ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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楳図かずおが描くホラー漫画の顔
トニー・コレットの顔のが漫画の様で怖い~
キャストの演技が上手くて怖い~
母親の描写が感情的で残酷だった。
母親だって人間なのよね、傷つけるとわかってても抑えられない感情がある。
ピーターとアニーの悪夢や幻視・幻聴だけで充分怖かったので、壁這ったりとかは如何せん興醒めでした。
集合体恐怖症の人は見ないで!!!!!
本当にずーーーっとずーーーーーーーーーっとBGMを含めて、不快感と恐怖感がまとわりつく、映画でした。映画としてのクオリティは相当高く、普段ホラーをみない私でも見れる作品でした。
ただ私が集合体恐怖症なので、見れないシーンが何度も出てきました。(虫のシーンです)
レビュー書いたことがないのですが、
集合体恐怖症の人が私と同じ思いをしてほしくないので、それでも見たい人はその覚悟でみることをオススメします。だいぶリアルで気持ち悪いです。
1度観たらOKレベル
まぁ、他の批判的なレビューと同じく、最後は「なんやこれ?」の一言で終わった。
これホラーなんかなぁ。オカルトでしょ?まぁ、大きいくくりだとホラーなんやろうけど、
とにかく「怖い」と言うより、まぁ、気持ち悪い。これが他の人が言う「不気味」と同義語なのかはわからないが、とにかく気持ち悪い。
いきなり小さい女の子の顔からして、申し訳ないが気持ち悪い。
お母さんの表情も気持ち悪い。
(お母さんが、突然息子を追っかけだすシーンだけは、ちょっとびっくりした)
お母さんに近づいてくる老婆も気持ち悪い。
それから、妹がどうなってしまったか、わかるまでの待ちの時間が長くて退屈。
また、家の中が広いのはええとして、そんなに暗いか普通? まぁ、山奥の家で陽が入りにくいからやとしても、暗いなら暗いで対策しいやぁ~、と思わず突っ込んでしまった。
ストーリーの進行中、ずっと疑問だった「この映画、誰が主役なん?」と言う答えが、最後の最後にわかるのだが、だからと言って驚くわけでもなく、「あぁ、そうですかいなぁ」という感じ。
まぁ、もう観ないね。
B級
うーん...微妙の一言。
海外の素人が作ったsteamホラゲーにありがちなストーリー展開。
途中までは音や女優の演技力もあり常に恐怖を感じるような空間を保っていて良かったが、終盤から壁を這って急にアクロバティックになったり不自然な感じで浮遊したり(ここでの「不自然」は不気味な感じではなくチープで怖さとは乖離した感じ)で、むしろ少し笑ってしまった。
でももしかしたらキリスト教圏の人々にとっては悪魔信仰関係の話は身近で、悪魔というもの自体に強い恐怖心を抱いているのかもしれない。それなら評価が高いのも納得できる。
でもやっぱり急に全裸の人がいっぱい出てきてニヤニヤしてたら笑っちゃうって...
てんこ盛りの先が、そこ?
「ミッド サマー」が話題になり、予告編でも気になって気になって。
で、どうも、これワタシは映画館で観ないな、と思って(ビビリなもんで)、もう映画評を観まくってしまい、観てもないのに、すっかり観た気分 www
で、この「ヘレディタリー」は、観とかないとな、と思っていても、ビビリなもんで、(そういう監督なんでしょ?と) 今日、やっと、アマプラで鑑賞、PCの画面に出しながら、遠巻きに観ておりました。。。
いやぁ、すごい演出ですね~ 突然グロっぽい画面とか、音とかもすごい。ホント、ホラー苦手なんですよ~ それと、チャーリー、絵がこわっ!
で、ですよ。
あ、オカルトに行ったんか~ と思ってたら・・・
そうそう、ワタシが映画館で観て、これはおもしろい! と思った 邦画「来る」 を思い出しまして。
日本のオカルトは、ちゃんとそれぞれ、深い歴史があるので、あれは、エピソードてんこ盛りであっても、嘘がないんですよね、ある意味。
ところが、この映画、「パラノーマル アクティビティ」(あれも珍しく観た)もそうだったんだけど、オカルト現象が適当なんだよな~ 聞きかじりの不思議現象を、ちりばめとけ、みたいな。
で、この映画のラストですが、結局、なんか、土着的な宗教みたいなの、馬鹿にしてない? って思えちゃう着地に、がっかりです。。
思い返しても、なんで、この一家なの? なんでこの人とこの人が、こういう風になるの?
