七つの会議のレビュー・感想・評価
全526件中、141~160件目を表示
おもろいけどスケールが足りない
まあリコール隠しという日本企業ならではの隠蔽体質というものは考える必要がある。面白いとは思いましたけど、映画にしてはスケールが足りず、自分は満足できんかったわ。野村さんの演技はまあよかったと思うけどね。
はい。池井戸作品そのものでした
とにかく超劇場型ドラマを観たいなら池井戸作品。
様々なデフォルメされたシーンは、観るものに「有り得ない!」と言わせる事を目的としてると考えないと、こんな作品はウケないのだ。
社内の部門間の足の引っ張り合い
→そんな会社あるのか!?
でないとドラマにならない。
滅私奉公がサラリーマンの鏡
→確かにまだまだそう言う風潮はあるが前時代的。
しかしこの構図が肝なのだ
ぐうたら社員が起死回生
→誰も相手にしませんよ
ま、金太郎飴的にこの人の作品はどれも同じ展開なのだ。
これでもかと歌舞伎俳優をセットし、オーバートーク炸裂で進むのでなかなか疲れる😅
でもおもしろいのだ。
池井戸作品の楽しみは必ずいるキーマン的紅一点。
今回は朝倉あきさん。
この娘、ついこの前DVD借りた「横道世之介」でかわいいやん!と注目した娘だ。
実に良かった。もう少し売れてもいい女優さんだと思う。
会議、七つあったかな??
なぜ七つの会議なのか分からず終わった🤣🤣
面白かったんですけどね。
原作を読んだのが2012年。なので内容はあなり覚えていませんでした。
ただ「そんなに八角さんがメインだったっけ?」というのが、見る前に疑問。
「誰が本当に悪い奴なんだ?」という話の展開は、つぎつぎ思惑を覆し。
そういうことか!と事件の真相を、八角が裏で暴いていく後半が興味深かった。
のですが。
正直映画じゃなくて「新春スペシャルドラマ」でよかったのでは?。
TBSが制作だからか。
役者さんが半沢シリーズはじめ「TBS・池井戸作品」の御用達な方達が多く。
既視感が拭えません。
御前会議を始め、なんだかセットだけ豪華でなんだかなあ、と。
野村萬斎さんの現代劇な今作。「ぐうたら八角」が「実はすごい八角」になっていく様はさすがの一言。
あと場面はちょっとでしたが。各課の事務職女子が、お茶だし等で情報を小耳に挟み。
「社内ネットワーク」で情報を構築していく様は、あるあるでした。
ちょっと豪華な日曜劇場
主人公(野村萬斎)は営業の係長だがヤル気なく、組織のお荷物になっていた。
やり手の営業一課長(片岡愛之助)がパワハラで簡単に休職扱いになり、後任(及川光博)がなんとなく調べ始めると・・・。
お金のかかったTBS日曜劇場みたいな感じ。
全ての製造メーカーに見て欲しい。
全ての製造メーカーに見て欲しい。
雰囲気はドラマ半沢直樹。内容は社内間のゴタゴタではなくもっと大きな正義を行うお話。自分に嘘をついて生きていくって辛いし出来ないよね。私もかくありたい。スカッと気持ちよくもエンディングが苦々しくも本質を突いているなと。。。楽しかった\(^o^)/
本当に満足いく作品でした!
名だたる豪華キャスト それも実力のある
ベテラン俳優陣ばかりで圧倒される演技でした。
池井戸潤作品は幾つか拝見していますが
七つの会議がダントツで面白いです!
