「闘う理由」クリード 炎の宿敵 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
闘う理由
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父から受け継いだ歴史と強さの
ぶつかり合い。
よりハングリーな精神や
闘う目的を自分におとしこんで
迷いがない方が勝つ。
一戦目では
闘う意味を昇華できなかった
アドニアスは負傷。
二戦目では
十分に準備し勝利する。
見所は、
アウェイでのロシアでの
戦い。
入場では彼の前で唄う
妻のビアンカの声で
敵陣の空気を切り裂くのが
気持ちいいです。
勝利のパンチが
炸裂するころには、
伝説のミュージックで
興奮が最高潮に。
本作では、
勧善懲悪のストーリーではなくて、
敗者のドラゴ親子に
心情がいくシーンが多かったです。
冷酷無情な国や妻の仕打ち、
環境での
父子の絆が
冷淡な敵というイメージに
つながらない。
だから、
アドニアスの
勝利のカタルシスが
少し弱いと感じたのが
贅沢でしょうか。
お互いの事情をオープンにした
勝負で、どちらかに
肩入れしにくいスタンスが
残念。
どっちも頑張れでは、
普通のスポーツ観戦になって
しまうのが
なぜか物足りない気が
してしまいました。
次回作がドラゴなのかな。
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