青の帰り道のレビュー・感想・評価
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リアルな苦悩が心に刺さる映画です
幼馴染の7人の生き方を通して、生きるって苦しく辛い。しんどい。でも、それだけじゃない。
間違っても、また前を向いて歩いていけるんだって希望をくれる作品だと思います。
みんなそれぞれに生き方があって、平凡でも幸せな暮らしもあれば、大人になりきれなくて危ない道に足を踏み入れてしまったり、夢を追って足掻いても現実に押し潰されてしまったり、自分の道を見出せなくて他人に縋ってしまったり。
やりたくないこともやらなきゃならない。
しんどくても、しんどいと言えない時もある。
誰かに当たって、ひどい言葉を投げつけてしまったりする事もある。
生きるのって苦しいよなぁ。
全く同じ境遇ではなくても、きっとみんな胸に刺さる部分がある。
でも、自分の人生だから、間違っても前を向いて歩き直せればいいのかもしれない。
しんどくても、苦しくても、手を差し伸べてくれる人がいれば立ち上がることが出来るのかもしれない。
そんな希望を見せてくれる映画だと思います。
出演されてる俳優さん方が本当に良い演技をされてます。
リアルな若者の今を、苦しみを、切なさを、憤りを感じさせる演技で、本当胸にグサグサきます。
でも、自分も前を向こうと思わせてくれるあったかい映画です。
是非、老若男女問わず、たくさんの人に観てほしい映画だと思いました。
青春を飼いならせ
非常に良かった。
映画の前半は”青春”の暴走とその危険性が描かれる。
まずはレビューの見通しを良くするため、青春モノにありがちな"理想の青春像"を実現するステップを挙げることから始める。
1. 夢が見つかる。
2. 夢を共にする仲間もしくは理解・応援してくれる誰かを見つける。
3. 夢に向かって一歩踏み出す。
4. 努力を続ける。
5. 思った通りの夢が叶う。
そして残念ながら、これらをやり遂げられた人はこの物語の主人公たちにはいない。
リョウはステップ1 の手前で置いてけぼりをくらっている。高校卒業時点で将来の目標がない彼の「自由だ〜!!」という叫びは何もない高い空に溶けていき、その後もその自由を有効に活用することはできずに人生を消費している。それに彼自身も気付いていながら、結局何もできず、ついには犯罪に手を染めて空虚を満たそうとするも、その営為もまた虚しい。しかしそんな空っぽの人生でも「死んだら終わりなんだ」と強く心に留めている。そんな彼にとって夢や目標のある他の仲間が、いちいち深刻めいていることは理解し難かったことだろう。
カナは一番ステップ5に近づいた人だ。夢あり仲間ありで上京して、たゆまぬ努力もしっかりする。歌手としてのデビューまで果たしリーチがかかっていたにもかかわらず、大人の事情で結局ステップ5だけクリアできなかった。しかし歌手として生計を立てるほどまでにはなっており、普通に就活するユウキなどの一般人から見ればうらやましい人生だ。けれど幸せの物差しは人それぞれであり、当の本人は不満を溜め、思っていた自分の成功姿とのギャップに自信を失っていく。
キリとタツオはカナと一緒に夢を追いかける仲間という意味では同じだ。しかし、二人には大きな違いがある。それは「現実に生きた」か、「虚構に逃げた」かにある。
キリはカナのそばでカナの苦悩を共に味わい、夢見た芸能界の舞台裏の現実を知ってしまった。いつしか彼女は社会の一員として馴染んでいき思い通りにならないことに慣れてしまう。一瞬だけセイジに恋愛と言う形で”青春”を取り戻そうとするも、それも最悪の結末となる。その後実家に戻りバイトでお金を稼ごうとする彼女はやはり現実に対して忠誠的だったと言える。
タツオは大学受験失敗によってステップ4の途中で挫けてしまう。挫けた後モラトリアムに興じ、一番輝いていた高校時代や(おそらく恋をしていた)カナとの物理的心理的距離が一番近かった頃の過ぎ去った虚構に逃げ込みそこに居座り続ける。そして、カナの抱える悩みや不満を余所に自分の世界に閉じ込もるようになる。そうしているうちにまだ見ぬ東京の雑踏とカナを理想化し幻想を抱いたのか、ある日無計画な上京を決意する。が、その幸先、カナとのビデオ電話で、彼は現実に突き落とされる。彼が独りよがりに夢想していた理想の地に、片道たった2400円の切符で辿り着けるわけなどなかった。それを悟り絶望した彼は自殺してしまう。
