の葬式に集まった両親と娘、仕事を優先する父母にわだかまりのある娘デイジーは祖母アンが残した手紙から、それを代筆したヴァイオレットの存在を知ります。そして彼女の足跡を追っていくと…。
のっけから感動するのはその映像美。京アニの真骨頂と言うべき状況描写の細かさです。父親が背広のボタンを外すちょっとした所作にさえ細かな神経が使われています。部屋に入る自然光の描写も計算され尽くしていて、まるで市川崑の映像を観るかのよう。一つ一つの場面の隅々に行き届いた神経が観客の心をぐいぐいと引き込んでいくのです。3Dアニメには無い人の手で書かれた暖かみのある人間の所作の描写は本当に素晴らしいと思います。
そして興味深いのがその演出。人物を中央に配置せず、わざと右側や左側に寄せて空間を見せることによって、登場人物の心を描く様は見事としか言い様がありません。
メインストーリーは…これはネタバレになってしまうので言えませんが、ただただ感動の一言に尽きます。年甲斐も無く劇場で泣いてしまうとは…。ご覧になる方はハンカチをお持ち下さい。
美しい映像と音楽、そして計算され尽くした細かな演出と時間を掛けて推敲したシナリオは、まさに珠玉の名作と言って良いでしょう。ここに京都アニメーションのアニメに対する情念を見た思いがしました。
私的に今年1番の傑作だと思います。ジャパニメーション史に残る名作、お見逃しないように!
もう 何て言えばいいのやら… スゴすぎるよ
製作者たちに永遠に尊敬します。
お涙頂戴にことごとく…そして泣き疲れ
真っ正面をついた、お涙頂戴感動アニメ、ずっと見ている人なら誰でもいっぱい泣かされる、と涙をずっとこらえながら思っていました。おかげでかなりの疲弊…
本筋は─、そりゃズルい!と思いつつも、しっかりと物語を締めくくろうとしている気合いみたいなものも感じて、やっぱそうなるよねー、と妙なカタルシスも手伝ってか抑えきれない涙がボロボロ・・・。
本筋に絡める話もまた絶妙で、巧妙な差し込まれ方─。それがことごとく泣かそうという感じで、あまりにどんよりとしていて哀しい気持ちばかりになる。いい加減にしてくれ!と何度か思ったりしたけれど、結局泣き疲れ、まぁスッキリと見終えることができたから良かったけれど─それも狙いなのでしょう、きっと。
光を表現したぼやぼやした表現は、個人的には嫌いなので、絵にはそれほど満足できなかったけれど、物語が良かったので多少の不満はやり過ごせました。
かなり焦らされ、ムムム・・・となりつつも、だからこそ面白いんだろうなと思ったりして、相当に楽しめたアニメーションでした。
ヴァイオレット ・エヴァーガーデン
手紙なら素直になれる
この作品に会えて良かった
拙く読み辛い文章だと思います、すみませんm(_ _)m
私はアニメシリーズと外伝を経て今回の劇場版を見ました。全体を通して、様々な人と出会い、心に触れることで成長していくヴァイオレットの姿に心を動かされる作品です。
この劇場版では、アニメシリーズの完結編としての位置付けがなされており、劇中を通じて登場人物の心の動きが繊細に描かれています。特にラストのシーンは気持ちが昂り、自然と涙が溢れるほどのものでした、、 この作品を好きになって本当に良かったと思えるものでした。
思いを言葉にすることの大切さに改めて気付かせてくれたこの作品と、この作品の制作に携わった全ての方々に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
綺麗に終わりました。
描き切ってくれてありがとう
午前中の舞台挨拶中継付きにて。素直に3回くらい泣いた。このシリーズは主人公と舞台についての設定(元軍人で自動手記人形、ヴァイオレットとギルベルトの関係)がそれだけで勝利を収めてる程に強いので、監督が感極まりながら語っていたとおり奇を衒った演出をしないで丁寧な直球勝負なのがとても良い。自分が一番大きなストーリーを背負っている状態なのに様々な人物のサブストーリーに関わって、それで経験値を上げて色々な事が「少しはわかる」ようになったところで、満を辞して自分のために手紙を書く。それぞれが抱えた傷や葛藤や衝動を丁寧に描けば、ストーリー的な意外性なんて不要であり、最後も綺麗に風呂敷を畳んでくれて良かった。何はともあれ、ありがとう、です。
ディートフリートの株爆上げ劇場版
月がきれいですね(T_T)
完璧のひとこと。
アニメ版は観なくても十分楽しめます。が、各キャラクターの背景がわかるので、やっぱり観るべき。アニメをみていれは、単にヴァイオレットが、「気持ちが少しわかる」も言われるだけで、感情があるだけで、ちょっと感動できる。
この作品は、アニメですが大人のための物語。
子供にはわかるまい(笑)
男性はもちろん、女性も(むしろ女性の方が)好きそう。
ストーリーは完璧。
えっ?こんなストーリーだったの?まさか、、、と。
音楽も映像も完璧。とても綺麗で音楽も良い。サントラ欲しい。
演出ももちろん完璧。時間かかるのも納得。
「思いやり」があってみんないい人。
あの大佐でさえ。
子供の話は嗚咽レベル。
普段温厚で優しい事なかれ主義のような昼行灯の社長が感情を爆発するシーンも号泣。
というか、放火とコロナでなかなか公開できなかったこの映画が公開されるだけでも感動。「ヴァイオレットエヴァーガーデン」という文字だけで涙が出そう。
唯一、ダメだしするなら、終わってしまうことかな、、、続きは無理でも、また何とかやってもらえないだろうか。
親愛なる、製作スタッフおよびキャストの皆様
親愛なる、製作スタッフおよびキャストの皆様。お元気ですか?
