「ひと味もふた味も違う青春映画でした」青の帰り道 ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
ひと味もふた味も違う青春映画でした
高崎の高校の仲良し男女6人組。彼らそれぞれの卒業からの10年を活写した青春グラフィティ。学生の間は甘い夢だけ語っておれば済んでいたものが、一旦世間に出ると、渡世の厳しさ、辛さが身に沁みるもの。それぞれに挫折と絶望を存分に味わった上でみんなが再会するくだりは、この種の青春ものではとても見慣れたプロッティングなのですが、本作はそれが全く冗長にならず、とても良い緊張感で楽しめたように思います。演出と脚本の冴えを感じた次第。期待せずに鑑賞したのですが、これは青春映画の中で出色の出来栄え。拾いものでした!
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