劇場公開日 2018年11月9日

「たまむすびと瀧のこと」ボヘミアン・ラプソディ hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5たまむすびと瀧のこと

2019年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

もちろん素晴らしい映画だったけど、全然映画の主題とは違うところで泣いてしまった。

私はTBSラジオ「たまむすび」のリスナーで、この番組では何度となくこの映画を話題にしていた。
フレディの「エーーーオ!」のコールアンドレスポンスをたまちゃんが真似してライブでやって、それを各曜日のパーソナリティにネタにされたり。
パーティーの後の白い粉が出てくるシーンでは、否応無くピエール瀧のことを思い出した。
そんな感じで、なんとなくたまむすびのことを考えてたとこで「レディオ・ガガ」が流れてきた。

「ひとり座って君の灯りを見てる/10代の夜を過ごす唯一の友達で/知りたい事はすべて/ラジオで聞いていた」
っていうのはまさに私の10代そのもので、その中でも一番の「友達」が「電気グルーヴのオールナイトニッポン」だった。

「ラジオ、まだ誰かが君を愛してる」
っていうのは今の日本のラジオのことでもあるし、私にとってはピエール瀧のことでもある。
この歌詞で、涙が止まらなくなった。
あやまちを犯してどん底まで落ちてもライブエイドのステージに戻ってきたフレディみたいに、またライブやラジオで瀧の声が聴けるのをずっと待っていたい。

ボヘミアン・ラプソディと関係ない話でごめんなさい。
これが私にとってのこの映画の感想です。

あとあの、パーティのあとに片付けしてて出会って彼氏になる人(名前忘れた)の振る舞いがかっこよすぎた。
私も有名だったりすごい人に対してもあんなふうに「人対人」として対峙できるような人間になりたい。

hhelibe