「ファイティングシーンは迫力満点でしたが...」クリード 炎の宿敵 ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
ファイティングシーンは迫力満点でしたが...
「クリード チャンプを継ぐ男」の続編。イワン・ドラコとの闘いで敗れたアポロ・クリードの息子アドニスが主人公。父の盟友ロッキーのセコンドを得てヘビー級のチャンピオンまで上り詰めるが、イワン・ドラコの息子ヴィクターが因縁の対決を仕掛けて来るお話。やはり「ロッキー」の系譜を引く作品だけにボクシングの試合の場面はやはり圧巻。しかし正直なところ、何か勧善懲悪のような、そして予定調和のような結末には違和感を感じたのも事実。前作を観ていないので、ドラコが(当然のように)悪役になってしまうのか腑に落ちませんでした。彼ら父子がアドニス達にタイトル戦を申入れる時のやり方はとても紳士的とは言えませんが、彼らとて場末の試合を勝ち抜いて世界戦まで這い上がって来た訳で、辛苦を舐めたのは同じかと... と言う訳で、判官贔屓ではありませんが、ドラコ達がトレーニングを再開しているラストシーンの方が、個人的にはとてもしっくり来たように感じました。(ロッキーファンの方々には済みませんが...)
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