ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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こんな感じだったのか
連日 海外のミュージック関係の映画を見る。
クイーンはこんな方だったのかと理解。
知らなくても楽しめる内容かと。
歌が良い。
奥さんが良い。
ナイスチームだ。
点をなぞって綺麗な線にする。
前日に「シンゴジラ」を観て、「話題作はやっぱ面白いんだな」って思ったのがきっかけで観ました。
行儀のいい話だな、って印象です。
リアルタイムでqueenのことを知らないのですが、「伝記映画ができるアーティストなら、色々規格外なんだろう」とイメージがあったからだとおもいます。
規格外ではありますけど、わたしの中では想定内での規格外さ。
実在した人物についてこういうのはなんですけど、うーん...
どっかクレイジーな面があるのは自然でしょ、って思っちゃう。
きっと、歯のコンプレックスとか、厳格な父親とか、そういうものを乗り越えたんだとは思うけど、そういう雰囲気も見付けられず。フレディが傲慢な人にしか見えなかった。
あともう一点、気になって仕方ないことがあって、80年代って、エイズだと告白した直後に、ハグってできるものなんです??
昔はエイズも性的マイノリティも、差別まみれなイメージがあるので、そのあたりの、あまりのスッキリ具合で、よりいっそう、「行儀のいい話だな」って印象が残りました。
とにかく大画面大音量で観たかった
元々ブライアンが「これはドキュメンタリーではない」という発言をいていたので、史実通りかは気にしないで観ようと思っていました。
なので、ストーリー部分はまあこんなもんだろうと。
とにかく、ライブシーンは最高でした。
クイーン全盛期は小中学生だったので当然観たことはなく、ライブエイドはなんとなくテレビで見た憶えがある程度の自分ですが、これほど悔しかったことはありません。
ライブエイドの迫力といったらもう…
エンドロールの最後の曲がまたじーんときました。
死人に口無し
このレビュー観て気を悪くさせてたらごめんなさい。
この映画はぜんぜんクイーンの良さが出てない。
ブライアンだけが不自然なくらいいい人で後のメンバーがとげとげしてて下品。フレディなんかひどい描かれ様。あれじゃあただの自分勝手マンみたいだ。ロジャーもアホみたいになってるし。
ブライアンそんなに目立ちたいなら自分だけがメインのドキュメンタリーでも作ってくれ。他のメンバーを使わないでくれ。ジョンなんかは映画製作に一回も関わってないし。。。
伝記映画じゃなくてフレディ・マーキュリーをモデルにした違う名前の人物が主人公のフィクション映画にすれば、もう少し観れたかも。
鑑賞中に隣りの人がぶつぶつ文句いってたし5人くらい途中退室したきり戻らなかった。
何者かを決めるのは自分
Queen知らないし、
(さすがに聞いたことある曲ばっかりではあります)
観る気もなかったけど、
めちゃ話題になってるし、
という理由で、観てきました。
確かに一緒になって足鳴らしたり
一緒に声出したくなるし!
ライブは迫力あり!!
