「ロシアの人達が皆んな傲岸不遜で狭量だという誤った印象を与えてしまう」クリード 炎の宿敵 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
ロシアの人達が皆んな傲岸不遜で狭量だという誤った印象を与えてしまう
未熟な若者の成長とその若者を見守る大人の『終わりかけた人生の再生』を果たす物語としては良く出来た作品だと思います。
ジルベスタースタローンの政治信条などは全く知りませんが、ロシア社会やロシアの人達の狭量さを殊更に強調し過ぎだと思います。
一般的なスポーツの世界では、あれだけの死闘を繰り広げたロッキーとドラゴは、その後固い絆と友情で結ばれて、アポロの遺恨を乗り越えるはず。なので、国同士がギクシャクしている中で、米露友好の象徴となるような試合をクリミア(ロシアと欧米が対立する国際問題の地)あたりで行う、などの展開があっても良いと思うのだが、そんな映画だと誰も相手にしてくれないのだろうか。
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