劇場公開日 2019年10月11日

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「【ラストの衝撃がすごすぎる。今だからこそ観るべき映画】」アップグレード 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【ラストの衝撃がすごすぎる。今だからこそ観るべき映画】

2020年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

・久しぶりにあたり映画を鑑賞した気分です。パッケージだけ見ると「え…これ観るの。。。」となりますが、内容は素晴らしい。

[お薦めのポイント]
1.ラストが衝撃的(結構、ラスト予想を当ててきた自負がありましたが、裏切られました)
2.演技力が高い(知らない俳優さんでしたが共感度がものすごく上がる迫真の演技)
3.カメラワークがさらなる世界観を生み出す

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・2018年に製作された映画です。

・近未来の設定。とある夫婦が、突如、正体不明の組織に襲われ妻は殺され、夫(主人公)は命を取り留めますが、全身マヒになってしまう。そんな中、極秘裏にマヒを克服するために人工知能チップ「STEM」を肉体に埋めないか、と提案され受け入れる。すると、驚異的な身体能力が発揮される主人公。その体で、事件の真相に迫るために犯人捜しを行っていくが…というのがあらすじです。

[物語]
・全体的に物語の流れがすんなりと違和感なく入ってきます。さらに、物語が進むにつれて主人公が背負う葛藤も共感度が高まるように根拠がしっかりとした流れになっており、観やすさがあります。

[演出]
・「STEM」というAIチップが体に埋め込まれた主人公が、AIに体の動きをゆだねると、途端に動きが機械的かつ効率的になってアクションが始まるのですが、その際のカメラワークが絶妙にマッチ。演技もさることながら、このカメラワークの効果でより機械的な動きが増して、観ている人を引き込む世界観を作っています。
・街並みや人の服装、古めかしいアパートなど、ITの世界はかなり進んでいる状態なのですが「現在とかけ離れすぎない近未来」が描かれており、受け入れやすいというか、理解しやすい世界になっています。

[演技・配役]
・ローガン・マーシャル=グリーンさんという俳優が主人公。この方の演技が抜群にうまい。「STEM」というAIチップが体に埋め込まれ、AIに体の動きをゆだねることができるようになるのですが、その際の機械的な体の動きがすごい。カメラワークと相まって、本当にそうなっている、と思わせられます。また、どことなく哀愁が漂う風貌も、この物語の主人公としてはばっちりでした。

[音楽]
・全体的にあまり音楽を使わずに「無音」を演出されているように思えます。使ったとしても、控えめな電磁音を中心としたもののみでした。これがまた、現代とかけ離れすぎない近未来な世界を想起させてくれ、共感度が高まります。

[全体]
・2020年現在、これは観て損のない映画だと思います。単なるSFアクション映画ではありません!ポイントは「この事件の原因」です。このタイミングだからこそ、あらゆる方々が共感し、様々な思いをはせることになるかと思います。ありがとうございました。

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3104arata