あの当時、今とは違うし、
カミングアウトできないのは
そうとう辛かっただろうなぁと
思います。
ラスト、フレディがメンバー
に告白するセリフには
グッときました。
確かに面白かった。
しかし、私にはあまり合わない映画だったようです。
月曜の映画安い日でよかった。
今年の最後の映画、
ファンタビで終わらとけばよかった。
なんて思ってしまったから。
とはいえ、何が自分に合わなかったのか、
わかりません。
好きな人、こんなレビューですみません。
昨日ケンカした娘と仲直りしよう。
家族や大切な人を大切にしよう、
とりあえず、そんな気持ちになりました。
誰が観ても楽しめる
クイーンのことは、歌しか知りませんでした。
「この曲聞いたことあるわ」レベルです。
が、たまたま良い時間の上映があったので
母親にもすすめられ観に行きました。
良かったです。同時に少し切なくもなりました。
この映画はファンじゃなくても
とあるバンドの物語として楽しめます。
なんならファンじゃないほうが楽しいかもしれないと思うほど。
(母親はボーカルの似てなさに少しガッカリしたようで。)
あと、クイーンに限らずライブが好きな人は
ところどころにちりばめてある作曲シーンや
背景で流れている音楽に耳を奪われます。
しかもどの曲もどこかで一度は聞いたことのある曲で
全く飽きません。そしてしばらく彼らの曲が頭から離れません。
ものすごいバンドだったんだなというのが初めてわかりました。
切なさと興奮で胸がいっぱいになる映画です。
再現性100%
とにかく、再現性に関してはほぼ100点あげちゃっていいのではないか?フレディはもちろん、他のメンバーも見た目からライブでの動きまでよく研究していたし、初期の頃の衣装も細部に渡って再現してあった。ストーリーはバンドもの定番ではあるが、フォーカスはフレディであっても、他のメンバーに関してもフェアに描かれていたと思う。ただ、フレディのガールフレンドとの関係、ゲイ・バイセクシャルであるくだりが歯切れが悪い。個人的にはバイオグラフィーを見て知っていたから、曖昧な部分は自分で補足して観ていたが、全くファンじゃない人が観て混乱しないのか、疑問に思った。いずれにしろ、フレディの死をリアルタイムで知っていた世代としては、ライブエイドでフレディがボヘミアン・ラプソディを歌うシーンではどうにも涙が止まらなかった。
女子高校生の心にも響いた
元々QUEENの曲は数曲しか知らなかったのですが、この人気ぶりや、テレビの特集などを見て、興味を持ち軽い気持ちで見に行きました。
ですがもう号泣!!とても感動しました!!!
QUEENの魅力が溢れていて、彼らの世界観に惹き込まれました。
ライブのシーンはどれも圧巻でした。
ライブエイドのQUEENと観客の一体感!!最高でした!!自分たちもライブに参加しているようで、とっても気持ちよかったです!!
強いて言うなら、そのライブ中に他の場面にちょくちょく飛んでしまうのが少しだけ残念でした、、
でもとにかく涙が止まらなくて、フレディーの生き様が本当にかっこよくて、QUEENの絆を強く感じました。
世代でなかったり、あまりQUEENのことを知らない人でも、少し興味があるなら十分楽しめる映画だと思います。最高でした!!!!!!!
俺が何者になるかは俺が決める
観ました!観ました!
やっと観れました!
話題のボヘミアンラプソディーーー
20世紀フォックスの最初のファンファーレから良かった
あれでまず痺れたーー
クイーンの…というよりもフレディの伝記映画だったんだね
ちょっと勘違いしていたかも
クイーンてフレディが亡くなって活動停止していた間も何回かブームというか流行った時期があると思うんだけど私くらいの女性なら
キムタクのドラマの主題歌で知ってる人も多いんじゃないかなー?
私はその時にベスト・アルバム買いましたー
面白い音が多くて色々な要素の入った曲を作る人達だなというイメージがあって
純粋にロックという感じではなかった印象
これ観たら納得!!
オペラ×ロックはすごいよねー
しかもボヘミアンラプソディのコーラスも全部自分達だったとは
ドンドンパッ!ドンドンパッ!
We will rock youの手拍子と足踏みもお客さんと一体になれるから…なんて素敵だ!
個人的に気になったのは
ドラムにコイン置いてたのはなんの曲なんだろう?
