葬式の名人のレビュー・感想・評価
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川端康成作品をモチーフに
主人公(前田敦子)は一人息子を抱えたシングルマザー、電話で高校の同級生がなくなったとの報せを受ける。
病院に駆けつけると、同級生が集まっており、棺桶に入れて最後に高校を見せよう、ということになる。
川端康成作品をモチーフに作られたそうだが、前田敦子の演技をもう少し見たかった。
思ったような映画ではない
だけどそこがいい。途中からまったく違う映画になる。子供の頃の盆踊りに参加した時のような忘れていた空気感。こういう映画はもっとあっていい。
新味無し。非支持。
正面から相米慎二、大林宣彦、伊丹十三をブレンドした潔さは買うが軸が空洞。
平山秀幸を軸に学校の怪談5にでもすべきだったか。
例の前田敦子な演技もここ数作の作品選びが不発ゆえかキムタク的に飽きられる一歩手前の感。
高良健吾も新味無し。
非支持。
川端康成様の著書を読んで出直します
恥ずかしながら川端康成の作品をきちんと読んだ事が無いので作品の面白さがいまいち掴みきれずに物語が進んでいってしまった。
著書を読んでから観るとあの独特の世界観に入り込めたのに…と悔やんでます。
前田敦子さん、高良健吾さんと大好きな役者さんが出てるのに勿体ない事をした。
夜の校舎を吉田を探して歩く
茨木市出身なので街並みや田んぼが映るたび懐かしさで和んだ。茨木高校は近隣の公立の中では飛び抜けて頭が良い高校で、入学できるだけで「すごいやん」と言われるようなところだから校舎の中が見れるのは不思議な気分。たしかに「イバコー」なんて略称で呼んでた。
内容はありきたりなメロドラマだし、俳優さんの関西弁は違和感だらけだし、途中のファンタジーの演出なんか10年前の撮影かと疑うようなチープさ。
なのに会話はすごく自然で、中盤の夜の校舎を歩く友達たちのノリとテンポは大阪の高校生そのものだ。10年前はこんな会話してたと懐かしくなる。突然のファンタジー展開の中でもその会話の自然さが遺憾なく発揮されていて、ありえないけれど、もし自分が同じ状況に置かれたら、同じようなテンションで同じような反応を返すだろうなぁと考えておかしくなる。最後まで観て良かったと思える映画だった。
映画の楽しさの追求
ピュアなエンタメ作品。心の痛みをえぐるけど爽快な青春映画だ。
ながらく忘れていた心に迫る感動で、はじめはじわじわと涙がにじんで、エンドロールが進んだ頃に号泣していた。たくさん泣いた。
アイコンにもしてるヒッチコックの上映会を企画した大野裕之と榎望、その時のゲストだった樋口尚文が組んだから面白くないはずはない。
けど、予想以上だった。小難しいマニア向けの映画でも出来上がったのかと思ったら、誰もが身に覚えのある卒業後の遅れてきた青春の、心にささるトゲのような痛みを描いたエンタメ作品だった。ピュアな感受性の映画だよ。
遅れてきた青春を求めて、葬列はどこまでも進む。あてもなく。進んで進んで、山に迷い込み、10年前の応援団まで行き着いたとき、ずっと待っていた人に出会う。
もう一度見る。
あっちゃんと高良健吾でなんとかなってる感ある
とにかくチープ
全てがチープ
せっかくのキャストを殺してる
台詞の言い回しもひどい
学芸会みたいになってる。
もっと酷いのがCG。このご時世なのにわざとらしくて幼稚すぎて小学生が作ったんですかねという感じ
昭和期のゴジラの方が優秀
そもそも死人を担いでお祭りのごとく街を練り歩くのもキショイ。それを良しとする坊さまも両親にもドン引き。
いっそのことファンタジーとして取り扱えばいいのに弁護士役の子がなにかと法を語ることで現実に戻される。
お粗末様でした。
一見普通に思えるけれど…
スタートの工場のシーンでの検品作業からは、静かな落ち着いた、人の死を描く作品なのかなと思いました。
しかし、その中でだんだんと日常ではありえないファンタジー感や不思議なことが起こり、とても奇妙な気持ちになりました。
また、ストーリー自体はそこまで複雑ではないと思っておりましたが、見終わった後には何とも言えない気持ちが残りました。
一言では言い表せない、不思議な気持ちでした。これは見ていただかないと分からないかなと思います!