で、結果、王妃? なに教? なにめざしてるの? (「ナウシカ」好きとしては、こういうのやめて~って感じ) そういうとこも、無理に出してこない、「来る」が、一枚も二枚も上手です。
納得いか~~~ん!!
ちなみに、つい先日も、うちの家が、妙な(糞尿系の)臭いがしてきていて、夜中に、廊下のセンサー電灯が、点滅するので、何だろうと思ってたら、仏壇の花が痛んでいて、あぁ、そっか、ごめんごめん、と取り替えたら、すっかり臭いはなくなり、電灯も元通りになりました~ こんなん普通だし。
確かに怖い
ミッドナイトサマーを見たばかりなので、評判の良い今作を観賞。
確かにこちらの方がホラーっぽい。最後の方が、なんとなく分かりにくかったので、他のサイトでいろいろ読んでなるほどと納得。寝る前に見るのは勧めません。悪夢でうなされそう。
ババアこのやろう
怖いの苦手なもんで、えいやっと気合を入れて鑑賞。
結果、オールタイム・ベスト級の傑作に出会ってしまったっていう。
まずは冒頭、ミニチュアの家にカメラが近づいて
近づいて、近づいて、いつの間にか本物の場面になってるっていうあのオープニング。
もうあれでタダモノじゃないって感じがびしばし来て、
その後も第三者視点っていうか、すごく俯瞰するようなカットがあったかと思えば
キャラクターの心情が生々しく表現されるカットがあったりと、スリリングこのうえない。
行く先も見えない真っ暗な中でジェットコースターに乗っているような、
次に何が起こるか、もうずーっと戦々恐々させられる感じ。
まぁ何が一番怖いって、トニ・コレットの顔なんですけどね。
胸糞というよりも底知れない不気味さとか怖さとか、
トラウマ級のショックシーン…続きを読む
ミッドサマーの後に観たら
アリアスター監督とヘレディタリ-の評判はメディアを通してよく知っていたが、近くの映画館で上映していなくて、ミッドサマーを先に観てしまった。ミッドサマーはドはまりしてしまって、作品に散りばめられたメッセージを調べまくった。まさに監督の思惑通りのトリコに、一時期なってしまった。北欧の澄んだ青空の下で花と、狂喜と。ヘレディタリ-の全裸でにこやかに見つめる狂信者と重なる。ヘレディタリ-はエクソシスト的なホラーがあって、そこが面白くもあり、物足りなくもあり。ミッドサマーへと続く、前奏のような作品と思った。
無題
信用できない語り手のアニー視点で進む話は物語に浸って怖がるというより、いつ裏切られるのか分からない緊張が続く。
けど最後の息子が目覚めるシーンから悪魔に取り憑かれたような母親との逃走劇、首を切る映像、幽霊のような死んだ登場人物の映像はめちゃくちゃ怖かった!
妹を殺した直後の学校でバックミラーを教室で浮かばせるシーンとか良かった~。
オチは悪魔崇拝でした!なんだけど、しっかりギョッとさせてくれた。
でも、なんだか作品って言うより一人の全裸を見せられているようで気持ち悪いんだよなあ。
頭のおかしい人間を出してる、人が見たくない面を強制的に見せている、露悪的といった嫌悪感じゃなくて、なんなんだろうこの感じ。特に変哲もない一人の人間の家庭内不和を精神世界よりに映像化して見せられているから?いや本編が正にそれなんだけど。
他人に継承する、親になるということの恐怖を肯定してもらいたい、難しいというようなメッセージを感じた。
「選択のない結果の悲劇と選択のある結果の悲劇でどちらがより悲劇的か」とか、「前者ならその悲劇の中の駒でしかない」とかなんか気持ち悪い。同情してもらいたいみたいな、そんなメッセージ全然ないのに言われたように感じる。
なにはともあれ母親のアニーは好きになれない。妹を殺した兄に同情してしまうし、この映画の中でなら、家系で継承された選択のない結果の悲劇だろう。
不気味なのよ
でもなんか所々面白くなかった?ギャグ的な意味で。
分からない、理解が足りなかったのかもだけど。
例えば、パパが燃えちゃったのも「いやそっちが燃えるんかい!」ってツッこんじゃったし、その後ピーターが暖炉の前に立った時背後でママが天井に張り付いてたり。
なにより、その後ピーターとママが追いかけっこを始めるあの瞬間、友達と爆笑してしまった...。
ホラーというホラーではなく、不気味な空気とグロさがあって中々目を背けてしまった。あとアリ!私アリがすごく嫌いなので、あのシーンはちょっとダメでした!笑
最後、ママが首を自分で切るシーン、最初何やってるのか分かんなくて、「ママ何やってるん?何その手の動き笑笑.....?ア!?ママ!?ママそらあかんて!!!痛い!」ってなってた。
他の方のレビューで解説を見て、継承の意味だったり、皆の不可解な行動が私なりに納得することができた。
分かりやすい解説してくれてありがとうございました!