こんなレコーディングなら楽しいだろうなぁ♪♪
映画観て気づいた事が多くて、フレディってそんなに歯出てたのか…とか笑
短髪のヒゲ姿は、結構後期になってからの姿なのね…とか
セクシュアリティの部分が結構支配しててゲイというのは分かっていたけど、そんなに掘り下げて調べる事でもないし軽くしか知らなかったのでこういう人だったんだって知れて良かった
やっぱりボーカリストってすごくデリケートな人が多い
バンドの中で唯一楽器を持たない人
声という楽器は持っているけど
ちょっと自分はみんなと違うんだ…と思ってしまうところがあるのかもしれない
それは驕りという意味でも疎外感という意味でも
どっちの意味も含まれる
だから3人とマイアミの事務所で再会して話す場面ではものすごく嬉しくなった
ポール?とかいう変なおっさんから解放されて(ごめんなさい)
自分の居場所に戻るここのシーンが私の泣き所でしたね
ソロ活動のサポートメンバー達は「言うこと聞く」し「反対意見を言わない」し「喧嘩もしない」
そんなのつまんないもんね(^-^)
クイーンのメンバーはフレディにとって
1番の家族だったのね
メアリーも形は違えど側にいてくれたんだね
自分が間違った時、滞っている時
指し示してくれる人がいるから戻るべき場所に戻れる
そういう人がいて良かったね、と思う
たった1人しかいない中で孤独は感じづらいけど、大勢いる中で感じる孤独ほど辛いものはないから…
本来、スターというものはそういうものを抱えて生きる宿命なのかもしれない
だからこそ、あれだけの影響力があって自分の人生から伝えられるものがあるのかもしれないし
「俺が何者になるかは俺が決める」
この言葉も彼がいうとすごく深いから好き
終わってすぐメモしたもん!
あまり家柄の事が出てなかったけれど本当はもっともっと苦悩があったのだと思う
名前も勝手に変えちゃったくらいだし
そこからのライブエイドが爆発的に良かった!!
本物のライブエイド観たらまんまでビックリしちゃった!!
本当にあれだけの盛り上がりがあったのがすごい!!
少しは脚色してるのかと思ってたから…
観客の動きまで似せてて驚いた
( Д ) ⊙ ⊙
応援上映で観たかったーーまた観れるかなーー?
最後にひとつ、マレーネディートリッヒの写真が飾ってあった
フレディはマレーネディートリッヒが好きだったのかな?
クラシック映画が好きなのでとても気になった!!
「ボヘミアンラプソディ」のジャケットはあのマレーネを真似たのかな?
感動!
終始感動できる映画でした♪普段は格闘シーンアクションシーンメインの自分がここまで引き込まれるとは思わなかった^_^映画ドットコムの評判はかなりあてになりますね!世代的はQUEENではなくU2になりますがイギリスの音楽シーンが世界に与えている影響の凄みを映像から感じとれました。音楽が素晴らしいだけではなく、ウェンブリーでのLIVEAIDSの再現シーンには息を飲むほど。
時間が経つのが早く感じます!ヒット作は映像美だけではなく音楽や美術的なセットが必ずといっていいほど良い仕事をしていますね。
ドキュメンタリーとして見るのか、ひとつの映画として見るのかでまた楽しみ方や感じ方も変わってきそうです。
人生のお供にこの映画のblue rayが出たら購入したいと思います!
最高のエンターテイナー
一度見ただけでは物足りない人が沢山いる。
2回目はTOHOシネマさんの胸熱上映を見ちゃいました、これ絶対おすすめです(^^)
クイーンの歌は全部好きだけど小学生の時からボヘミアンラプソディーの最初のピアノの部分が大好きで…なんでこの後こんな歌にしてるんだろ〜って30数年前から思ってたのが…この映画見てなるほどなーと思いました!変なパートだと思っててフレディごめん!
ライブの一体感
映画を見た場所が日本であることが悔やまれる。
まるでライブにきたような一体感。
特にラスト20分は最高だった。
釘付けというよりも、目をつむってもその情景が思い出されるようで。
新聞とかで特集が組まれて観に行くことになったのがきっかけ。
11月初めに公開したのに、
ファンタビよりも、ランキングが上なのはなぜ。
その疑問を持った自分が恥ずかしい。
今日はクイーン以外聞けないと思ってる。
ハイトーンな声は脳裏に残る。
放浪者(ボヘミアン)の帰る家
伝説的ロックバンド・クイーンのボーカル、
フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画が登場。
基本洋楽ばっかり聴いている僕も彼らの曲は大好きだが
(まあ洋楽ファンに限らずクイーンのファンって多いと思うが)、
リリース作を残らず買い漁ったり、バンドの歴史や音楽性の
変遷を紐解いたりという域までには達していないので、
熱心なファンの方と比べれば僕はヒヨッコ……いえミジンコ……
いえゾウリムシ体内のミトコンドリアです……(←どうした)。
ミトコンドリアあらため自分にはこのドラマがどこまで事実に近いか、
どこまで伝説のバンドの実像を再現できていたのか分からなかったので
鑑賞後に色々と本作の製作経緯や史実との差異を調べてみたのだが、
どうも史実との差異に関しては結構な改変が入れられている様子。なかには
ドラマに大きく関わる改変もあるので、それを知った時は「ううむ」と思ったが……
本作の制作にはクイーンの元メンバー、ブライアン・メイやロジャー・テイラーも
参加しているし、2人はパフォーマンスの再現度について評価しているようなので、
この映画は史実の再現よりもクイーンというバンドとフレディ・マーキュリー
という人物の精神性を再現しようとしたものと捉えてこの先は書くことにする。
伝記映画は常に「どこまで事実に近いか?」が頭をもたげるんで厄介やね。
...
