ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
全1297件中、121~140件目を表示
しっかりしたドラマ
洋楽一辺倒だったが、個人的嗜好からして、縁遠いバンドだった。天才をわかっていなかった。そもそもFreddie Mercuryが出っ歯だったなんて知らなかった。
おなじLucy BoyntonならばSing Street(2016)のほうがずっと身近な洋楽だった。
スタジアムを埋め尽くした何万人もの観衆に、自分のつくった歌を歌わせることのできる男が、サイドランプを窓越しに点滅させて、愛を語る──その、相反する孤独が、この映画には描かれている。
男色にしたって、グルーピーたちと壊乱した性生活をおくった──ように思っていた。スターなんだから、乱痴気騒ぎのように、なしくずしに傾向したのだろうと思っていた。
そうじゃない。
自分がゲイ文化を先導しつつ、信頼する異性がいるゆえに、性指向に禁忌をかんじている男の孤独。
華やかなFreddie Mercuryが、そんな純情な男だったことを、映画ではじめて知ることができた。
いったんゲイを認めると、そこからはまるでケンラッセルのValentino(1977)のように人気と反して零落する展開が哀しい。
持ち上げまくって、偶像を殺したのは、周囲のシステムだという位相で映画が進んでいくのが、とても辛い。
ふつうの人間より、ずっと愛を希求している男が、大勢の人々に愛されながら、愛を見いだすことができずに、衰弱してゆく姿がかわいそうだった。
その時代とかれの立場をかんがえるとき、われわれが講じるLGBTなんて、なんと他愛ない話であることだろう。
Freddie MercuryをRami Malekが演じると知ったときの、違和感は、すなわちわたしたちが、QueenもFreddie Mercuryも、わかっていなかったことに所以するものではなかろうか──と思った。
そもそも、ゲイ文化を知らないわたしが、Freddie Mercuryの外面に感じていたのは、たくましさや力強さである。その文化圏にいる人間からは、所謂タチにしか見えない、のだろうが、おぼこな一般人からは、ひとめでわかる特異性と意匠をもった短髪のロックスターがFreddie Mercuryだった。
かれが、かかえていた脆弱を知らなかったゆえに、いっけんひ弱に見えるRami Malekの配役に違和をおぼえたのである。ただし、Rami Malekはメイもテイラーもディーコンもみとめた、Freddie Mercuryの分身だった。それは映画ではっきりと理解できる。
みんなわかっていなかった──がもっとも痛烈だったのはBohemian Rhapsodyにたいする同時代評だった。と思う。
Bohemian Rhapsodyがキャピタルで初オンエアされたときの、メロディメイカーの、ローリングストーンの、タイムマガジンの評をご覧になっただろうか。
contrived、not the stuff of sonnets、a brazen hotgepotge・・・不自然、詩的じゃない、ごたまぜ・・・。
だれひとりとしてこの神曲をわかってなかった。天才はいつでも早すぎる。
映画は、緻密に監修されたqueenの歴史であると同時に、愛を求め、孤独とたたかいながら、太く短く生き抜いた男プラス、queenという家族プラス、ほんとのかれの家族──善い行いをせよと口癖にように諭していた父親のことばを果たすライブエイドのステージにすべてが集約されていた。
あの当時わたしたちがWe Are The Worldを二番煎じ物としか感じなかったBand Aidの興奮。
クイーンも洋楽も知らなくていい、だけどクライマックスのWe Are The Championsの叫びに涙しなかったら人間じゃない。と思える映画になっていた。
数多の素晴らしい音楽映画に!刻印を残すマスターピース(=´∀`)人(´∀`=)
圧倒的ではないか!!!
全ての天才達に言える事。
溢れんばかりの才能を、優れた環境にて、惜しみない努力で昇華させる!
天才達は、何故か?皆が一度か二度か大きく間違う。
そのまんま突っ走る者。
気付いてやり直す者。
同じ過ちを踏みまくる者。
唯一無二のクイーン。
唯一無二のフレディマーキュリー!
唯一無二のボヘミアンラプソディー♪
二時間!アッと言う間に過ぎます。
どれも耳馴染み有る、聞いた事の有る名曲ばかり!
許されるなら大音量で!