ユウキはあまり描かれないため難しい。普通に大学受験を突破して上京し、大学生活をエンジョイし、卒業後都内の会社に就職...と一番ありがちな青春をある意味一番謳歌している。しかし、犯罪者リョウの協力を得ようとしたりする彼の弱い面も描かれていることや、タツオのおかしい様子や生気を失ったキリを前にしても深入りしようとせず結局傍観者で終わる彼は、その他大勢の代表としての側面が強い。
”青春”に振り回されると、人は自分勝手になるのだろうか、現実に無事帰ってこれたキリ以外は、何かしらの(犯罪を含む)加害行為を働いている。リョウやセイジ(彼もカメラに賭けた時代があったことをほのめかしている)は犯罪に手を染め、ユウキもそれに片足を突っ込んでいる。タツオはユウキを怒鳴りつけて突き放し、最後は矛先を自分に向け自殺してしまう。カナだってタツオやキリを身勝手な言葉で傷つけ、最後はタツオと同じように自身に刃を向ける。
ここで、できちゃった婚をしたコウタとマリコに言及する。彼らは、”青春"に囚われる他の仲間たちとのコントラストとしての役割を持って描かれる。彼らは基本的に青春の罠にハマる前に家族ができ、ずっと幸せそうである。三浦雅士著の"青春の終焉"で彼は「日本において”青春"は近代に発明された概念だ」と唱える。昔は皆、コウタとマリコのようにある程度成人すればすぐ子供を作って家庭を築き、自己実現や恋愛成就などおよそ青春が駆り立ててくる観念に悩ませられたり身を滅ぼされる暇がなかった。面白かったのはコウタとマリコがキリに子供を預け「ちょっと青春してくる」間に彼らの子供が病院に運ばれる事態が起こり、彼らもまた”青春”の牙に脅かされる客体として暗に描かれていることだ。
もう一度言うが、残念ながら理想の青春像実現ステップ1〜5の全てをやり遂げられた人はこの物語にはいない。
しかし、「人生に正解はない」とキリの母が言ったように、彼らを不幸と決めつけることはできない。タツオの死後の物語はそのメッセージをテーマづけるべく動いていき、まさに青春という遠足の帰り道を歩いていくのが映画の後半である。
帰るまでが遠足だとすれば、不完全燃焼で終わった青春とそこからの回帰の姿もまた青春の一部である。つまり、青春の定義を少しだけ広くする新しい定義をこの映画は提唱しているのかもしれない。
しかしその新定義の枠組みを持ってしても、帰らぬ人になったタツオは浮かばれない。映画の冒頭で若者の自殺率に言及していることから察するに、「それでも生きなさい」というシンプルなテーマが作品の根底にあることが分かる。
“青春”のイデアを見ようとする若者たちが、無我夢中に道をかき分けて進んだ先に見るものを、我々はこの映画で見ることができる。
そんな“青春”を飼いならし乗りこなすことが、天才だったらできるのだろう。
洋画タッチの社会派青春映画❗
星🌟🌟🌟🌟 軽めの青春映画かと思って観たのですが… 凄く社会派のいろいろ考えさせられる映画でした❗真野恵里菜が主演ですが横浜流星や清水くるみも凄くいい演技しています❗藤井監督の作品はちょっと前にデイアンドナイトを観たのですがどちらも意外と重いテーマを洋画のようなオシャレで斬新な撮り方で見せるので凄く観やすくなっていて私は凄く好きです🎵大人も楽しめる青春映画です❗オススメです🎵P.S.高畑裕太の事件で撮影中止になったのがこの作品だとか…みんなで時間を割いてまた撮りなおししたかいは充分あったと思います❗❗
ひと味もふた味も違う青春映画でした
高崎の高校の仲良し男女6人組。彼らそれぞれの卒業からの10年を活写した青春グラフィティ。学生の間は甘い夢だけ語っておれば済んでいたものが、一旦世間に出ると、渡世の厳しさ、辛さが身に沁みるもの。それぞれに挫折と絶望を存分に味わった上でみんなが再会するくだりは、この種の青春ものではとても見慣れたプロッティングなのですが、本作はそれが全く冗長にならず、とても良い緊張感で楽しめたように思います。演出と脚本の冴えを感じた次第。期待せずに鑑賞したのですが、これは青春映画の中で出色の出来栄え。拾いものでした!