前置きが長くなって申し訳ない。
製作経緯や史実改変が思考に無いクリーンな頭で鑑賞した時点で、
本作を観てストレートに感じたことは何か?を書くと……
40年近い時を経てもなおスーパークールな“クイーン”のパフォーマンスを
高再現度&高熱量で観られるのは、シンプルにメチャクチャ気持ち良い!
次々登場する名曲の数々には自然と指と足でリズムを刻みそうになったし、
『ボヘミアン・ラプソディ』『ウィ・ウィル・ロック・ユー』創作のワクワク感も忘れ難い。
メンバー間でいっつもガミガミ言い合ってるのに、良い音楽のアイデアが
浮かんだ途端に興奮して「いいじゃん最高だ」と褒め合う姿が微笑ましいし、
『良い音楽を創る』という熱い心で結ばれた絆がかっこいい。
そして、7万人の大観衆を前に繰り広げられるクライマックス20分間は圧巻!
まるで当時のステージに登壇し、“事件”を目の当たりにしている感覚になった。
いやあ、これこそ映画館の大スクリーンに身を投じるべき映像さね。
はぐれもの達への礼讃、そして自分を支えてくれた人々と音楽への愛、
観客“に向けて”ではなく、観客“と共に”音楽を刻むという信条。
それまでに語られたフレディの半生と、クイーンのバンドとしての
矜持(≒プライド)が、あのクライマックスには凝縮されていた。
物語の主軸となるフレディ・マーキュリーの半生も現代に通じるテーマで見応えあり。
現代もLGBTに十分理解ある時代とはたぶん言えないのだろうが、
物語の舞台がエイズ流行の兆しが見え始めた'70年代であればなおのこと。
劇中のフレディも、妻メアリに面と向かって言われるまで
自身がゲイであることを自分でも認めていない様子だった。
まず自分が世間が言う所の“普通”と異なるというのは怖いことだし、
父と反目はしていても、どこかで父に認められる為の男らしさを求めていた
のかもしれないし、メアリに申し訳なく思う気持ちもあったのかもしれない。
理由は様々だろうが、彼は自分の本当の心が理解できずに長年苦しんでいた。
(自分の幸せをかなぐり捨ててでもフレディをあるがままにしてあげたい
と望んだメアリは本当に良き理解者でありパートナーだったんだと思う。
……後々に婚約相手をニコニコ紹介するのはちょっとアカンと思うケド)
天才肌のアーティストである一方、人間的な欠点も非常に目立つ。
自分のパフォーマンスへの絶対的な自信は殆ど傲慢とも言えるものだし、
あまりに奔放過ぎてクイーンのメンバーと衝突したり身を崩していく
様子もいただけない(あれでも史実よりソフトな表現らしいが)。
だがそれらを乗り越えての謝罪、そして“ライヴ・エイド”は熱い。
メンバーに掛けてきた迷惑も、ブライアン・メイの「話し合う
からちょっと廊下立っとれ」で帳消しになった気がする(笑)。
...
