ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
全99件中、21~40件目を表示
オモシロさ…わかるけど
アリ.アスター監督
ミッドサマーとメッセージが
基本変わらないと思いました
愛する身近な人を亡くして
喪失感を何をもって
…癒すのか
冒頭のミニチュアハウスが
可愛くて目を引きますが
家の中も離れも素敵
綺麗さの中に不気味さや
汚さを対比させ
音と音楽で恐怖感を
あおいでいる
この監督の特徴は
空からと天井から逆さに映る手法
そして潰れた顔があります
でも作り物感が強いので
さほどリアルに感じない
所々ホッとするところもあるので
怖さはあるけど…後に引きづらない
…最後は
お決まりの宗教じみたstory
でしらけて★を減らしました
一つ疑問なことがあります
裸体の男女が出てきます
何か意味があるのだろうか
…魅力的なつくりに引き込まれる
チャーリー、可哀相。
魔王ペイモン(パイモン)の降臨と存在の自由と
一家の悲哀(否eye:否愛:神の否定)を描いた作品。
非情で凄惨な描写が多く、一見精神を病んだ者の
妄想言動を主としたものかと思わせるが、そうではなく、
単純に悪魔誕生を描いた作品であった。
悪魔誕生という結末が故に、それを知った“後”、
一家が物凄く可哀相な存在となる。
一家がどんなにもがき、あえいでも、結末は決まっているから。
チャーリーも、アニーも、ピーターも、スティーブもみんな可哀相。
“どうして生んだの?”
“生みたくなかったけど、どんなことをしても殺せなかった”
のセリフは本当に可哀相で、悪魔的。
あと、この魔王の他に8体の魔王。
大公、公爵、侯爵、伯爵、騎士、総裁が63体。こわ。
この後の魔王&悪魔降臨、対となる天使降臨、
指輪と使役を含め、妄想が膨らむ膨らむ。
アリ・アスターは天才。
ねっとりしてる
ミッドサマーはカラッとしたホラーだったが、こちらは終始ねっとりしていた。オープニングのカメラワークや、物語の途中でもミニチュア模型のカットが入るところが見せ方として面白かった。お話としては、結論カルトなので、その行動指針というか動機がよくわからなくて(わからないから怖いのだけど)もやっとした。ただ映画そのものはものすごく怖い。お兄ちゃんがとにかくずっとかわいそうだった……
いつもの**オチが…
ネタバレはレビューで見てて、好きな真相じゃなかったので見なくていいかなーと避けてた。改めて見たけどやはり好みではなかった。
海外のホラーには多いけど、悪魔オチは逆に怖さ薄れる…。
息子役の人はほくろが見覚えあるなと思ったらOLDにも出てた。
ジャンプスケアが少なめなのは良かった。娘は雰囲気怖いし、緊張感のあるときに断続的にドンドンドンドンという心拍音みたいな音がとても不快で良かった。イヤホン推奨。ネタバレ見てたからアレだけど、伏線と回収も丁寧。話は父親が一番共感した…。冷静な人はサクッと退場させられるぅ。
真相の悪魔オチに関しては感想は未見の時のまま。終盤はホラーと言うよりギャグみも感じた…。このへん宗教やら信仰やらの価値観の違いなんだろうなあ。正体不明なのが一番怖い。
恐怖体験の詰め合わせ
映像、音楽、演技、文句なしで良かったです。
脚本としては
冒頭、「妹のサイコパス的な異常性」
事故が起こり展開
中盤、「母親のヒステリーや異常性」
霊召喚が起こり展開
後半、「心霊体験」
と恐怖の質を緩やかに変化させていました。
ミニチュアがそれらに連動もしていて、話の作り込みを感じました。監督30歳ソコソコで、凄いです。
かなり焦らしのシーンが多くて緊張しましたが、絶叫系ではなかったです。
そういったホラーを求めている方は肩透かしを受けると思います。
母親が頭を連打しているシーンは良かったですね。特に恐怖を感じました。
少し気になるところとしては、
・息子の人種が違う理由
・母親ではなく父親が燃えた理由
・死体を掘り返したのは母親であって欲しかった(示唆するものがなかった)
ラストは完全に趣味の世界でしたね
母親が浮きながら首を刺しまくるシーンで終わってもアリだったかなと思います
アリアスターの作品人燃えがち
主人公一家のおばあの葬式から物語はスタート
おばあちゃん子だったという娘がなんか不気味、話の端々でおばあちゃんも不穏な感じ、ふむふむ、子供が悪魔系のホラーやな!