上映中何度も腕時計を見た。 はよ終わらんかなあって。 笑うところも...
上映中何度も腕時計を見た。
はよ終わらんかなあって。
笑うところも泣くところもなし。
昔、ATGでこんな駄作あったなあ。
OBとして恥ずかしい。
不思議な世界観
展開の仕方や演出がとても独特な映画。
最初、透明な空の瓶が大量にベルトコンベアーで流れてくる、という美しく穏やかな映像で始まる。それがこれからのこの映画のストーリーを暗示しているのか、、と思いきや!?...そうではない!
奇想天外かと思いきや平凡、現実的かと思いきやファンタジー、穏やかかと思いきや唐突、なんなら時間の流れもおかしい。どこまでも普通、を裏切ってくる。お、おお...そう来たか、‼︎ って観ながら何度か言いそうになった。
そもそも普通の感性とは、いったい何か...とまで考えさせられる妙な力がある。
ファンタジー的な要素も所々に散りばめられているが、作り手がそれをファンタジーと捉えていないかのような演出が多く、それに惑わされると頭が混乱する。しかもそれをどこまで"狙って"いるのか...?! が、まったく分からない。そこがまた、不思議。
映画を観るとき、人はその先がどうなるのだろう...?と無意識に想定してると思うが、この映画はことごとくその想像をぶった切ってくるのだ。
そもそものストーリーは、急死した青年「ヨシダ」を弔うとてもシンプルなものなのだが、観終わってみるとかなり複雑な心境になる。
泣けないし、笑えない
演出が安っぽくて、コントみたい。演技も映画というより舞台みたいないかにもセリフを喋ってます!みたいな感じが...。腕のくだりは、どうせならおばあさんじゃなくてもっと若くて筋力のある人にしてあげたらいいのに 笑 きっと笑わせようとしてるのかなってとこが多々あるけど、私には笑いのツボが合わず...。よくわからない映画でした。
弔い方講座
高校を卒業して10年後、同級生が交通事故で亡くなり、葬儀の為に集まったシングルマザーの女性と当時の仲間たちの話。
野球部のエースでモテモテだったが右肩を壊したという亡くなった青年や集まった仲間たちに纏わる噂話や思い出話を展開して行く。
しっとりしていたり、淡々としていたり、時には不穏な感じも醸し出しながらも、やっていることは能書きや悪ふざけ満載でシュールなコメディ。
たたみかけるようなテンポじゃないし爆笑を攫うよなネタはないけれど、その空気感から思い出し笑いの様に何もないところで時々クスッと。
ファンタジーとはいうけれど、その要素は終盤取って付けた様なイメージ。
これといって響くものもないし引っかかるものもなく、暇つぶしなら観られなくはないかなという感じ。
ノスタルジーに泣いた
卒業して10年経った同級生たちが、夜中に学校に忍び込んで「同葬会」をする。
ノスタルジーたっぷり。はちゃめちゃな感じもいい。
シングルマザーの子育てのリアルな感じも、途中のファンタジーも、うまく言えないけど根っこは一緒だと思う。
母校にみんなで戻るとか青春時代に戻るとか、大人になってからもう絶対見れない夢を見る感じかな。
すごくはまって、すごく泣いた。
太宰の次は川端康成?
終始、失笑。
意味不明でついていけなかった。
たぶん、、、川端康成ファンか茨木市にゆかりのある人しかついていけないかと。
私にはどちらの知識もないのでびっくりするほど置いていかれる。最後まで。
説明セリフが多かったり、予め決められているセリフの応酬などは、演劇っぽい。演劇だと割り切ればみることもできる。
たまたま同時期に公開されている「人間失格」の方は賛否両論ありましたがエンタメとして楽しめましたが、こちらは全くついていけず。
笑いながら急死した友人を送るということは分かりますけど、悪ふざけしすぎだし。誰も悲しんでいない感じがして不快だった。大阪の悪ノリみたい。
前田敦子は母の顔で良かったけど。
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