しかしまあ不満点もあります。
クライマックスはメチャクチャ興奮したが、
一方で不満点もこのクライマックス。
パフォーマンスで盛り上がっている途中でチャリティ活動の様子や
袂を分かったプロデューサーの様子などが挟み込まれるのだが――
映像を挟み込むのは構わないが、そこで音楽までトーンダウンさせるのはやめてほしかった。
挿入される人々の映像はセリフ無しでも内容が伝わるようなものだったのだし、
クライマックスのあの怒涛の興奮に水を差すような演出はしないでほしかった。
また、フレディのアイデンティティに関わる描写を重視したドラマである故か、
数々の名曲の制作経緯や劇中使用についてはわりと淡白な扱いにも感じられた。
バンドメンバー間の絆への理解をより深めることは終盤に利いてくる
と思うので、そこももう少し描写してくれると有り難かったかなあ。
クイーンがメジャーバンドになるまでの流れも結構なトントン拍子で
描かれるので、フレディという人間を描いたパートに比べてどうにも淡白で薄味。
それにやはり……冒頭で“史実より精神性の再現”と書きはしたものの、
聞いてしまった以上は史実との大きな差異は気になる部分。
今回は鑑賞直後に考えていた評価からそこで-0.5判定を下げている。
...
けどね、人によっては史実との差異はもっと判定下げるべきと考える所
なのかも知れないが、僕はこの映画、自分が何者かをずっと探し続けた
人間のドラマとしてはちゃんと完成していたと思うんですよ。
劇中ではたしか『自由人』と訳されていた『ボヘミアン』という言葉だが、
これはもともと流浪の民を意味する言葉で、それが転じて『慣習や体制に
依らない自由奔放な者』というニュアンスの言葉として活用されている。
“自由奔放”というのはまさしく本作で語られるフレディのスタイルだが、
一方ではそのフレディを“流浪する人”と表現しているとも取れる。
父の理想に縛られたくない、世間と同じになりたくない、ゲイではあるが
そういったセクシュアリティ以上の繋がりを心の中ではずっと求めている。
本当の自分は何者なのか、そしてその自分を受け入れてくれる人はいないのか。
答えをずっと探し求め、一度は家族も仲間も捨ててあてもなく彷徨い続けた男。
それでも最期の時に彼は帰ってきた。
「善き行い」を信じる、血の繋がった家族のもとへ。
そして、本当は最初の最初からありのままの自分を
受け入れてくれていた、心の繋がった家族のもとへ。
どれだけ偉大なアーティストと称賛されても、孤独は身に堪える。
帰るべき家がある、迎えてくれる人がいてくれるというのは、
当たり前に思えて本当はとんでもなく幸福なことなんだと思う。
<2018.11.17鑑賞>
今日はQueenの曲以外は聴けない
ファンでは無いが意外にも知っている曲ばかりでそれだけ流行していたということだ。フレディの圧倒的な歌声、素晴らしい曲、情熱、成功。その裏にある孤独、苦悩、葛藤。メンバーとの友情。そのどれもが胸に突き刺さり、最後のライブ・エイドでは涙が溢れてくる。この映画を作ってくれたことに感謝したい!