と思ったら娘あっさり事故で退場、あれれ?お兄さんのほうも妹の面倒全然みないし、事故起こしてもそのままにして両親にも言わず就寝、こっちもおかしいのか?
自分も娘のことネグレクト気味だったくせに亡くなったら盛大に嘆き悲しむ&ショックを受けている兄を罵倒の母、更にそこに付け入ろうとする胡散臭い霊媒師みたいのまで参戦する…
と、一つ一つの要素は既存のホラーによくあるテーマだけど全部乗せ状態にされると展開もだれなくてちょっと楽しい
しかも黒幕が分かりだしても、実は◯◯はそこまで悪くなかった、ていうどんでん返しじゃなくて、登場人物の欠落や弱さが結局それぞれの末路に繋がってるてのもよかった
まあまあ早めに母親が夢遊病で所謂“信用ならない語り手”なことが判明して、このまま着地するのかとおもったらカルト出てきてとってもアリアスターだったw
でも今でこそカルト=アリアスターが定着したけどよく考えたらすごく変な終わり方なのでは
普通カルト系のホラーて親切そうな村人がじわじわ本性をあらわしてくるような(降霊術のおばさんも親切だったけど最初から怪しさMAXだったからなあ)そう考えればミッドサマーの方がまだ話しの流れはポピュラーなのか
映像面では奥さんが娘のスケッチブックを燃やすように旦那さんを説得するシーン、二人の温度差に思わずクスっとしてしまった、ふざけてる訳じゃないのに変に滑稽なシーンがあるのもアリアスター監督の特徴ですね
この燃やすシーンを筆頭にいろいろ怪奇現象起こるけど、実は不思議なことは何も起こっていなくて、母親が夢遊病中に見ている幻覚で(旦那さんを燃やしたのも兄を引っ張ったりしたのも本人)ラストも極度のストレスに晒された兄が妹だと思い込むようしむけられたて解釈で良いのかなあ?
H.ジェームスのネジの回転みたいにどっちともとれるようにしてあるのか
うん。お母さんが元気だ。
ミッドサマーの監督さんですか。他の皆さんのレビューを観てはじめてわかりました。ミッドサマーがピンと来なかったもので、この作品もいまいち面白さを感じませんでした。
終盤お母さんが完全に別人格になり、天井にひっつくわ、高速頭突きくらわすわで、パワフルに息子を追いかけ回すシーンは見応えありました。
裸の人が沢山でてきたけど、あれ誰?
なんとも間が長い映画
前半1/3は私が嫌いなタイプの映画、何も起こってないのに音楽と効果音、や間だけで怖い雰囲気にして、間を多用するタイプでした。
後半、気持ち悪く気味悪く変わっていきます。
異常者か悪魔か。悪魔を描くにはもっと逆らいがたいどうしようもない恐ろしさがもっと欲しい。
私の中では悪魔を描く映画は未だオーメンがNo.1です。。。
真実に迫るほど増幅する恐怖。
ホラー映画を期待すると痛い目見る作品。
各所に恐怖演出は散りばめられているものの、
1番怖かったのはチャーリーが描いたピーターの
絵だった。生々しく描かれた絵にはそれまでの
伏線も相まって途轍もない邪悪さを含んでいた。
ストーリーは1度見ただけでは理解が難しい。
亡くなる所から始まる王女エレンを筆頭に
その右腕として暗躍するジョーンがアニーを
ペイモンの呪いに全身を引き込み、男の器が
必要だった完全体のペイモンをピーターに宿す。
その際、条件があってエレンの血を継ぐもの、
血筋の首を3つ献上すること、宿主の体が
