劇場公開日 2019年4月19日

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愛がなんだのレビュー・感想・評価

全349件中、21~40件目を表示

4.0誰の中にもある歪んだ愛の形のデフォルメ

2024年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

「愛なのに」を観た後、そういえば「愛がなんだ」を観ていなかったと思い、今泉脚本作品を2本立てで観た。原作未読。

正直、前半はイライラして途中で観るのをやめようかと思った。しかし、岸井ゆきのが脱力感たっぷりなのに不思議と引きつける演技をするものだから、ダラダラ見続けているうちに、中盤から俄然見入ってしまった。

テルコ(岸井ゆきの)の守(成田凌)への一方通行の恋愛感情は、自分の生活を犠牲にしてまでも尽くすという究極の都合のいい女ぶり。一方の守からすれば、呼べばいつでも来る便利な女。それで自分の気が済んだら用はない、頼みもしない余計なことをして欲しくないという究極のダメ男(しかも本人に悪気なし)。
同じ構図が男女逆転して仲原(若葉竜也)と葉子(深川麻衣)の間にも。

アラサーでなにやっているんだ!と、テルコを筆頭に、このどうしようもない4人全員にイライラしていたが、すみれ(江口のりこ)が登場し、守もすみれに対して一方通行の恋愛感情を抱いていることがわかってから、考えさせられる展開に。

仲原が葉子ともう会わないとテルコに告白する重要な場面。自分を見てくれないことがわかっていても、好きすぎる故にどんな形でも側にいたいという気持ちでいたが、それが苦しかったと。そりゃ苦しいですよ。ダイレクトに「あんたじゃない」という気持ちが伝わるんだから。しかし、こういう気持ち、誰しも少なからず抱いたことがあるんじゃないか(超モテ男、モテ女の方を除いて)。この場面で、ああ、なんかちょっとわかるなあ、という気持ちになってしまった。

そうすると不思議なもので、ちょっとヤバいテルコも言動もなんかわかるなあ、という気に。守のすみれへの気持ちもなんかわかるなあ、という気に。
逆に、相手の好意に甘える守や葉子と似たようなことを少なからず自分もしたことがないか?と胸に手を当ててみたり。

詰まるところ、これは1人の女性の執着愛を描いた物語ではなく、若かりし頃、誰しもが少なからず抱いたことがあるような感情や、やってしまいそうな行動を、強烈にデフォルメして濃縮して登場人物達に演じさせているんじゃないか、という解釈に自分は至った。

テルコの「愛がなんだよ!」という心の叫びは、「愛でも執着でも何でも好きに呼べばいい。どんなことをしたって私は守を見ていたい、何なら守になりたい!ただそれだけだ。」という彼女の宣言であり、吹っ切れた瞬間。そこまで宣言するならとことんやってみなよ、と応援しそうになった(いや、応援はせんけど。幸せにはなれないから)。

しかし、守の気を引くために好きでもない男を見つめ、それを見つめる守を横でチラ見するすみれの構図は秀逸。
そしてラストカットは、下手すると狂気(サイコ)に見えそうな場面だが、それをほんわかした印象にしてしまう岸井ゆきのと今泉監督って・・・一体・・・。

考えさせられるけれど、後味のさっぱりした不思議な映画だった。

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TS

3.5『街の上で』がハマったのでコチラも鑑賞。 アラサー女性の片思い恋愛...

2024年5月2日
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鑑賞方法:VOD

『街の上で』がハマったのでコチラも鑑賞。
アラサー女性の片思い恋愛ドラマと、そこからの脱却の物語。主要登場人物達の嫌な部分もちゃんと描く、直木賞作家・角田光代の同名恋愛小説を今泉力哉が映画化。

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ナイン・わんわん

3.5妙に描写はリアルなんだけど怖い

2024年4月28日
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鑑賞方法:その他、VOD

最初は可哀想、健気と感じる主人公が
どんどん狂気的で怖いと感じるラスト。
岸井ゆきのさんの演技が上手すぎて驚く。

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しいな

2.5タイトルなし(ネタバレ)

2024年4月26日
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ひ

4.0まるで以前の自分のよう…

2024年4月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

とても面白かったです。
よくある恋愛映画とはまた違ったリアルさで。
そしていろいろと刺さったり、中原がどこか昔の自分を見てるようで、いろいろ考えさせられたり。

自分は以前、とある女性に2年片想いをした。
こっちから誘って、たまーに軽く遊んだりはした。
でも向こうからは、都合が良い時くらいしか連絡は来ず。時には便利屋になったり。しかしきっと向こうは、なんとも思ってないなと。
本当に苦しかった。

中原と違い、自分は最終的に気持ちは伝えたけど、いろいろあって前には進まず。
(揺れてはくれた)
そして最後になってわかったことは、向こうは本当になんとも思っていなかった。

