「岡田くんはやっぱりすごい」ザ・ファブル まつさんの映画レビュー(感想・評価)
岡田くんはやっぱりすごい
漫画原作の映画は極力観ないようにしてきたんですが、今回は割と原作ファンの間でも高評価だったから観てしまった。
るろ剣の例もあるし。
結果、概ね良かったです。
岡田くんのアクションが本当に良かった。
滑らかで無駄が無い銃捌きや体捌き。
キャスト知った時はうーんと思ったけど、さすが岡田くん、めっちゃ佐藤くんでした。
ギャグも良かったし、柳楽君のキャラもあれはあれで良かった。
ただ何点か、アホか!と突っ込みたくなるシーンがあったのが残念。
まずハコに潜入するシーン、何で電気付けっぱなしの部屋にペンライト付けて入るのか。
漫画では真っ暗な中にペンライトだけで入ってあの暗さの中でもわかっちゃう凄さというのが表現されているのに。
電気付いてたらペンライトいらんよ。
あと対福士蒼汰戦、原作では相手にならないどころか殆ど無視状態で、あそこで佐藤くんの高すぎるスペックや次元の違い、天才暗殺者たる所以がわかるのに、手間取りすぎ。
排莢しない銃で連射してるし。
佐藤くんは壁越しでもノールックでも的確にヒットさせるのにあんなに当たらないのはおかしい。
あと砂川。
あんなに兵隊出して謀反て言ってて、小島をハネただけでチャラになるの?
てか、ファブルの存在ってもっとヤバくて重いもんじゃなかったっけ?
ファブルって存在がどれだけ伝説的かも、手作り銃の不利さも、ここで見せて欲しいんだってとこがやけにあっさり流された感が否めない。
あと、冒頭で急所を佐藤視点で的にする表現があったけど、他の戦闘シーンでもやって欲しかった。
あと、カウントも出して欲しかった。
佐藤くんは常に6秒で仕留めるんだから。
ここ強調するとこだと思うんだけど。
不満はこんなとこでした。
でも大筋は漫画の良さも出てて、特に海老原が小島と行くつもりだった店に1人で行って、そこに小島が座るはずだった誰も座ってないカウンターのジョッキに乾杯するシーンはすごく良かった。
そして何より、岡田くんのアクションは不満を差し引いてもお釣りが来るくらいめちゃくちゃ良かった!
漫画ファンにもオススメしたいです。
一見の価値ありです。