傷ついていることが揃って完全体になる。
王女エレンがピーターに干渉したがったのは
ペイモンを宿すためで叶わなかったが、
執拗さに仕方なく娘チャーリーを差し出す。
16歳時に死んだ息子チャールズと似た名前は
チャーリーが男であることを信じて、生まれる
前にペイモンを召喚したが、実際は女の子で
未完成の復活となった。しかしエレンは
未完成でもペイモンを愛し可愛がっていた。
しかしエレン亡き後ペイモン完全体の復活を
望む信者がエレン、アニー、チャーリーの首を、生贄にピーターの体に宿した。
かなり難しいカルト映画だが、禍々しさと
真実に迫るにつれ増幅する恐怖が良かった。
怖すぎる
主人公が得体の知れないなにかに追い詰められ、堕ちる話。
展開が予測不能で緊迫感をもって視聴できる。
決して怖がらせのシーンが多い訳では無いが、不快な音楽(良い意味で)と劇中の嫌な空気でじわじわとメンタルを削ってくる。
胸糞悪い映画とホラー映画とグロ要素、全てが好きな人にお勧めです。
妹が事故で死ぬシーンが作中で最も怖く、数日間はふとした時に思い出してしまうくらい強烈だった。
妹を振り返らず、何も見ず、家族に何も言わずに一晩過ごす兄。
ベッドに横になり一睡も出来なかった兄がどんな気持ちだったかを否応なく想像させられる。とても苦しい体験だった。
最終的に、カルト教団により兄は家族を失い、教団の王へと仕立てあげられてしまう。
戴冠の儀式には妹と母の首なし死体、裸体の信者。悪趣味過ぎる。
ラストの猟奇的な現場での笑みは、兄は狂気に堕ち、カルト教団の長として君臨することを示唆している。
この映画のいまひとつな点をあげるとするなら、公式サイトの解説を見なければ気づかない伏線や設定が多いことだ。全部カルトの仕業でしたというラストはあまりに唐突すぎると感じた。
個人的に、今一番怖い映画。
ホラー好き皆に見て欲しいけど、自分は二度と見たくない。
ミッドサマーだったか…
同じ監督とは知らずに観てしまったが、終わりの方がぽいなぁ、と。
そこで妙に納得してしまった。これからも注目しよう。
生前のチャーリーが、失礼なことを言ってしまうがめっちゃ怖かった。
そしてお母さん。この人だからこそなんだけど表情とか怖い怖い。(個人的にナイブズアウトの印象が強い。カメレオン女優といえばこの人かと)
チャーリーが亡くなったところから、お母さんが絶叫するシーンまで。そしてその後事故について語られるのは食事のシーンで初めて。こういう描き方も結構好きである。
かわいそうだったのはお父さんとピーターだな。あ、ピーターは死んでないけど。
最後はなんちゃら王として崇められるピーターだが、それならなぜあんなにひどい仕打ちを受けたのか?
得体の知れないものに追われるとか、そういう恐怖はないが、ゾワっとなるシーンが多かった。そういう意味では良かった。
ピーターが屋根裏で上を見上げたシーンなんてもう…。
ミニチュアハウス(ドールハウス?)からの実際の部屋とか、写し方がきれいだし独特。というのは、ミッドサマーでも思ったこと。
最後の方のあの儀式、必要だったのかなぁ。
あれがミッドサマーと共通しているような気がする。
ミッドサマーではジャックレイナーが全裸にされちゃったけど、今回も最後の方に出てきた。(笑)
儀式に全裸は付き物なのか?
