「好きな役者が二人以上いれば楽しめる」Diner ダイナー oさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな役者が二人以上いれば楽しめる
初めてのレビュー、長文です
原作未読、藤原竜也ファンだったので見に行きました。
結果、藤原竜也、窪田正孝の演技のおかげで最後まで見ることがでいたと思います。演出や脚本は期待しないで正解でした
序盤の謎の過去語りですでにテンションは下がり、料理が好きというくだりなのにヒロインがきちんと作るシーンはごくわずか。
ヒロイン自身は特にすごいこと何もしていない(むしろ足引っ張りまくってる)のにやたら他キャラに好かれ、まるで1世代前の夢小説を読んでいるよう。
スキンの死は自分のせいなのにそれを自分の成長の踏み台にしちゃいかんだろ…敬語がいきなり消えて早く殺せと開き直り、それは成長ではなく急変というのでは?
後半はノリと勢いと藤原竜也の熱さで盛り上がれましたがラストシーン。
これ見たことあるぞ、学校のカイダンだ。
シナリオ的に全く不必要なキスシーン。果たしてこの映画にラブストーリーを求めた人は多かったんでしょうか?原作を読めばまた違ったのかもだけど、あの二人は恋人ではなく師弟であってほしかった。
もうテンションは最低値、バトルもなんやかんや終わって爆発エンド、からの打ち切り漫画のような数年後メキシコ描写。
人のお金で、人のレシピで、まるで自分の力でここまで来たかのようなヒロインに呆れました。ヒロインが自分の力で身に着けたことはひとつでもあったんでしょうか?
「彼の人生を変えるような料理を作りたい」と言うならハンバーガー以外も作らなきゃね…からの藤原竜也突然の店訪問。メキシコの話したところなかったよね?
てっきり彼に料理を出すんだろうと思ったらビックリ。二人は幸せなハグをして終了。DAOKOのラップ。MIYABIのギター。エンディング最後まで劇場にいた自分を今なら褒めたいです。
とりあえず、今作以降は玉城ティナ出演の作品はもう見ないと思います。昔の広瀬すずと同じ演技の仕方なのも受け付けられなかった理由です。
ただ極彩色の暴力、俳優陣の演技、料理の独創性は魅力的だったので「もう見ない」けど「見なきゃよかった」作品ではありませんでした。