こちらは感想レビューという形ですが、どういった形で今作の感想を語れば良いのかを非常に迷ってしまい、せっかくなのでこのヴァイオレット・エヴァーガーデンの製作スタッフおよびキャストの皆様に充てた御手紙のような形式で感想を書かせていただきます。
さて、当初の公開日から約8ヶ月が経ち、本日遂に無事公開することが出来ましたね。
製作の最中、そして公開までいろいろと、本当にいろいろとあったと思います。
正直、自分も長く感じました。
そんな本作の率直な感想ですが、
"絶賛"や"感動"を表現する数多の言葉全てがチープに感じてしまう程、心が満たされました!
簡単な言葉ですが、8ヶ月間長く待って本当に良かったです!
まず、アニメーションの作画の美しさは本当に素晴らしいです!
特に、水の描写はシリーズで随一に感じます。
ヴァイオレットの後ろに映し出される海の光景や透明感溢れる噴水の水、寒々しい雨等、どれをとっても本当に美しいです。また、映画終盤のあの黄昏時の光が注ぐ海辺の情景は祝福を意味するかのような美しさで本当にうっとりしました。
何故こんなにも透明感のある美しい「水」が描けるのでしょうか?
本当に素敵でした。
背景美術も負けてないと思います。
非常に繊細で写実な街並みや島の情景は何度も実写のように感じてしまって、本当に脱帽です。
亡くなられた美術監督の渡邉さん、そしてそれを見事に引き継いだ美術スタッフ一同に拍手を贈りたいです。
また、登場人物の表情等にも感動しました。
特に、本作ではギルベルト少佐の行方や関係性が真っ正面から描かれているため、今までは比較的表情に乏しい事が多かったヴァイオレットが今までに無いくらい感情が爆発しており、悲しみの表情一つ一つを見ても涙に誘われます。
今までのヴァイオレット・エヴァーガーデンでは手紙を通じて「思いをどう伝えるか」という事にテーマをあてていましたが、今作では時が経ち、電話が普及する時代になったことで、手紙以外の形で思いを伝える場面も多かったです。
なので、テレビアニメ以上に「思いを伝える」という大切さが滲み出ている気がします。
ヴァイオレットは劇中で、「本当の気持ちは、伝えなければ解らない場合が多い」と言っていましたが、改めて人が相手に直接伝える事って簡単なようで凄く難しいですよね。
劇中に出てくるヴァイオレットもギルベルト少佐も、病気の子供のユリスも、本作だけてなく今までのシリーズで依頼したキャラ達も含めて、いざ思いを伝えたち人に直接面と向かって話すと反発してしまったり、何を伝えていいか解らなかったりしてしまいます。
しかし、それは本作のキャラだけじゃなくて僕らも同じです。
そう考えると「人って何でこんなにも不器用なんだろう」と心から感じてしまい非常に歯痒い気持ちになりますが、だからこそ人は手紙を書き、電話越しに話し、今ではSNSでやり取りをするのだと改めて再確認出来ました。
ですが、手紙や電話だけてなくやはり直接伝えるというのも非常に大切で、それもきちんと本作で描かれていたことにも非常に感銘を受けます。
時代が変わっても、伝える手段が変わっても、変わらないものがあるとするなら「思いを伝える大切さ」である事が映画を観て伝わってきました。
また、「思いを受け継ぐ」というのも本作のテーマになっているのも新鮮です。
冒頭ではヴァイオレットの時代から数十年が過ぎた現代になり、テレビアニメ10話で描かれたアンの孫が出て来て、アンの母に宛てられた手紙を見付ける場面、ユリスの代筆を引き受けたヴァイオレットの仕事を後半でアイリスが引き継いだりする等、残されたものから引き継ぐ姿は例の事件を乗り越えた製作スタッフの姿にも重なるところがありました。
あの事件の話を持ち出してしまい大変申し訳ないのですが、どうしてもそのテーマにそういった部分を重ねてしまいました。
でもだからこそ言いたいです。
遺されたもの、思い、しっかりと受け継いでいたと思います。
そして映画が終わり、TRUEが歌う主題歌が流れるエンドクレジットを観たときは言葉にならない、何とも言えない、少し寂しくも暖かい気持ちになりました。
製作されたスタッフ、キャストの方々、本当にお疲れ様でした。
素晴らしかったテレビアニメは、本作で見事に完結編として纏めきれていたと思います。