終盤で拍子抜け
あからさまに超常現象が起きそうな雰囲気にも関わらずそういった類のことが起きず、ひたひたと恐怖が迫る描写だけが続く。
いつ悪魔がいつでるのかな~なんて思いつつも、なかなか霊的な類の力が顕れないため、家族の中で異常性を垣間見せる女系の精神疾患の気質が遺伝として「継承」されていくことを指す内容なのかな?と思ったら、結局悪魔に落ち着いちゃうんだな。
血脈の異常性が周囲を狂わしていくストーリーならば、私としてはそちらのほうが怖かったのだが。
もちろん序盤から自殺したリーの兄の話や祖母のカルト性など悪魔を示唆するエピソードはプンプンしていたのですが、「悪魔を信じる人間の精神」が植え付けられていく人間の怖さ、というオチも想像したわけです。
しかしガチで悪魔とわかっていく過程で、なぜかどんどん怖くなくなっていきました。
精神疾患か悪魔つきなのかわからない【エミリー・ローズ】のほうが個人的には精神的にきつかった。
代々、高位の悪魔「ペイモン」が継承された割には信者も少ないし、あまり大したことは成し遂げていなそう。
妹の首がちょんぎれてしまう事故が一番グロくて恐ろしかった。
まあそれら全てが悪魔のなせる業なのであれば…とは思うが、むしろこれからペイモンとカルト信者たちが何を成し遂げていきたいのかが、気になる。
うーわ。最悪(最高)
この話どこにいっちゃうの?が全然わからんまま、とんでもないとこ連れてこられる。
なんも情報なしで観てよかったし、そうした方がいいです。
初っ端から最後まで、ミニチュアの家がいい感じ。
何が現実か作りものかがごっちゃになる。
この家自体が、神やら悪魔やらの箱庭なのかと思えてくる。
とにかく、1番怖くてびっくりして最悪な気持ちになったのは、あの事故のあと。
取り返しがつかな過ぎて、確認するのも怖すぎて。
ほんとにありえるかも。。。怖っ。
チャーリーの口鳴らす音めっちゃ怖い。
あの音があんな不吉な感じするとは。
ペイモン万歳!
1度観たらOKレベル
まぁ、他の批判的なレビューと同じく、最後は「なんやこれ?」の一言で終わった。
これホラーなんかなぁ。オカルトでしょ?まぁ、大きいくくりだとホラーなんやろうけど、
とにかく「怖い」と言うより、まぁ、気持ち悪い。これが他の人が言う「不気味」と同義語なのかはわからないが、とにかく気持ち悪い。
いきなり小さい女の子の顔からして、申し訳ないが気持ち悪い。
お母さんの表情も気持ち悪い。
(お母さんが、突然息子を追っかけだすシーンだけは、ちょっとびっくりした)
お母さんに近づいてくる老婆も気持ち悪い。
それから、妹がどうなってしまったか、わかるまでの待ちの時間が長くて退屈。
また、家の中が広いのはええとして、そんなに暗いか普通? まぁ、山奥の家で陽が入りにくいからやとしても、暗いなら暗いで対策しいやぁ~、と思わず突っ込んでしまった。
ストーリーの進行中、ずっと疑問だった「この映画、誰が主役なん?」と言う答えが、最後の最後にわかるのだが、だからと言って驚くわけでもなく、「あぁ、そうですかいなぁ」という感じ。
まぁ、もう観ないね。
B級
うーん...微妙の一言。
海外の素人が作ったsteamホラゲーにありがちなストーリー展開。
途中までは音や女優の演技力もあり常に恐怖を感じるような空間を保っていて良かったが、終盤から壁を這って急にアクロバティックになったり不自然な感じで浮遊したり(ここでの「不自然」は不気味な感じではなくチープで怖さとは乖離した感じ)で、むしろ少し笑ってしまった。
でももしかしたらキリスト教圏の人々にとっては悪魔信仰関係の話は身近で、悪魔というもの自体に強い恐怖心を抱いているのかもしれない。それなら評価が高いのも納得できる。
でもやっぱり急に全裸の人がいっぱい出てきてニヤニヤしてたら笑っちゃうって...
てんこ盛りの先が、そこ?
「ミッド サマー」が話題になり、予告編でも気になって気になって。
で、どうも、これワタシは映画館で観ないな、と思って(ビビリなもんで)、もう映画評を観まくってしまい、観てもないのに、すっかり観た気分 www
で、この「ヘレディタリー」は、観とかないとな、と思っていても、ビビリなもんで、(そういう監督なんでしょ?と) 今日、やっと、アマプラで鑑賞、PCの画面に出しながら、遠巻きに観ておりました。。。
いやぁ、すごい演出ですね~ 突然グロっぽい画面とか、音とかもすごい。ホント、ホラー苦手なんですよ~ それと、チャーリー、絵がこわっ!
