「こんな自動運転はイヤだ!」アップグレード kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな自動運転はイヤだ!
近未来、AI技術によって人間の能力も向上させることができ、全身麻痺になった患者さんとか、義手義足など、医療技術の面でも革新的な発達を遂げるのだろう。自動車だって、ほぼ自動運転。ところが思わぬアクシデントによって制御不能となる・・・なぜかこの自動運転の恐怖が最も印象に残る。
かなり多岐に渡ってAIのマイナス面をも訴えてくる作品でもあり、妻殺しの復讐劇という形で進められてるのに、ハッキングや企業の秘密主義(stemだけにステマか?)といった暗黒面が見えてくるのです。
妻が勤めているハイテク企業コボット社と、主人公の客でもあるエロンがボスであるヴェッセル社。この二つの会社が絡んでいると絶妙にミスリードする展開。そこに真犯人を探す気があるのかわからない警察とコルテス刑事が物語を色づけている。が、犯人側との戦いがゾクゾクさせてくれてるのに、なぜか爽快感が沸かない。ステムの暴走と、通信で止めようとするエロンの意図が見えてこなかったからか・・・
まぁ、オチはさっぱり予想できなかったところだし、大好物のグロ映像も楽しめたことだし、満足はできた。ハッカー宅のVR中毒者が意外にも伏線になったことにも驚かされたな~
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