青春の残酷さと切なさ。赤裸々に紡ぐ群像劇。
【賛否両論チェック】
賛:若者達が直面する苦悩や葛藤が如実に描かれ、その姿が痛々しくて哀しい。主題歌も見事にマッチしていて、魅力を引き立たせている。
否:DVや自殺未遂等、人によっては観せられたくないような描写も多々ある。
高校卒業を機に上京する者と、地元に残る者。その誰もが夢を追い、将来に希望を持っていたはずなのに、気がつけば夢と現実の違いに思い悩み、疲れ切ってしまう。カナを始めとする7人の若者達が直面する、様々な苦悩と葛藤が赤裸々に描かれ、青春というものの持つ残酷さや切なさが、ひしひしと伝わってきます。
そしてこの作品のもう1つの魅力が、主題歌であり挿入歌としても登場する、amazarashiさんの「たられば」です。自分の半生を振り返り、ないものねだりの想像をしてしまうその歌詞が、人生にもがくカナやタツオ達の姿と巧みに重なって、何ともいえない味わい深さを際立たせているようです。
DVや自殺未遂といった重たい描写も出てくるので、軽い気持ちでは観られませんが、生きていくことの辛さや、それ故の仲間の温かさを感じさせてくれるような、そんな作品かも知れません。
amazarashiと青の帰り道
18歳の若者というと傍目からはキラキラ輝いて夢に溢れてるように見えるけど、当の本人達は自分の理想と現実のギャップに打ちひしがれて、何かを見つけなきゃと迷って常に焦りを胸に抱えている。そういう側面を上手く表現した作品だと思いました。
理不尽や途方もない苦痛に苦しみ喘ぎながら必死に夢にしがみついたり、夢半ばで倒れたり。
ありふれた人間こそ一人一人が主人公で、みんな物語性を持ってる。
加えて、amazarashiファンの感想として……
amazarashiの曲の世界にあるボーカルの秋田さんが青年時代に感じた想いが映像になっていると感じました。主題歌になった事は聞いていましたが、ここまでリンクした作品だとは思っておらず、映画好きとしてもamazarashiファンとしても感動する素晴らしい映画だと思いました。
まさかアイドルがパーフェクトライフを歌って踊るのは「マジ?」って思いましたが
単純でありふれたい物語、という以上のもの
話や人物設定がシンプルで、正直、展開は用意に読めた。しかし、意外と奥深いところを感じたし、分かりやすかっただけに作品の意図がよく理解できたようなところがあって、この映画は現代における普遍的なテーマのようにも思えてしまった。
若者像があまりに短絡的な気がして、こんなバカ者の描き方でいいのか!?と思ったけれど、冷静に自分を振り返ってみると程度は違えどやっぱバカやっていたという記憶が蘇る。ただ当時は単に真剣に生きていただけの結果そうなっていただけで、スクリーンの彼女らも同じようなもので、愚かなことをしているわけじゃなくてそう見えているだけに過ぎない。肯定はできないけれど、やり方が分からないわけだから、納得はできる。
彼らを見ていること、それは同時に自分の痛し痒しを見せられている気がして、観賞は非常につらいものだった。
その中でも、工藤夕貴の演技や台詞にはオアシスを感じたし、やっぱどうあがいてもみんなバカを通過して生きていくんだなーとじんわりきてしまった。
最後には作品タイトルの良さも感じ取ることができたし、長くてつらい時間だったけれど、いい映画だったのかなと思っている。
夢が将来を作るはずだったのに…
変にドラマチックでなく、ストーリーにも演技にも違和感がないところにリアリティーを感じます。