で、ですよ。
あ、オカルトに行ったんか~ と思ってたら・・・
そうそう、ワタシが映画館で観て、これはおもしろい! と思った 邦画「来る」 を思い出しまして。
日本のオカルトは、ちゃんとそれぞれ、深い歴史があるので、あれは、エピソードてんこ盛りであっても、嘘がないんですよね、ある意味。
ところが、この映画、「パラノーマル アクティビティ」(あれも珍しく観た)もそうだったんだけど、オカルト現象が適当なんだよな~ 聞きかじりの不思議現象を、ちりばめとけ、みたいな。
で、この映画のラストですが、結局、なんか、土着的な宗教みたいなの、馬鹿にしてない? って思えちゃう着地に、がっかりです。。
思い返しても、なんで、この一家なの? なんでこの人とこの人が、こういう風になるの?
で、結果、王妃? なに教? なにめざしてるの? (「ナウシカ」好きとしては、こういうのやめて~って感じ) そういうとこも、無理に出してこない、「来る」が、一枚も二枚も上手です。
納得いか~~~ん!!
ちなみに、つい先日も、うちの家が、妙な(糞尿系の)臭いがしてきていて、夜中に、廊下のセンサー電灯が、点滅するので、何だろうと思ってたら、仏壇の花が痛んでいて、あぁ、そっか、ごめんごめん、と取り替えたら、すっかり臭いはなくなり、電灯も元通りになりました~ こんなん普通だし。
無題
信用できない語り手のアニー視点で進む話は物語に浸って怖がるというより、いつ裏切られるのか分からない緊張が続く。
けど最後の息子が目覚めるシーンから悪魔に取り憑かれたような母親との逃走劇、首を切る映像、幽霊のような死んだ登場人物の映像はめちゃくちゃ怖かった!
妹を殺した直後の学校でバックミラーを教室で浮かばせるシーンとか良かった~。
オチは悪魔崇拝でした!なんだけど、しっかりギョッとさせてくれた。
でも、なんだか作品って言うより一人の全裸を見せられているようで気持ち悪いんだよなあ。
頭のおかしい人間を出してる、人が見たくない面を強制的に見せている、露悪的といった嫌悪感じゃなくて、なんなんだろうこの感じ。特に変哲もない一人の人間の家庭内不和を精神世界よりに映像化して見せられているから?いや本編が正にそれなんだけど。
他人に継承する、親になるということの恐怖を肯定してもらいたい、難しいというようなメッセージを感じた。
「選択のない結果の悲劇と選択のある結果の悲劇でどちらがより悲劇的か」とか、「前者ならその悲劇の中の駒でしかない」とかなんか気持ち悪い。同情してもらいたいみたいな、そんなメッセージ全然ないのに言われたように感じる。
なにはともあれ母親のアニーは好きになれない。妹を殺した兄に同情してしまうし、この映画の中でなら、家系で継承された選択のない結果の悲劇だろう。
不気味なのよ
でもなんか所々面白くなかった?ギャグ的な意味で。
分からない、理解が足りなかったのかもだけど。
例えば、パパが燃えちゃったのも「いやそっちが燃えるんかい!」ってツッこんじゃったし、その後ピーターが暖炉の前に立った時背後でママが天井に張り付いてたり。
なにより、その後ピーターとママが追いかけっこを始めるあの瞬間、友達と爆笑してしまった...。
ホラーというホラーではなく、不気味な空気とグロさがあって中々目を背けてしまった。あとアリ!私アリがすごく嫌いなので、あのシーンはちょっとダメでした!笑
最後、ママが首を自分で切るシーン、最初何やってるのか分かんなくて、「ママ何やってるん?何その手の動き笑笑.....?ア!?ママ!?ママそらあかんて!!!痛い!」ってなってた。
他の方のレビューで解説を見て、継承の意味だったり、皆の不可解な行動が私なりに納得することができた。
分かりやすい解説してくれてありがとうございました!
新感覚
催眠術にかけられてる過程のような…そんな感覚を覚える作品だった。
脳内を侵食されていくような感覚。
正直…退屈だなぁと思いながら中盤あたりまでくる。前半から不穏な要素は散りばめられてはいて、何だかよく分からない不安だけを抱く。これらの前振りは一体何に結実していくのだろうか?