音楽はA級、映画はB級。
私が好きな「フラッシュ・ゴードン(クイーンが音楽担当)」は、
音楽はA級、映画はB級と言われる。
本作もこれに同じ。
音楽は良いに決まっている。
しかし他の音楽系自伝映画と比べる(ブルーに生まれついて、ローズ、RAY、ウォークトゥザライン、ストレイト・アウタ・コンプトン等々)と、
本作は映画としては平凡だ。
主演のラミ・マレックの演技は、単調で繊細さに欠けて滑稽でさえある。
上にあげた映画の主演俳優たちに比べると、口パク物真似を素晴らしいとは言えない。
他の俳優さんたちが素晴らしいので、勿体ない。
またあくまでブライアン・メイ(他メンバー)を通したフレディだ。
本人の気持ちを推し量って作るより、ブライアンを主人公にした方が自然じゃないか。
ブライアンはそんなに、自分の気持ちと向き合うのが嫌なんだろうか。
てかこんなこと言うのが無粋なくらい、クイーンの音楽は素晴らしい。
これは事実だ。
ただ、エイズだとメンバーに告白したフレディが、サヨナラの気持ちを込めて、ライブで「ボヘミアン・ラプソディ」を唄った。みたいな、やすっぽい感動を煽る演出には白けた(亡くなったの1991年だぞ)。
この映画を観た方は、「ボヘミアン・ラプソディ」の英語の歌詞を読んでほしい。
難しくないので理解できると思う。
フレディは、人種、宗教、性、容姿、何処かの誰かが作り上げた価値観と戦い、悩んでいた。
だけどそんなの、意味ないって気付いたんだよね。
だから、どんな風が吹いてきても、
Nothing really matters to meとなるんだ。
遺言的な内容じゃない。
ある時代まで、ロックは体制と戦う武器だった。
カート・コバーンが「ロックの核心は、反体制、反権力」だと言っていた。
だから拳でもなく、武器でもなく、「ROCK YOU」なんだ。
ボヘミアンラプソディー
最高に面白かった。過去1と言っても過言ではない。
最初から最後まで観るから面白い映画だと思った。
フレディーの一生を忠実に再現されてる感じがまたいい。フレディーの記伝だよ、これは。
開始5秒で鳥肌が立つ映画
20世紀FOXのあのクレジット映像がギター音で奏でられる、バンドサウンド好きには鳥肌必至のOP。それもかすむほど、ラストのど迫力圧巻ライブに無心の涙が溢れ出る、魂ド響きの映画。
◆概要
「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳で逝去したフレディ・マーキュリーの伝記ドラマ。音楽総指揮は現クイーンメンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラー、劇中ではフレディ自身の歌声の28楽曲を使用。出演は「ナイト ミュージアム」のラミ・マレック、「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンら。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー(製作途中で解雇されているが、表記上はこれ)。
◆ストーリー
「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」などの名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」でのパフォーマンスを再現するとともに、知られざるストーリーを描き出す。
◆感想
とにかくラストのライブ20分間(おそらくライブ音源そのままノーカット)の迫力に得もいえず体が震える。悲の感情でもなく喜の感情でもなく、涙が何故か湧き出る不思議な感覚。これがいわゆる“魂に響く”という感情なのかと、自分でも初の体験に驚いた映画だった。
死を悟るも魂で歌うフレディの姿、曲に感極まる観客、絆で繋がったバンドメンバー、そんな映画としてのストーリーがあって、ラストの映画の山で泣かされた…のではなく、それとは違う、映像そのものの底力で泣かされた、としか言いようがない。何万人もの観客が音楽で一つになる映像力、その中心でその渦を作り出す神々しいまでのバンドの姿、ライブそのもの音源というリアルさも相まって、自分もその会場にいるような感覚になる、不思議な映画体験だった。音楽が少しでも好きで、ライブに足を運んだ経験がある人には是非この映画を体験してほしいと思う。
全体的にも、まあフレディ・マーキュリーの波乱万丈な人生に驚かされるし、誰もが聞いたことのあるクイーンの曲がもちろん大量に使われていて、楽しめる要素が豊富。劇場で体が何度もリズムを取ってしまう笑。
コアファンでなければ、劇中に散りばめられた“クイーントリビア”も楽しめる要素だと思う。「We will rock you」がフレディの遅刻から生まれた、フレディのあのビジュアルは身近な関係者の影響、「Bohemian rhapsody」は発表の何年も前に一度お蔵入りになった曲。。事実か否かは置いといて、映画として描かれる“クイーンってそうだったんだ”な発見が面白い。
個人的には、マイベスト映画の「マイ・フレンド・フォーエバー」主演でエイズを患う少年役だったジョセフ・マッゼロがベーシスト役として、同じくエイズで亡くなるフレディの映画に出演していたことがツボ。エンドロールの本人映像でビジュアル的にも適役なのが分かったけど、この配役がそれを意図したものだというのも憶測ではないと思う。
とにもかくにも、ラストのライブシーンがありそうでなかった感涙の映画体験。たくさんの人にこの感覚を味わってほしいと思う。
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