抱いていた夢は叶わず人生が悪い方向に転がりだして取り返しがつかなくなり、「こんなはずじゃなかったのに…」という辛さを何度も感じました。
過去を背負って未来へ向かわなければならない現実に、とても共感しました。
テーマと作品の特徴が一致
ぎこちなさ、アンバランスさ。
青春がもつそれらの特徴を映画自体が有しているように感じました。それは欠点ではなく─見ている途中は欠点だと結論付けそうになりましたが─、この作品を見る者に強く印象づける強みになっている、見終えた瞬間の私はそのように評価しました。
どこにでもある普通の青春だからこそ
観たい!リストにいつの間にか登録されていて、いつ登録したか覚えていなかったのですが、タイミングがあったので鑑賞。
私は千葉県人ですが、いつでも電車に乗れば行ける東京に、夢を追って行く人、ただ田舎から逃げて行く人、なかなか地元から抜け出せない人、地元にしっかりと根を下ろす人。
どこにでもある青春ストーリーだからこそ、どのキャラにも感情移入しやすい。
みんな頑張っているのに、少しだけタイミングが違ったり、運がなかったり、努力の方向性が違ったり、誰かのせいにしたり、どれも覚えがある気持ちでした。思っていることを素直に口にすることがどれだけ大変で大切なことか。
前半は、青いな、、、と思ってみていたら、後半は涙が。。。
有名な俳優さんもいましたが、7人の名前が分からなかったけど、みんなとても良かったです。
正直あまり期待しないで鑑賞しましたが、良かったです。千葉県では蘇我しかやっていのが残念。同時に、いつもマイナーな映画も上映してくれるTjoyに感謝。
まちがいなく真野の代表作になる、傑出した青春群像劇だ
たまに、こういう"秀作"に出逢えると嬉しくなる。傑出した青春群像劇だ。
高校を卒業したばかりの男女7人が地元・群馬と東京で始めるそれぞれの人生の夢と挫折を描いた、10年間の軌跡である。
はじめに触れないといけないのは、この映画自体が、とんでもない挫折を経験している。2016年8月、世間の話題をさらうこととなった出演者・高畑裕太の引き起こした“性的暴行事件”で、撮影中止を余儀なくさせられた。
髙畑の降板はわずか1週間で決まったものの、そのときすでに70%の撮影が終わっていた。夏のシーンのために1年後の2017年8月から撮り直しが行われ、1年以上の制作期間を経て完成している。スタッフ・出演者の並々ならぬ思いと努力が、作品で描かれる若者たちの挫折とオーバーラップする。
今年もたくさんの青春映画が作られ、その多くがマンガ原作だったりもするが、本作はオリジナルである。脚本は藤井道人監督と、俳優・監督のアベラヒデノブの共作クレジットだが、それより驚くべきは、原案として"おかもとまり"とあること。
あのモノマネタレントだった(結婚後、引退)の彼女。クリエイティブな仕事を目指すと発表していたが、なるほど本作の舞台である群馬県出身だ。しかも旦那のミュージシャンnao(菅原直洋)も関わっている(?)。映画パンフレット販売がなく、公式サイトの情報も少ないので、分からないことが多い。
群馬県前橋市と東京を舞台に、7人のストーリーは10年前、高校を卒業する2008年から始まる。畑が広がる田舎の一本道は、彼らの明るい未来を象徴していた。
主人公は、シンガーソングライターを夢見て上京するカナ(真野恵里菜)。そのカナの夢を手伝うため、芸能マネージャーになるキリ(清水くるみ)は、プロ写真家になる憧れを抱きつつも、家族とうまくいかずに実家を飛び出し上京していた。