怖いと聞かされすぎた
こわい、こわいとメディアなどで聞かされ過ぎたので、心構えのハードル上げすぎました。
静寂の中に地響きの様な低音。来そうで来ない緊張感。多くのホラーが、「ドンっ!」とか「ガシャン!」で驚かせるか、ルックの気色悪さを売りにする中、「不穏」を使いこなすこの作品の凄さよ。
出演者全ての表情も不穏なのも素晴らしい。
伏線も複雑ではなく、何となく行先が見える分、「そっちかい!」ってなるのも楽しい。
終盤に畳み掛けるけれども、俗なホラーに耐性があると、盛り上がりはソコソコに感じてしまうかな。
とは言え、全体のバランスや流れにツッコミどころもなく、スゲー!って終わっていく。
怖さソコソコ、雰囲気の悪さは強い作品。
キャストの圧倒的魅力
これ以上があるのか?と思わせるキャストに脚本、そこにアリ・アスターの才能が炸裂してます。
個人的には『ミッド・サマー』はダメだったのでどうかな?と思いながら観ましたが、これは完全に好みでした。
新感覚
催眠術にかけられてる過程のような…そんな感覚を覚える作品だった。
脳内を侵食されていくような感覚。
正直…退屈だなぁと思いながら中盤あたりまでくる。前半から不穏な要素は散りばめられてはいて、何だかよく分からない不安だけを抱く。これらの前振りは一体何に結実していくのだろうか?
霊のような存在も出てはこない。
起こる事柄は疑心暗鬼だったり、不信だったり、おおよそ人の業から発せられるもののようだった。
主人公は夢遊病を患っていて、自分の意思とは関係なく行動を起こしてしまう。その家族構成も散々たるものだった。
「サマーバケーション」の方を先に観てたから、恐怖の根源は人が自ら産み出すものみたいな事なのかと観てたら、悪魔崇拝の話だった。
どおやら、祖母は悪魔と結婚したらしい。
選ばれたって事になるのかな?
おそらく主人公の血縁者は、その犠牲というか贄というか…祖母がその資格を得るまでに払った代償なのかもしれない。
で、まぁ…孫に悪魔を転生させようとするようなのだが、ここら辺のシステムが複雑ではある。
その膨大な計画がタイトルである「継承」って事なのだろうな。
主人公は結局、悪魔に憑依され人外の者になり果てる。天井に頭を打ち付けてる絵は怖かったなあ…。
別に楽しいわけでもない。
面白いなあと思ってみてたわけでもない。
むしろ、つまんねえなと思ってみてた。
でも、なんだろ…全部観てた。
どころか…観終わった今でも「なぜ最期まで観てられたのか?」その答えを出せずにいる。
なんとなく、最期まで観ちゃった。
こんな作品を?
どこに惹きつけられてた?
飽きてたろ?…いや、飽きてはいない。
何で飽きてないの?
…何でだろ?
催眠術にかかったようなって印象は、こんな自問自答をしてしまえたからだ。
しかしながら…この監督の頭ん中はどおなってんだろ?ホラーとも言えずサスペンスとも言えず、よくまぁ、こんな話を思いつくもんだ。
好きなのかな?
