ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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音楽のチカラ
これは伝記か?はたまたドキュメンタリーか?どちらのジャンルに位置付けるとしても、やや中途半端に思えてしまう。何故なら、本作の真の主役はフレディ・マーキュリーでもQUEENでもなく、彼らの“曲”であるからだ。
『ウォーク・ザ・ライン』『アイム・ノット・ゼア』など、実在したミュージシャンを描く作品はその人の生涯や偉業を綴ることが多く、その中で音楽がエッセンスとして挿入されてくる。しかし、本作はしっかりと曲を聴かせる。むしろ、あの名曲がどのようにして生まれたのか?という誕生秘話のようなエピソードを紡ぐ。クライマックスの「ライブ・エイド」というチャリティーコンサートはもはやライブ映画だ。
ならば、ドキュメンタリーで良いのでは?と思うが、本作の魅力はその曲に観客がノレるというところにある。我々観客の目線はあくまでも観客であり、フレディにはなれない。我々は客観的にフレディの生き様を知り、その上で彼らの曲を聴き、その歌詞の解釈を重ねていく。それ故に彼らのステージパフォーマンスに歓喜し、興奮し、そして涙する。ビートルズの曲だけでミュージカルを創り上げた『アクロス・ザ・ユニバース』も見事だったが、本作はQUEENの曲の力を全面に押し出した真っ向勝負の音楽映画。“We Are The Champions”と言わんばかりに音楽の力が本作に勝利を与えている。
鳥はだものでした
感動した
クイーンを初めてみたのは小学生の頃だったかも知れない。 それがテレ...
クイーンを初めてみたのは小学生の頃だったかも知れない。
それがテレビだったのかビデオだったのかも忘れたけれど、胸毛のおっさんが何やら日本語の歌詞を歌っていた。
それが『Teo Torriatte(手をとりあって)』という日本愛に満ちた彼らの楽曲だと知ったのは、それからずいぶん経ってからのこと。
全世界に発信された『LIVE AID』の時も、どちらかと言うと日本会場の矢沢永吉やHOUND DOGに興味があった(´ー`;)。
そんな洋楽に明るくない私でも、劇中に流れる数多の楽曲は聴いたことがあるものばかりで、ダイナミックなフレディ・マーキュリーの歌声には魂を揺さぶられた。
デビューから瞬く間にスターダムにのし上がった彼らの栄光と挫折、光と影、友情と愛情、そして病魔・・・。
アーティストの伝記物としては、HIVに倒れる悲劇以外とりたてて目新しさもない構成なのかも知れないけれど、それでもこんなに人気が出たのは楽曲の魅力がハンパないということに尽きるのだろう。
実際の映像を織り交ぜた『LIVE AID』のラストシーンは圧巻。
LGBTのフレディが生涯愛し続けた女性メアリー役の女優さんがかわいい(´ー`)。
わからない
IMAXにて
俺が何者かは俺が決める
18年越し
フレディが捧げた人生
クイーンをあんまり知らないって人も曲を聴けば、どこかでは聞いたことあるに間違いない。日本人にとってもとても影響力のあるバンドだ。今なお斬新に思える。
この映画の主人公であり、クイーンのボーカル、フレディマーキュリーの孤独と、仲間であり家族を見つけるまでの作品である。フレディの顔は似ていないが、挙動はそれっぽく見えるのがすごい。
ラストのライブはいつまでも聞いていたいと思えるほど。あっという間に終わった。当時、あの場にいれた人はどれだけ幸福であったろう。
彼の歌詞が、彼の人生を物語り、僕らの人生も物語り、それらが融合して、素晴らしいものになる。
映画としてすごい面白い、という感じではないが、クイーンあっての、フレディあっての映画であり、映画館で見る価値は大いにある。当時のライブに参加している感動が得られる。フィクションを超え、ドキュメンタリーを超えた、体感型の映画だ。
圧巻
Queenを知らなくても大丈夫❗️
マークマーテルを何故使わなかったのか
フレディマーキュリーの魂の叫び!!
彼等を知ることが出来て良かった。
クイーンの時代、私はディスコにはまっていました。
レコード店やCM、映画作中から流れる彼等の楽曲は、
知らずとも鼻歌が出るほど印象深く残っています。
ほんの少しですが、クイーンを知ることが出来て良かった。
すべてに感動をしました。ありがとう。
クイーンの凄さがわかった!
フレディが亡くなったとき、私はデスメタルやグラインドコアなどディープな世界にどっぷりはまっていて、そういや、短髪の髭親父がボーカルしていて、一風変わったバンドがいたなくらいの印象だった。
クイーンを知ったのは1986年頃、中学生のときだった。スラッシュメタルなるものを初めて耳にし、その早さとカッコ良さに惹かれ、パープルやクイーンのカッコ良さなどクソ食らえと言わんばかり、早くてコアな音を追いかけていたあの頃を思い出した。
それ以降テクノ、レゲエからデスメタルまで、音楽に貪欲だったが、いろんな音を聴いて、ストーンズやピストルズ、レインボーなどの凄さがわかるようになった。
年数が過ぎ、そういう音楽から離れてしまったが、あるとき、クイーンを思いだし、ベストアルバムをたまたま買ってみて、フレディの声と曲の展開に驚いた。
それで、大してクイーンのことを知らず、フレディがエイズだったことぐらいの知識で映画を観たが、なるほど、そういう理由で短髪、タンクトップ、金○ま食い込むくらいジーパンをピチピチに履いていたんやね。
ま、クソみたいな前フリはこんなくらいで、マジでカッコいいし、何度も観に行く人がいるのもわかります。
家で観てもダメ、映画館で観るべき映画。
何故か泣ける!!
バンドは家族
クイーンの熱烈なファンからは批判もあるようだけど、
私はとても楽しめました!ある程度時系列やキャラが異なったりするのはドキュメントでない以上仕方ないし、興味を持った人は自分で調べればよい。ライブエイドのシーンのカメラワークに文句言ってる人はそれこそ実際のコンサート映像を見れば良いのではと思います。
さて音楽については言わずもがな、ですがやはり人間の本質を描いてこそ映画やドラマ、芝居は意味があると思っています。スターは闇を抱えていることは多いけど、何万人の声援よりたった一人の家族の愛を求める気持ち…バンドは家族、だからしょっちゅう喧嘩もする。
音楽を通し魂をぶつけ合うことで家族以上の家族になったからこその対立。最後は父親も認めてくれたけどまぁ現実にはこんなあっさり認めてはくれないと思いますけど(笑)
やはり人間にとって家族というコミュニティは基礎となるものであると痛感しました。
素晴らしい作品です。
私はクイーンについて何の知識もなく鑑賞したのですが、脚本、音楽がとても素晴らしかったです。フレディ・マーキュリーさんの生き様には感動しました。クイーンは日本で爆発的に人気になり、逆輸入というかたちでイギリスで人気が出たと聞いていたので、75年の初来日についても少し囓って欲しかったですが、20年間の物語を約2時間にまとめた事を考えたら、端折られても仕方ないですね。クイーンのファン出なかった私でも凄く感動したので、昔からファンだった方にはたまらない作品ですよね。これを機にクイーンファンになりました。まだ音楽界で活動しているブライアン・メイさんとロジャー・ティラーさんにはクイーンとしてまだまだ活動していただきたいです。
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