こういうことで、中原がどこか以前の自分と重なった。
一緒に寝たりなんかできてないけど…笑
しかも字は違えど、下の名前が同じでした。
彼女の存在、今でもちょいちょい思い出してしまいます。
もし連絡が来たりすれば、どこか嬉しいような気持ちが出てしまうんだろうなあ。付き合うことがないのがわかっていても。

中原の言った
「幸せになりたいっすね」
は、本当に刺さりました。

苦しい恋をしてるみんな、幸せになればいいのにな。

いろいろ考えさせられた映画でした。

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きよ

4.0「恋愛哲学映画」

2024年4月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

知的

🎦恋は光に代表される「恋愛哲学映画」と僕が命名した映画群のひとつと言って良い。愛する事、愛されることに不器用なひとりの女子が自らの姿勢の欠点に気付きながらもその姿勢を崩さず貫き通し様を描く事で、愛の本質を描き切った作品。🎦インターステラーも僕にしてみたらこの「恋愛哲学映画」に過ぎぬのだが、ノーランの愛の概念の背景には恩寵が横たわっている。それ故に物理学的概念の延長上に据える点においては、クブリックと何ら変わりはない。が、しかしそれではやはり人間主体の愛を語るにはちと本質が見誤れる危険がある。📖源氏物語に見られるように、徹底した地上愛における無常観ともののあわれの概念で描いた「愛」の本質には神も関与する隙が無いほど生々しくリアルで鮮明である。この作品はそんな何気ない日常に名の知られる事の無い市井の人の織り成すリアルに見ごとにフォーカスされた作品と言える。

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mark108hello

2.0主人公も彼氏も仲良くなれない人種だな

2024年4月18日
PCから投稿

好きな彼ができると流されて、自分の事を含め 他の事を全て疎かにしてしまう主人公。
一途とか、尽くすでも、愛とも違う、これはもう一種の「依存」。
一方その彼は主人公を自分の都合で主人公を振り回している自己愛男。
作中のセリフを借りると「自分系」。
自分の事が大事で、相手の気持ちを考えないタイプ。

結婚願望の強い女性で主人公のタイプは、割といる気がする。
結婚でリセット予定。だから仕事は腰かけ、気に入らないとすぐ辞めて
花嫁修業という名の引き籠り。結婚すると朝遅く起きる癖に旦那の不満ばかり。
そんな情景が目に浮かぶ。
ラストをやんわりまとめてあるが、こんな人達とは関わりたくない。

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ビン棒

4.0本当の望みの理由に「愛」を使う

2024年4月14日
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鑑賞方法:VOD

もちろん全ての男性、全ての女性がというわけではないが、男性と女性の心理傾向を探ることは出来る。

例えば「白馬に乗った王子様が迎えに来てくれる」という言葉は女性が発するものであるが、今の自分の現状を劇的に変えてくれる出来事を望んでいるといえる。
これが男性の場合だと「突然目の前に良い人が現れて自分と一緒になってくれる」にでもなるだろうか。もし良い人が現れたとしても自分の現状は、その人が現れた以外に変化がないのだ。
つまり、男性は今を維持したままさらなるものを求めるのに対して、女性は全く違う状況、違う自分になりたいと願うということだ。

もう一度書くが、もちろん全ての人が当てはまるわけではない。本作でも葉子やすみれはこれに該当しないだろう。

しかし、ドンピシャこれにハマりこんで、こじらせているのが主人公テルコだ。
自分の劇的な変化の究極形が「マモルになりたい」なのである。
テルコの望むものに自分が入ってないと指摘されるのだが、入っていないようで実は究極のところで入っているのだ。

一見「愛」について語り合う物語のようでありながら、「愛」は本当の望みに対する「言い訳」でしかない。
言い訳が都合よく機能するようにそれぞれ登場人物が「愛」について語り行動するわけだから、どこかチグハグでそれぞれ自分勝手に見えてしまうところが面白い。

そもそも「愛」の解釈などは人それぞれなわけである。
にもかかわらず実際は「愛」についてなど語っていないわけだから、行き詰まり辻褄が合わなくなれば「愛がなんだ」となるのも頷ける。

テルコ、マモル、葉子、ナカハラ、すみれ、主要な登場人物たちは誰かと誰かがどこかで半分似ていて、似ていることと恋愛感情の矢印がバラバラなことから関係性の複雑さを生み面白い。
矢印が、よくある恋愛もののように三角や四角にならないのも興味深い。矢印は常に一つの方向にしか向かないのだ。

いびつで極端な恋愛ものといえるかもしれないが「大人の恋愛の始まり方」から始まる物語は、大人ならではの面倒臭さをはらんで単なる人間関係構築の話と、「愛」を言い訳にした変身願望についてだったようにも思える。

