「What will you really fighting for? 今回もアツかった!」クリード 炎の宿敵 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
What will you really fighting for? 今回もアツかった!
誰もが知ってる「ロッキー」の続編、「クリード」の第2昨目です。いっやー、今回もアツかった!話のストーリーは王道過ぎるぐらいなのですが、それでも「ロッキー」である事から1ミリもブレずに1級の胸アツ作品に仕上がってます。ホント好きだわ、このシリーズ。
本作では今までよりもっと「家族」にフォーカスしてある印象でした。アドニスが父親になる事、ドラゴ親子、ロッキーの親子と家族ドラマが中心に来ています。元々ロッキーはボクシングを通しつつもドラマの面が強かったですしね。ドラマパートがしっかりしてるからボクシングの試合も盛り上がるもんです。
しかし、試合の場面はホントに痛そうでした。アドニスが肋骨を打たれた時には観ているこっちも「ヒャッ」っていう変な声が出てしまいました(周りで観てた方ごめんなさい!)。後、トレーニングシーンでのアドニスの走ってるフォームがカッコいい事!マイケル・B・ジョーダンしっかり体作ってきてるなぁ。素晴らしい!
またスタローンの円熟っぷりがいいんですよね。ロッキーの言葉一つ一つに重みがあります。スタローンはアクション俳優でヒットしてから低迷してた時期もありましたが、ここに来ていい歳の取り方してるなぁっと思います。元々ロッキーの脚本でアカデミー賞取ってるだけあって、ドラマ作りは上手いですよね。最終戦でアドニスが勝利した後に、今までだったらリング上での喜びがメインだったのが本作ではリングを見つめるロッキーの背中で、世代交代が嬉しくもあり、寂しくもありといった感じで何気に印象深いシーンでした。
ロッキーの面白かった要素を見事に引き継いでいるクリード。ベタな展開でも見終わった後はスッキリと明日も頑張ろうって気持ちになれる良作でした。