ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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スターの孤独
正直、クイーンはほとんど聞いてこなかった。ロック好きだと自分で思っていたけど、全然世界を知らなかったんだなと思う。ロックミュージシャンは、得てして変わった人が多く、早死にも珍しくはない。その裏にある本人の葛藤とか、足跡にはあんまり注目したことがなかった。フレディのステージングの再現度はすごい。肉体的にはゲイで、精神的にはバイセクシャルという性的指向もあるのだろうか。色んな方面に興味をかき立ててくれる映画だった。
昔、ブライアンメイのピッキングを真似して、百円玉でアコギのカッティングをしたことがある。弦が削れて、黄金色の粉がたくさん落ちた。高校1年生の頃である。あの時、もっとクイーンにハマっていたら、自分の人生は今とどのくらい違っていただろう?色んな選択肢をくぐり抜けて、今があるような感じで不思議だ。
Queenの伝説をプレイバック
フレディの苦悩
フレディがバイセクシャルであり、エイズで亡くなったことは小学生の頃にどこで情報が入ったか覚えていないが知った。クイーンの曲もいつのまにか代表曲はほとんど知っている。
だいぶ昔のバンドであるのに、
クイーンやフレディがいつまでも人気があり、今も輝きを放っていると言うのは全盛期は一世を風靡したのだろうと思っていた。
この映画を見て、予想通り世の中を変えるくらいのバンドであり、世界一のバンドといっても過言ではないと感じた。しかし、その影には、フレディの苦悩が存在し、それが曲に表わされていた。。。
クイーンの歌詞にまでいままで注目していなかったが、歌詞はフレディの人生そのものだなと思った。
IMAXで観たこともあり、曲の部分はまるでライブにいるかのように感じた。
DVDではなく映画館で観たほうが10倍くらい楽しめる映画だと思う。
LGBTが昨今世の中で騒がれているが、見方がこの映画を見て変わった。是非多くの方に見てほしい映画である。
等身大のスター
ヒットしてる意味に納得
正直この映画がヒットしていることを聞いた時、なにがそんなに面白くて話題になっているのか分からなかった。世代的にクイーンについてヒットソングをいくつか知っているだけで詳しいわけでもなく、あまり興味もなく、なんとなく誘われて見に行っただけだったが、映画を見てヒットしていることに納得した。主人公は庶民的な暮らしからバンド仲間を見つけ、その歌声で観客を魅了し続け大スターになっていく。ステージで自分の持っている力を全て出し尽くし、自由にダイナミックに表現している。その自由さから仲間やクライアントとトラブルに陥ったり、変わった性癖から婚約者も離れていき、病気にもかかってしまう。しかし最後は仲間の大切さと身近にいてくれる人のありがたみに気づくこととなる。20分間の実際の音源を使ったライブがある。クイーンについてあまり知らなくても楽しめ、見たあとクイーンの曲を聴きたくなるような映画だった。
ようやく観ました
ようやく観てきた40代後半男性。
家族で観ました。中高生の子ども達はセクシャリティについては
理解しきらなかったかもしれないけど、様々な事を映画から学んできたと思っている父(私)からすると、良い経験になればなぁくらい。
作品中のクィーンの楽曲はほぼ知ってる
自身の結婚披露宴でも「Somebody To Love」を思い切り流した
でも自身はクィーンの世代ではないと思っている
ライブエイドが洋楽聞きかじりだった中学生頃
本作品が完全な「史実」ではないとも事前に聞いていた
フレディ役に少し違和感持ちつつ
「フレディって歯が出ている顔カタチだったのか~」
と気づかされたのが正直なとこ
リアルタイムでは「ヒゲ」のスタイルしか知らないので
それでもラストのライブパフォーマンスで
ポロリとしてしまった
特に「レディオ・ガガ」で
何でだろう
他のコメントで「映画の力より、クィーンというバンドの奥深さ」
とありました。
もちろん前提の上で
映画としてのストーリー(完璧な史実でない部分も含め)の中で
観たるからこそ
知る世代も、知らない世代も
染みいるのではないかなぁ~と感じた
つまりはブライアンメイ・ロジャーテイラーらのバックアップによる
