「惜しい」クリード 炎の宿敵 あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい
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ビアンカとの結婚や娘の誕生などを経てアドニスが成長する王道ストーリー。流石の安定感。
ただ、宿命の敵であるヴィクターの内面の描き方が大味で残念。単なる勧善懲悪にはせずヴィクターにもヴィクターの物語を入れようとした意欲こそ感じるが、母親が帰った瞬間メンタル負けするなんて、ビアンカや母親が見守るアドニスとの対比としてあまりに安直だ。それに、あの結末じゃあ途中で罵られた通り只のファザコンです。
結局、“最後は正義が勝つ”的なアメリカらしい傲慢さの印象が強くなってしまった。
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