部屋を真っ暗くして、一人で見て欲しい!
いや、二人とかでも良いけど・・。
見ながら飲みたいビバレッジ】
意外にも?赤ワイン!コートドロワールか?ブルゴーニュを!
見ながら食べたいフード】
濃厚なフルーツ!マンゴーやイチジクや熟しまくった桃!を、手掴みで!
カラオケでクイーン歌っちゃう度】☆⑤
でも、歌いきれずドッしらける度】☆④
エースてのは勘違いするよな?度】☆④
でも素直にごめんなさい!て言えるのは良いよな度】☆④
愚直に、一生懸命に、ただ真剣に!
迷わず行けよ!行けば分かるさ!!!
ありがとうフレディ。
ありがとうクイーン!!!
音楽がすばらしい
Queenというバンドを知らなかった私でも、聞いたことがある!という曲が多く、とても楽しめた。ラストのシーンは本当にジーンときます。Queenを知っている人でも知らない人でもみんなが楽しめる映画です。一度見ると必ずまた見たくなります。
ピアノのイントロのシーンがいちばん好き
世界的ロックバンド、クイーンの挫折と成功の物語。途中でフレディが独立したものの、うまくいかないところから、バンドの絆に目覚めていく。
最後のライブシーンは感動もの。よくあんなすごいの撮れるな~と感心しきり。そっくりさん4人を集めてくるキャスティングもすごい。
最後のボヘミアンラプソディーのピアノイントロのシーンが一番好き。
突然だろ
フレディ・マーキュリーやクィーンを知らない人でも、クィーンの曲聴けば知らない人は居ないだろう。TVをからクィーンの曲が流れない日はない。レジェンド中のレジェンド、フレディ・マーキュリーの映画がつまらない訳が無い‼️
やはりデビュー曲だね
重そうで録画したままなかなか観られなかった作品。結果フレディの伝記映画として過不足なく楽しめる映画だった。裏を返すと想定内の印象。皆それぞれ専門分野を持つインテリというのは初めて知った。それでよくプロレベルの技術やあんなに先進的な音楽作れるなと言うのが素直な感想。特にレビュー前の楽器に色々な仕掛けをして効果を確かめる部分は理科系ならではなのかな。やはりそんな試行錯誤を得てお目見えしたデビュー曲「キラークイーン」が一推し曲です。
映画館で観るべき作品
映像と音楽を追求した映画であって、映画人生で最多の6回の劇場鑑賞をした作品…いや〜クイーンファンにはたまらんです。
映画としてどうという評価を超えて痛く感動したことに間違いはないし、伝記としても良作と思う。また、役作りも脚本も申し分なく、映像も後半のライブは本物を見ているような錯覚すら覚えた。素晴らしい作品だと思う。
遅ればせながら、観賞。 元々、伝記映画は得意ではないけど、これはそ...
遅ればせながら、観賞。
元々、伝記映画は得意ではないけど、これはそういう感じじゃなくて普通に映画として観れた。
カメラワークとか、切り口、アートデザインも新しくて、一つの作品として楽しめました。
最後のライブは本物のライブ映像かのような完成度に、やっぱり体が揺れた。
クイーンのファンではないけど、バンドの歴史を振り返るのにはとっても分かりやすく感じた。
なんといってもラミマレック!完コピはもちろん、演技力が凄かった。表情の作り方、目の配り方が印象的。
話の展開はどうしても早くなってしまうし、割と平凡で、淡々としていた気がするけど、それをカバーする役者さんたちに星4つ⭐️
(あと、あれ?この声聞いたことあるな〜と思っていたら、シングストリートに出てたルーシーボーイントンさん!)
やっぱ70年代最高ですね。
色んなバンドが過去のロックンロールを新しくしていこうと、実験的なサウンドを生み出して、それが未だに受け継がれてたりして。バンに乗ってツアーを回ったり、グルーピーがいたり。
期待せずにボーッと観てても、最後には感動しちゃう。
まぁ、本当にこんなに綺麗事ばっかりだったのか?(今なら分かるけど、その時代で、AIDSへのみんなの理解ありすぎじゃない?と…😅)と、穿った見方をしてしまうけど、でもフレディが誰からも可愛がられて、愛されていた事には違いないと思った。
私の中では、ブライアンメイへの知識が広がりました。
世代ではないですが…
曲だけ知っていて、予告を観て気になり映画館に行きました!
