「けっこう良かった」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン みかんのスコールさんの映画レビュー(感想・評価)
けっこう良かった
けっこうみんなが尺を伸ばしてることに指摘してるけど、あのくらいの映画基準のグダグダでも個人的に全然気にならなかったしむしろあの尺伸ばしは高評価。
個人的に???って思ったところは最後のヴァイオレットエヴァーガーデンがギルベルトの掛け声に明らかに300m以上離れてるだろってところの海の上で気づくところ。好意的に解釈すればそんなに離れてても声が聞こえるくらいヴァイオレットエヴァーガーデンはギルベルトをあいしてたゆえに再開できなかったことへの心残りがある。悪く言えば無理があるぞ!
あとは最後の「あいしてる」の解釈だと思う。恋愛的なあいしてるなのか家族愛に似たあいしてるなのか。好みがわかれると思うけど、自分は恋愛対象ではないことを願ってる。
冒頭のファンサービスは涙を枯らせに来てたし、カトレアの電話のくだりは予想通りで笑ってしまった。手紙を依頼した少年の家族に優しさを見せられず感謝を伝えきれず素直になれない様子はガンガン伝わってきてすごくいい。終盤の少年の最期を看取れず約束を果たせない、しかもギルベルトにも会えない状況になってしまったヴァイオレットちゃんのくやしさや無念さ悲しさ葛藤が感じ取れて涙が出た。冒頭のSincerelyからの最後のあいしてる で心からあいしてるになってるのは凝ってる。
個人的に好きな言葉はディートフリートの「だが、今のお前には麻袋に詰めてヴァイオレット前に放り投げてやりたい気分だ」(間違ってるかも)
これは、もう、あれよ、、、、(語彙力崩壊)最高。
ヴァイオレットエヴァーガーデンはアニメ史に残る名作になるのは確実
コメントする