「再現」こそが本作品の魅力
映画だから(劇場だから)こそ成し得たヒットでしょう
何より多くの人(世代)が劇場へ足を運ぶきっかけとして
大きな役割を果たすのは素晴らしいことですね
Queen再認識
高校の時にベスト盤をよく聴いてて、その後、初期のアルバム(戦慄の王女から華麗なるレースまで)を買ったり、カラオケでたまにDon't Stop Me NowとかBohemian~を歌う程度のQuenn好き。フレディについては、死因とかその周辺情報くらいは知ってる程度。
映画に関してはあまり事前情報を入れずに鑑賞。
観た映画館では座席8割くらい埋まってて年齢層高めな感じ。
内容については、伝記モノなのでこんなものかと。(苦労して成功して、成功に溺れて?堕落した後、復活する、的なよくあるパターン)
LGBTとか出自とかの視点があるので、そこをもっと掘り下げると話としては面白かったかもしれないけど、自分としては曲とかバンド視点の話がもっと観たかった。この映画はフレディの話とバンドの裏話の両方を追いかけた結果、中途半端になってしまった印象。
ライブエイド前のリハで、メンバーに病気の事を伝えるシーンがあって、出来すぎじゃね?と思って後で調べたら、どうやら史実ではないそう。。
音の臨場感がすごいので観るなら映画館で観るが良い。このサウンドクオリティでライブエイド本物版が観たいなあ。あのQueenの曲が大音量で聴ける!という感動は、自分は感じた。
フレディ役が顔・体格含めて全く似てないので、最初気になったけど途中で「まあそれは置いておくか」と決めたので目を瞑れた。ステージアクションは頑張ってる感じ。しかしフレディ役の出っ歯、強調し過ぎじゃね?明石家さんまのモノマネしてる原口を思い出させるて書いてた人がいたけど言いえて妙。
Queenを全く知らない人でも楽しめるか?つうと微妙な感じ。少なくとも知ってるかどうかはともかく、Queenの曲が好きじゃないと。
この映画を観た後、ちゃんとアルバム全部聴こうかなという気になって、まだ持ってないアルバムの内2枚(世界に捧ぐとJazz)を買った。Queen知らないような若い人達にも評判がいいらしいけど、自分と同じようにQueenに(もう一回 or 初めて)ハマる人が少しでも増えればいいなー。
爆音上映が一番!
当時、報道されていたフレディとは違っていた
天才なんだな
ボヘミアン・ラプソディー
はやく天にあがってしまうアーティストは多い
何万人何十万人の前で歌い踊り喋り人々を熱狂させる
パーフォマーの気持ちを想像したり考えたところで所詮井の中の蛙ぐらいなもんだろう。そんな私が思うのは、人に寄りかかることなく凛とした態度で生きていく。イエスマンじゃなく常に前向きな温かなファミリーがいることそれだけでホントは幸せだと。しかし人は欲よくしくなかなか、その欲には勝てない人が多く小なり大なりなんらか失敗し胸に何かを抱え生きて行くことになる人がほとんどだろう。共有の時間を持つことは言葉や理論だけでは無理なんだろう。対1人の人だけにも剥き出しの感情己の生き様を見せつけぶち当ててイクしかないと
考える私はマーキュリーが愛おしくせつなくキュートでプリティーな人にしか見えない。この作品口コミ感も最高、その話しを聞いて観に行った私も間違いなく人に進めたい作品。まだまだ続き流して欲しい。
ウソが多くて入り込めない
クイーンを知っている人にとっては時系列や史実と異なるエピソードが多く、それが気になって話に入り込めない。
ラミ・マレクの演技が不自然。入れ歯のせいか表情が硬く、いかにも作り物っぽい。最初の方はそうでもなかったけど、途中からどんどん気になった。
ライブエイドのシーンでも、実際のフレディはもっとリラックスしているのに、まるで薬でも決めているかのように瞳孔が開いていて、理由が分からない。口パク感ありありで違和感が拭えないし。
さらに、ライブエイドのシーンでWe Will Rock Youを省いたのはなぜ?魂に響き渡るのは事実だが、21分じゃないですよね?10数分しかないので虚偽の宣伝ですよね。
なぜフレディ・マーキュリーの物語なのにブライアン・メイが半分位あるのか?初のアメリカツアーで実際にはまだ未発表のFat Bottomed Girls?意味が分からない。Seven Seas of Ryeでよくね?
