劇場公開日 2019年10月11日

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「いろんな要素のつまった超優良SFアクション」アップグレード kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いろんな要素のつまった超優良SFアクション

2019年11月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

全身麻痺になってしまった男(グレイ)が、体に埋め込まれたチップの力で体を動かせるようになるだけでなく、そのチップ(ステム)のコントロールで様々な能力を発揮するというSFアクション。
ステムの言葉はグレイにしか聞こえないが、2人?のやり取りは寄生獣やヴェノムのよう。ステムが自身の生存に忠実な考え方を持ち、ヒューマンな考え方を持つグレイとの葛藤が起こるのも例の作品たちに似てて、バディものとして楽しめた。
でも、本作はそれだけにとどまらない。妻と自分を襲った集団を追いつめていくスリルと、格闘技を使わない妙なアクションも楽しめる、かなりお得な掘り出し物だった。
手塚治虫や藤子不二雄Fが描きそうな話でもあり、70〜80年代のSFマンガを読んでいた世代には絶対的にオススメできる映画だと思う。

kenshuchu