ユウキ(冨田佳輔)は東京で大学生となり、ノーマルな学生生活と就活などを経験しつつも、自分の将来に悩む。その後、保険会社の営業マンになる。
趣味のギターで、カナを音楽の世界に誘ったタツオ(森永悠希)は、大学進学を目指すも受験に失敗、地元で浪人生活を送る。最初の挫折者だ。
地元の建築会社に就職したリョウ(横浜流星)とコウタ(戸塚純貴)だったが、コウタは、マリコ(秋月三佳)とできちゃった婚で結婚を決め、人生を歩み始める。
上京組への嫉妬のなかで、自分の可能性に苛立ち、葛藤するリョウは、浪人のタツオを巻き込み、職場の建築資材を窃盗し、換金する犯罪に手を染める・・・。
7人の設定が、地方出身者のありそうな様々なパターンを描いている。群馬と東京で起きる複数のエピソードが、過去と現在を切り替えながらもスマートに流れるように進んでいく。内容は連ドラにできるほどの密度で、それをたった2時間の尺でまとめる。実に構成や編集がうまい。
10年間の軌跡といっても、"現在"を2018年にしている。リアリティを持たせているため、エピソードは当時の社会事件や大衆流行と絡んでいたりもする。直接的に関わらない政治動向や東日本大震災なども、時間考証を調整しており、録り直しを含め、細かく配慮しているはずだ。
本作の世界観をさらにバックアップするのが、amazarashiの主題歌「たられば」だ。まるで映画の内容に沿って書かれたような歌詞がイメージを広げる。同曲は昨年の4thアルバム「地方都市のメメント・モリ」に収録されているが、もちろん本来の映画公開に合わせられていたはず。
主人公のカナは、まるで真野恵里菜(ハロプロ出身)のために当て書きされたような設定。不本意なアイドル活動を余儀なくされるため、アイドルの容姿と華やかさを持ち、シンガーとしての夢を追いかけるカナの歌唱力も必要だ。
主演が真野恵里菜で、ティ・ジョイ(T-JOY)系の公開だけに、公開館は多くない。けれども、これは間違いなく彼女の代表作となるだろう。
(2018/12/8/新宿バルト9/シネスコ)
そこにいる自分が自分であるということ
夢は何か?
夢を追いかけているか?
自分は何者か?
何故ここに、この時に生まれたのか?
一体どうしたら、ここから、そして、今から抜け出せるのか?
様々な思いが駆け巡る。
ただ、こうして、そこで考えて、もがいてる自分こそが自分であること。
それが一番尊いことじゃないか。
夢を求めて戦う対象が、いつのまにか周りの人間になっていたり、周りの耳目だったり、閉塞感に押しつぶされそうになる。
立ち止まっても、後ずさりしても、歩を緩めても良いじゃないか。
きっと、自分の原点は逃げやしない。
そして、いつまでも自分は自分でしかないし、それが一番尊いことなのだから。
『愛という名のもとに』を思い出した。
絶望を知る。
このこと自体は、正直、いろんな人生にありふれている。
昔も今も変わらないはず。
ただ、その絶望がわれわれの普段の暮らしにあまりにも近づきすぎていないか。
ここで命を絶つか?と思うようなことが多すぎる、今の時代。
決して命を軽んじる言い方をしたいわけじゃない。
でも命が軽くなりすぎている社会な気がする。
映画のラスト、それでもかすかな光をみいだして進むのがよかった。バカなだけの青春映画ではまったくない。
ずっしりと社会風刺もうっすらと効かせて素晴らしい映画だった。
清水くるみ、よかった。これからこっそり応援する。
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