その好きになる要素が、俺にはサッパリ理解できない。なんとなーくだけど「悪魔崇拝」自体はさして珍しいネタではない。ただ、原因というかスパイスで使われる事はあっても、こんな方向性に使われてる作品を俺はあまり観た事がない。
悪魔はいたとしても、それの触媒になってるのは人間で、その儀式を執り行うのも人間で…つまりは、人間を介してなければならないわけで、そう考えると悪魔云々よりもソレを盲信してしまえる人のキャパシティの方が怖いとも思えるのだけれど、どうもそういう事でもないらしい。
この監督の頭はおかしいと思う。
…どんな感想やw
disってるわけではないが、褒め言葉でもない。発想の源からして俺には想像もつかなければ、理解もできないって事だ。
■追記
ああ、そうか。
序盤からの流れもそうだけど、あまり誇張表現を感じなかったのか。起こり得る範囲の事、説明できる範囲の事しか起きない。ホラーらしい表現がほぼなかった。
最後にガッツリと起こるくらいだ。
悪魔を引き合いに出さずとも、幻覚やら幻聴、精神異常と、ほぼ自身が起こし得る精神的な病に置き換えられてしまう。
人間の内側に向けた陰惨たる疑念を引きずりつつ観てたのか…何気に父親の目線で物語を観ていたのだな。
全く意識してなかった。
本当にそんな面白かったか??
前評判が良かったので期待して観たが、
期待値を下回りました、、、。
みんな怖いもの見たさで行って、
衝撃受けた!みたいな感じなんすかね。
なんだろう、
やっぱりアリアスターが苦手なのかな。
シャマラン的なストーリーの入り方の割に
オチが薄いイメージ。
ジョーダンピールのほうが好き。
どこかで見た設定に加え、複数の考察記事を見ても納得感を得づらい映画
①有名ホラー映画等の創作でよく見るテーマの組み合わせでしかない
エクソシスト、インシディアスのようなホラー映画で使われてきた「悪魔憑き」「家族崩壊」のテーマと、クトゥルフ神話のような「カルティスト」「儀式」のテーマを混ぜ合わせた映画である。
そのような「どこかで見た設定」の組み合わせ以上の見どころがが劇中になく、退屈に感じた。
②カルティストによる「呪い」が存在する世界観だということが、劇中で分かりづらいため、チャーリーの死の真相を納得しづらい
「カルティストがチャーリーに呪いをかけて、ペイモンの印が書いてある電柱にぶつけて殺す」というの殺し方は納得しづらく感じた。そのような効果を持つ呪いが存在する世界観であることを説明するか、もしくは何者かが暗躍していることをより分かりやすく示唆する殺害方法にすべきだったと思う。
③アニーに起こっていたことの背景が不明瞭
ただ狂気に陥っていただけの人間なのか、母を含むカルティストに操られていたのかが明確でない。前者であればラストシーン付近の天井際に張り付く描写と首を切る描写がよく分からなくなるし、後者であればジョーンから儀式を習うのではなく、操ることによって儀式を遂行することができるだろう。
新感覚ホラーの時代から、Jホラーとの融合へ
先に「ミッドサマー」を観ましたが、構成から何から同じようなものを感じました。あくまで「同じような」であって、全く違う作品で、どちらも素晴らしいです。
近年、ホラー業界はもうネタ切れだなと感じてたところに、「イット・フォローズ」や「ゲット・アウト」などの新感覚ホラーが量産され、新時代に入ったかと思ったら、一転して古典的な手法でありながら古さを感じさせないアリ・アスターが登場。彼が今後のホラー界を牽引すること間違いなし。
さりげない背景や小物が重要な意味を持っていたり、音楽ともいえないくらい控えめな音が逆に恐怖を誘ったりと、アメリカン・ホラーらしからぬ心理的追い詰めがすごい。
最初からわかっているのはバッドエンドらしき雰囲気だけで、全く先が読めない。
そしてアニーやチャーリーの顔が怖い……。
今回もまた1回観ただけじゃ回収できないことが多すぎて、2回観たい…続きを読む
オリジン
アリアスターは、よくわからない。
すごい映画だと感心し、圧倒されるが、なんでこうなるのかが、わからない。
『(~中略)ところで、シオドア・スタージョンはよくわからない作家だ。話そのものはよくわかる。文体が凝っているということでもない。結局、なんでこんな話ができあがるんだろう、という点がわからないのだ。何年もSFを読んでくれば、どんなに突っ拍子もないアイデアでもそう驚かなくなるものだ。というより、発想の根幹から小説として料理されるまでの内的プロセスに対して、ある種の納得をえることができるのが普通である。それができないのだ。(~後略)』
(シオドア・スタージョン作、矢野徹訳「人間以上」の水鏡子のあとがきより)
2021現在、全二作だが、二作だけでもカラーは見える。かんたんに言えば悪魔崇拝に弄ばれ、屠られるひとたちの話──だと思う。
だが、そんな話だ…続きを読む
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