ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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フレディのセクシーさがまるっきり出ていない
フレディの冗談が多くて笑い転げながらこの映画を観た。年寄りの私にとって、笑いは健康的なのだ。
クイーンはよく知っている(ファンではなかった)けど、真剣に一曲一曲を聞いたことがなかった。映画の主役フェレディ役のラミは(フレディとラミ マレックの声を混ぜたと聞いた?)高音が出ていないし、フレディのようなセクシーさはまるっきりない。ラミの動きは私の描いていたフレディのセックスシンボルに程遠い。誠にがっかりした。
本物のフレディは4オクターブも声の幅があり、艶があり、彼はインタビューの話し声と歌声は全然違う。
この映画で一番好きなシーンはボヘミアンラプソディーを作り上げるシーンだ。デモテープをフォスターに聞かせたが6分は長すぎると言われたが、クイーンは自分たちの作品が良く、クリエイティブだと信じているから、信念を曲げなかったところがいい。
それに、この映画のおかげでなぜ、なぜクイーンが人気があるのかがわかった。最後のボーイフレンド、ジムのインタビューを聞いてみたが、いい人と過ごせて良かったと思う。それに、クイーンがフレディの死後、クイーン+ポールロジャース、やクイーン+アダムランバートというバンド名なのは四人は家族ということで、フレディが死んでも家族としてかわらないという意味だと思う。
Queen好きにはたまらない映画
リアルタイムでクイーンを聴いていた世代としては「伝説のロックバンド」と言われるのは何とも違和感がある※しかし最近の何でも「伝説の…」とか「レジェンド」とかいう風潮は何とかならんものか…
①クイーンファンとして(特に『華麗なるレース』までの)純粋に楽しんだ。ラミ・マレック熱演。フレディの抱える孤独感を良く表現していたと思う。しかしフレディがエイズで死んだと聞いた時はビックリしたものだ。ゲイであるのは公然の秘密であったが、当時はエイズは死の病だったのだ。バンドエンドのステージパフォーマンスで観客の気持ちを掴んだまま映画の幕を引いたのも結果として作劇的に良かったと思う。当時クイーンがロック界に登場したときの衝撃の描写は殆ど無いがまあそれはコアのファンが知っていれば良いだけだし。クイーン入門としては良く出来た映画だと思いますよ。ロジャーは実物のほうが男前。ジョン・ディーコンを演じた役者が、あの『ジュラシック・パーク』の男の子だったとは驚いた。
②洋楽を聴き始めた中学生の耳に初めてラジオから『Killer Queen』が流れてきた時は今でも忘れない(今聴いてもやっぱり「がんばれ、タブチ」に聴こえるし)。
知らないからこそなのか
ボ・ラープ!
ラミマレックの演技をぼろくそ言うヤツに一言もの申す
ライブシーンが全て
期待しすぎたかなー
迫力👍✨最高〜♪
クイーンはリアル世代だが
たまむすびと瀧のこと
もちろん素晴らしい映画だったけど、全然映画の主題とは違うところで泣いてしまった。
私はTBSラジオ「たまむすび」のリスナーで、この番組では何度となくこの映画を話題にしていた。
フレディの「エーーーオ!」のコールアンドレスポンスをたまちゃんが真似してライブでやって、それを各曜日のパーソナリティにネタにされたり。
パーティーの後の白い粉が出てくるシーンでは、否応無くピエール瀧のことを思い出した。
そんな感じで、なんとなくたまむすびのことを考えてたとこで「レディオ・ガガ」が流れてきた。
「ひとり座って君の灯りを見てる/10代の夜を過ごす唯一の友達で/知りたい事はすべて/ラジオで聞いていた」
っていうのはまさに私の10代そのもので、その中でも一番の「友達」が「電気グルーヴのオールナイトニッポン」だった。
「ラジオ、まだ誰かが君を愛してる」
っていうのは今の日本のラジオのことでもあるし、私にとってはピエール瀧のことでもある。
この歌詞で、涙が止まらなくなった。
あやまちを犯してどん底まで落ちてもライブエイドのステージに戻ってきたフレディみたいに、またライブやラジオで瀧の声が聴けるのをずっと待っていたい。
ボヘミアン・ラプソディと関係ない話でごめんなさい。
これが私にとってのこの映画の感想です。
あとあの、パーティのあとに片付けしてて出会って彼氏になる人(名前忘れた)の振る舞いがかっこよすぎた。
私も有名だったりすごい人に対してもあんなふうに「人対人」として対峙できるような人間になりたい。
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