キャストも良く、今泉力哉監督作は「街の上で」から二本目だが、本作も中々良かった。

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つとみ

3.04回ぐらい見てる。内容はあんまりやけど成田凌がね

2024年3月27日
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4回ぐらい見てる。内容はあんまりやけど成田凌がね

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⭐︎

3.53.5

2024年3月3日
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鑑賞方法:VOD

普通はこうだ、みんなそうしている‥
そんな息苦しい世の中に、
縛られなくてもいいんじゃない?と
救いをくれるような今泉監督の描き方が好きです。
今泉監督のちひろさんも良かったです。

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さあああん

3.0都合の良い女⁉️

2024年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

2.5クズなのはヒロインの方でした

2024年1月20日
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鑑賞方法:VOD

ジャケと予告から『クズ男にボロボロに振り回された後、女としても人として一皮剥ける』みたいな展開を予想して勝手に高まっていましたが、
それを実現していたのは若葉竜也が演じる脇役の中原くんだけでした。

総じてこの中原くんのシーンは全て良かった
オドオドした優しい内気な青年が、恋とも愛とも呼べぬ得体の知れない沼でもがいている様を生々しく感じれた

一方ヒロインのテルコには嫌悪感を抱いた。
自分の弱さと向き合う事から逃げているように見えて
人としての魅力が無いし、応援できない。
途中から"お前はどうでもええわ"と思って見てしまった

ステレオタイプな陽キャの描き方も違和感だったし、あのポジションに江口のりこをキャスティングしてる所もも何か違うなぁって感じがしたし、
ディテールの浅い感じがちょっと無理でした…

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さかもと

4.0恋愛の非対称性と暴力性

2024年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

知的

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裕里ちゃん

4.0嫌いじゃない

2023年10月30日
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笑える

悲しい

岸井さんと成田りょうさん2人とも好きな役者なのでなかなか良かった。

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ピロシキ

4.0共感した

2023年10月14日
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鑑賞方法:VOD

大好きな人の大好きな人になれたらどんなに良いか…
でも結局、みんな自己満の世界なのかなー
共感できたりできなかったり、
泣ける場面もあったり、
面白かった!

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tk

3.5何と言えばいいのか。。。

2023年10月1日
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こういう事ありそうだよねって感じ?

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ダビ

3.0素直になれない恋愛映画!

2023年9月26日
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鑑賞方法:映画館

難しい

何となく歳を重ねていくうちに素直になれない、自分が出てくるんですかねー。ナカハラやテルコの歪んだ恋愛。みんなが幸せになる事って出来ないんですかねー。恋愛映画はハッピーエンドが良いですけどね!

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binn

2.5これはなんだ?

2023年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

現代日本の中では、成田凌はとてもカッコよくて
岸井ゆきのはバツグンに魅力的であると思う。

でも、この映画の中ではそこを平凡な人間であるように
こちらが、置き換えてみなければ話がつながらない変な映画。

この現実社会では、こんな訳がなくて
なに一つリアルが存在しない。
あまりにもリアルでも冷めるが、ここまで現実と乖離してても冷めるんだと
気づかされました。

Netflixに関しては説明文の1つめで
「さえないマモルと出会い、恋に落ちたテルコ」
となっている。んなわけない。
成田凌は、どんな時でもさえている。
何をしてても、バキバキにさえてる。

江口のりこも、さすがにあそこまで魅力なく描かれたら
誰も好きにならない。
あれは、ただのさえないババアだ。
素晴らしい身体性を持つ江口のりこの良いシーンが
登場時に1つでもあればと思う。

と、言ったように脳内で補完しないといけない
めんどくさい行為が必要になり
この1次情報だけでは成立していないと感じる映画。

キャスティングに問題がある。

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Nov

4.5なんか分からんけどすげえ好き

2023年8月5日
iPhoneアプリから投稿

声にもならない「あぁぁ」って声が出る。あったかくて冷たくて、口元が緩んで少し眉間にしわ寄せて、でもやっぱりあったかい、そんな映画だった。

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西田

5.0幸せになりたいっすね

2023年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

やめてくれテルコ。
この映画は俺に効く。
めちゃくちゃ刺さった。
好きな人が自分を好きになってくれることってすごいことなんだよね。
一方通行の矢印が1つでも逆を向いてくれたら幸せになれる人がいるのになぁ。

あと、みんな演技力がやばすぎる。
テルコとマモちゃんの距離感だったり、ナカハラの後輩感だったり。
特にテルコとナカハラがコンビニ前でだべってるシーンが好き。
「諦めることくらい自分で決めさせてくださいよ」って泣きそうになりながら話すナカハラの表情は絶対観てほしい。

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JBはただの映画好き。
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