たくさんの苦難を乗り越えた本作は、僕を含めた多くの観客の心に届きました。
だからこそ、ベタですが最後にこの言葉を贈ります。
ありがとう、
あいしてる。
伝えることの大切さ
待ちに待った劇場版。こうして、大スクリーンで再会できただけでも満足なのですが、期待を上回る完成度にさらに大満足です。京都アニメーションのみなさまに心から感謝申し上げます。テレビシリーズから2年、外伝公開から1年、久しぶりのヴァイオレット・エヴァーガーデンですが、そのブランクを感じさせることなく、開幕と同時にやさしく作品世界に誘ってくれました。
観る者をあたたかく包み込むような、京アニらしい美しくてやわらかい絵づくりは、本作でも大きな魅力を放っています。風景においては、緻密に描きこまれた背景に、差す光や吹く風まで実際に感じられそうなほど描かれ、外国の街並みなのにどこか懐かしさや安らぎを覚えるほどです。また、人物においては、瞳の輝き、指先の微細な動きまで丁寧に描写し、その心情を察するのに言葉も表情も必要ないほどでした。そこへ、石川由依さん、浪川大輔さんら実力派声優陣が命を吹き込み、その世界はさらにいきいきと色づきます。絵と演技が一体となって作り出す作品世界に、このままずっと浸り続けていたいと思うほどでした。
そして、本作において何より圧巻だったのは、そのストーリー。電話の発明により手紙の需要が下がり、ドールがその存在意義を失いかけた時代に、一人の少女が見つけた手紙をきっかけに、ドールが活躍していた時代へと話を移します。この冒頭の展開が、作品世界と登場人物の過去や関係性を理解させる役割を担っており、初見の方にもやさしい入りとなっています。そしてこれが、物語全体を貫く伏線にもなっているのがすばらしかったです。
その後、病床のユリスがヴァイオレットに手紙を依頼し、これがその後の展開の中心に据えられます。そこに、ヴァイオレットはもちろん、ギルベルト、ディートフリート、ホッジンズ等の主要人物を巧みに絡め、テレビシリーズの内容を踏まえて、それぞれの秘めた思いを丁寧に描いていきます。もう、あふれる涙をこらえきれませんでした。
さらに、電話の普及による手紙の衰退という、現代にも通じる社会変化を背景として加え、そのどちらの手段にもよさがあることを描きます。これだけの内容を盛り込みつつ、無理なく無駄なく淀みなく展開する脚本は、本当に秀逸です。いったいどれほどの時間をかけて練り上げたのでしょう。まさにヴァイオレット完結編として、非の打ちどころのない完成度です。
以前、外伝のレビューで「手紙には手紙だけがもつあたたかさがある」というようなことを書きました。その思いは変わりませんが、本作を観て、もっともっと大切なことに気づかされました。それは、形はどうあれ、想いを相手に伝えることの大切さです。どんなに美しく大切な想いも、言わなければ、書かなければ、表さなければ、届きません。逆にいえば、届けられるのなら方法はなんでもいいのです。本当に大切な想いと、それを伝えたい人がいるというだけで、実は幸せなのかもしれません。
ヴァイオレットのおかげで、「あいしてる」の意味と伝えたい相手が、今までより少し広がったような気がします。そして、本作は、アニメーションという形で、京アニのみなさんから観客へ贈られた「あいしてる」のメッセージだったような気がします。すばらしい作品を届けてくださり本当にありがとうございます。京アニのみなさん、あいしてる!
素晴らしいに尽きる!
ライブビューイングでの舞台挨拶付きの上映で鑑賞させていただきました。私は正直、戦争や病気などのシーンが含まれた作品はあまり好きじゃありませんが、この作品ではそのようなシーンがあっても全く嫌な思いにはなりませんでした。また、映像はもちろんですが一つ一つのセリフや効果音や音楽まで、とても素晴らしかったと思いました。特に私は雨のシーンには驚かされました。雨にも様々な表情があるんだなぁと思いました。音響監督の鶴岡陽太さんはさすがであると感じました。京都アニメーション作品がいかに凄いと言うことが改めて感じることができました。違う作品になりますが響けユーフォニアムの3期やその他の作品の続編を楽しみにしているので応援してます!
全333件中、281~300件目を表示