霊のような存在も出てはこない。
起こる事柄は疑心暗鬼だったり、不信だったり、おおよそ人の業から発せられるもののようだった。
主人公は夢遊病を患っていて、自分の意思とは関係なく行動を起こしてしまう。その家族構成も散々たるものだった。
「サマーバケーション」の方を先に観てたから、恐怖の根源は人が自ら産み出すものみたいな事なのかと観てたら、悪魔崇拝の話だった。
どおやら、祖母は悪魔と結婚したらしい。
選ばれたって事になるのかな?
おそらく主人公の血縁者は、その犠牲というか贄というか…祖母がその資格を得るまでに払った代償なのかもしれない。
で、まぁ…孫に悪魔を転生させようとするようなのだが、ここら辺のシステムが複雑ではある。
その膨大な計画がタイトルである「継承」って事なのだろうな。
主人公は結局、悪魔に憑依され人外の者になり果てる。天井に頭を打ち付けてる絵は怖かったなあ…。
別に楽しいわけでもない。
面白いなあと思ってみてたわけでもない。
むしろ、つまんねえなと思ってみてた。
でも、なんだろ…全部観てた。
どころか…観終わった今でも「なぜ最期まで観てられたのか?」その答えを出せずにいる。
なんとなく、最期まで観ちゃった。
こんな作品を?
どこに惹きつけられてた?
飽きてたろ?…いや、飽きてはいない。
何で飽きてないの?
…何でだろ?
催眠術にかかったようなって印象は、こんな自問自答をしてしまえたからだ。
しかしながら…この監督の頭ん中はどおなってんだろ?ホラーとも言えずサスペンスとも言えず、よくまぁ、こんな話を思いつくもんだ。
好きなのかな?
その好きになる要素が、俺にはサッパリ理解できない。なんとなーくだけど「悪魔崇拝」自体はさして珍しいネタではない。ただ、原因というかスパイスで使われる事はあっても、こんな方向性に使われてる作品を俺はあまり観た事がない。
悪魔はいたとしても、それの触媒になってるのは人間で、その儀式を執り行うのも人間で…つまりは、人間を介してなければならないわけで、そう考えると悪魔云々よりもソレを盲信してしまえる人のキャパシティの方が怖いとも思えるのだけれど、どうもそういう事でもないらしい。
この監督の頭はおかしいと思う。
…どんな感想やw
disってるわけではないが、褒め言葉でもない。発想の源からして俺には想像もつかなければ、理解もできないって事だ。
■追記
ああ、そうか。
序盤からの流れもそうだけど、あまり誇張表現を感じなかったのか。起こり得る範囲の事、説明できる範囲の事しか起きない。ホラーらしい表現がほぼなかった。
最後にガッツリと起こるくらいだ。
悪魔を引き合いに出さずとも、幻覚やら幻聴、精神異常と、ほぼ自身が起こし得る精神的な病に置き換えられてしまう。
人間の内側に向けた陰惨たる疑念を引きずりつつ観てたのか…何気に父親の目線で物語を観ていたのだな。
全く意識してなかった。
どこかで見た設定に加え、複数の考察記事を見ても納得感を得づらい映画
①有名ホラー映画等の創作でよく見るテーマの組み合わせでしかない
エクソシスト、インシディアスのようなホラー映画で使われてきた「悪魔憑き」「家族崩壊」のテーマと、クトゥルフ神話のような「カルティスト」「儀式」のテーマを混ぜ合わせた映画である。
そのような「どこかで見た設定」の組み合わせ以上の見どころがが劇中になく、退屈に感じた。
②カルティストによる「呪い」が存在する世界観だということが、劇中で分かりづらいため、チャーリーの死の真相を納得しづらい
「カルティストがチャーリーに呪いをかけて、ペイモンの印が書いてある電柱にぶつけて殺す」というの殺し方は納得しづらく感じた。そのような効果を持つ呪いが存在する世界観であることを説明するか、もしくは何者かが暗躍していることをより分かりやすく示唆する殺害方法にすべきだったと思う。
③アニーに起こっていたことの背景が不明瞭
ただ狂気に陥っていただけの人間なのか、母を含むカルティストに操られていたのかが明確でない。前者であればラストシーン付近の天井際に張り付く描写と首を切る描写がよく分からなくなるし、後者であればジョーンから儀式を習うのではなく、操ることによって儀式を遂行することができるだろう。
全99件中、21~40件目を表示