LiarやOgre Battleでもいい。どうしてもブライアン作ならせめてBrighton Rockだよね?
本作品はノンフィクションではないので、そうした要素を気にし過ぎる必要はないと知りつつ、やはり物語に入り込む邪魔になりました。
多分、クイーンを知らない人の方が素直に楽しめると思います。
尤も、Hammer to Fallで鳥肌が立ちましたし、ねこたちがかわいかったです。 それらを加味して、3点としました。
日本で人気の理由とは?
フレディ・マーキュリーという人
この映画を見るまで、Queenのフレディ・マーキュリーというと、ゲイでエイズでなくなった人というイメージしかなかった。
Queenファンでなかった私は、あまりにも彼に対して知識がなかった。
この映画を見ることで彼の置かれた境遇や生い立ちを知るきっかけになった。
この映画は彼の青年期から始まるが、70年代のイギリスでの中央アジアの人々に対する差別意識が強く、インド系のフレディもまた「パキ」と呼ばれ蔑まされる。
そして父親の教えに反発する形でバンド活動を始め徐々に人気を得るが、それまで強いたげられていたインドのルーツを嫌い、本名を捨て、フレディ・マーキュリーとして生き始める。
自分のアイデンティティーを音楽の中に求めたのだ。
曲を作るのにも一切の妥協を許さず、仲間に対して何度もリメイクを指示。
でも仲間の提案はけして否定せず、いいと思ったことは取り入れていく。
また、バンド結成前にライブ会場で知り合った女性と結婚するが、ゲイのマネージャーがフレディに接近していった後に、奥さんに俺はバイセクだと告白し別れるが、その辺の流れがいまいち分からなかった。
別の人のレビューでそのゲイのマネージャーとの関わりが深く描かれてれていなかったというのをを読んで、それでフレディー自身がバイセクだと思わせるシーンがなかったのだと納得した。
ただ、最後のライブシーンは圧巻で、二曲ぐらいで終わるかと思ったら、当時の曲目で全てノーカットで再現していたらしく、本当に当時のQueenを見ているかのような、演出は驚きでしかなかった。
余談ですが、元奥さんの70年代のサイケデリックだったり、エキゾチックなファッションがとても素敵でした‼️
やっぱりあの時代のファッションが一番格好いいなと再認識する映画でもありました。
クイーンの音楽に酔いしれる🎵
クイーンの事を知らなくても見応えある
音楽は素晴らしい。
クィーンがとりたてて好きというわけではないが、ライブ・エイドの「We Are the Champion」のシーンは身が震えた。
ブライアン・メイやロジャー・テイラーが製作に参加しているとはいえ、死人に口なし状態での撮影には、少し納得しがたいものがある。
それでも「We Are the Champion」に身が震えるのは、音楽の力であろう。
音楽に力があるのは、たぶん多くの人が知っていることだと思うが、そこに頼りすぎている作劇であったとも思う。
製作時のごたごたを思うと、ひょっとしたら違う形の完成形があったのかもと思う。
ブライアン・シンガーが監督としてクレジットされているが、今回のこの大ヒットは誰の功績と判断すればいいのだろう。
そんなことばかり考えている。
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