QUEENってこういう人達だったんだ、と色々知れて面白かったです✨
BLシーンは少しキツかったですが💦💭
一緒に観てた人達がLIVEのシーンになった瞬間泣かれる方や、軽く「フォー!」と叫ばれる方もいて凄く盛り上がり、QUEENのLIVEに来てる気分になって楽しかったです☺️
フレディ・マーキュリーを称える音楽映画の理想的な表現
1970年の”クィーン”結成から1985年のライブエイドまでの、フレディとバンドメンバーの絆と葛藤、そしてフレディ個人のセクシャリティに苦悩する姿を平明にバランス良く編集した音楽映画。オペラを題材にしたアルバム「オペラ座の夜」の制作過程が興味深い。ビゼーの「カルメン」をEMIの重役に聴かせて説得するのは演出と思われるが、録音時の音作りにある独創性には目を見張る。ドラッグや酒に溺れるところの音楽家が行き詰まる表現は定石通りで、深刻さはあまり伝わらない。メアリーとの絡みもあっさりしている。解雇されたポールがテレビでフレディの私生活を暴露するのを挿むところは、技巧的には凡庸である。それでも”クィーン”の名曲を、フレディやメンバーの心理変化や楽曲の背景として簡潔に纏める編集の巧さがある。もっと深い人間ドラマを期待したが、音楽との併用ではこのバランスで良いのだと思い直す。伝説化した”クィーン”を汚さず、音楽の素晴らしさをラスト謳い上げたのがすべてである。プロローグのモンタージュとクライマックスのコンサートライブの映像は見事。それとアメリカツアーでカメラが車のフロントガラスから車内を通り抜けするカットが面白かった。
映画の中の一体感が心地よい。
45歳で生涯を終えた彼。
彼の死が報道されていたころはオジサンに感じていたけど、私よりも年下だったんだね。
本当に若くして亡くなったのは、無念だっただろう。
人生、後悔ないように生きたいなぁと思う。
子供も悔いのない受験を終える事ができて、挑戦する大切さ、努力、運。
色々な物を学べたと思う。
人生一度きり、悔いのない人生を・・・と思う。
この映画はDVDでみてもいいけど、やっぱり映画館の音響で見るのが一番だろう。
細かいストーリーは語らずも、興味がある方は是非!見てください。
ミュージックシネマでは金字塔
元々クイーンにあまりはまっていなかった自分は乗り切れなかった。ただフレディマーキュリーはそっくり。音楽映画では近年にない完璧なできばい。しかし驚くべき興行成績。クイーン若い子たちわかるのか?
4日DKで鑑賞
やはりこの時勢のレイトショー観客は4人だったが洋楽は全く興味ない自分だが昨年見逃したので‼️ビートルズのように興味のない方でもどこかしかで聴いたことのある曲も多数 ライブの雰囲気だけでも楽しめた‼️
Queenの音楽。
私がQueenの音楽に出会った最初の曲は。キラークイーンだ。初めて聴いたときは本当にビックリした。こんな曲があるんだ。と驚いた。
当時、レコードなのにデジタル的な音楽で心が震えた。
テンポのいい曲でくり返しくり返し聴いていたのを憶えている。最後はボヘミアンラプソディだった様な。それからはアメリカに進出して成功した頃は聞かなくなっていた。
今になってQueenの映画が出来るとは思わなかったがQueenの妥協しない曲づくりやアレンジの方法がわかった。
メンバー4人でアイデアを出しながらあらゆる事を試して音楽にとり入れた。そこにはQueen独特なハーモニも入っている。
私はRテイラーが好きだったが歌はフレディの声が好きだ。パワーがあって勇気をもらえた。
Queenの音楽は。今、聴いても古さを感じさせない。
フレディの凄さと偉大さを感じた。
クイーンは家族
クイーンの映画であり,フレディの映画でもある。数々の名曲の制作過程もわかり,メンバーの個性もわかり,クイーンの歴史もわかり,クイーンのことがこれを見ればよく分かります。人間模様と音楽を融合させた名作ですね。
全1297件中、121~140件目を表示