過去の過ちを後悔し自分を責める八角の
ダメ社員というレッテルの裏に隠された
誰よりも強い正義感は本当に感動しました。
別の作品で香川さんが演じた役が黒幕だった事もあり
初めは北川が全ての黒幕だと思い込んでいましたが
彼も梨田という重圧に負けてしまい
過ちを繰り返しているのだと分かった時は
本当に恐ろしかったです。
坂戸や原島は北川に北川や宮野は梨田に
梨田は徳山にと それぞれが誰かの重圧に負け
不正を積み重ねていく。
上司のミスは部下のもの。
部下の手柄は上司のもの。
ノルマ達成という会社の“闇”
そういった体質のせいで不正というものが
なくならないのかと思うと
非常に考えさせられる作品でした。
八角の言う通り きっと不正はなくならない。
それでも根気強く正していく事で
不正が減って今より良い社会になるのでは?
保身や利益に囚われた社会では難しい事でしょうが…
結局リコール隠しが明らかになっても
御前様は梨田に全ての責任をとらせ
椅子に座り続けたわけで完全にスッキリする
結末ではありませんが それでも
責任をとるべき人物が責任をとり
巻き込まれた人物は路頭に迷う事なく
新しい職につけた事が分かりホッとしました。
北川の薔薇園を継ぐというのは予想外でしたが(笑)
村西が御前会議に入れる様 手回しをしてくれる
話の通じる人で本当に良かったです。
能楽師である野村萬斎さんだからこその
所作や笑い方が八角という変わり者を
つくり上げていて本当に素晴らしかったです。
歌舞伎役者も多くいて言葉の一言一言に
とても重みを感じる作品でした。
原島という役のせいもあるでしょうが
萬斎さんや香川さんらが圧倒的過ぎて
あのミッチーのキラキラオーラが
全く感じられなかったのは ある意味驚きました(笑)
何度でも見たい満足のいく作品です。
昭和~平成~現在 変わらない気質
野村萬斎の悪そ~な表情に惹かれました。
善人少々、悪人だらけの映画が好きです。
東京都の中央通りにあるという設定や少し古い建物、日本の企業風土を語る上でリアリティーを感じました。
現在は令和、撮影は平成ですが、昭和の空気や価値観があり、携帯がスマホになっても変わらない日本の気質が描かれています。
印象的なシーンは、各悪人たちの嘘が告発されて顔がこわばるところと、吉田羊とお酒飲むところ
企業という集団の恐ろしさ、醜さを描いた作品です。働く男性にオススメです。
組織というもの
つくづく嫌気がさした。最後の八角の答えは予想通り。完全に同意。日本の組織ってそうなんだよな。そしてこんな映画がたくさんやっても変わらないんだよな。
しかしこの人は空飛ぶタイヤにしてもリコール隠しが好きだな。まあ面白いからいいけど。ミッチーの役は別の人が良かったかな。
面白かった!!っが、萬斎様の美しい所作が…
最初から最後まで豪華キャスト盛りだくさんで内容も面白かった!!
っが、 野村萬斎様の魅力である美しい所作や色気が封印されていてちょっと悲しかった…
オリラジの藤森さんの演技が中々良かった。いいクズ男っぷりでした。
思っていたほど野村萬斎が浮かなかった
実をいうと野村萬斎を現代劇で使うなんて(しかも主役で)私はどうかと思っていた。
合わない、浮くって言うのは分かっていたし、池井戸作品の魅力を損ねるに違いないと思いながらの鑑賞だった。
が、観てみて驚いた。
現代劇の魅力を今まで損なってきた、及川光博、愛之助、落語家の面々をワンサカ使っている。
(現代劇以外であれば、素晴らしいエンターティナーだと思っているので現代劇に出て欲しくないのだ。)
彼らは現代劇を壊す浮いた演技スタイルを崩さない。
でも、だからこそ野村萬斎の狂言味の残る演技スタイルを生かしつづける、調和させる
この話は、現代のどの会社にもありふれた出世劇で隠蔽リコールも程度の差はあれ、ある話過ぎて普通の現代劇に向いた役者がやれば全く面白くもない話だ。
また、八角に代表されるようなぐうたら社員や、その社員暴かれるような勧善懲悪風なオチもありえないのだ。
この話は、現代版水戸黄門、遠山の金さん いわゆるファンタジーなのである。
そのための配役だと思うとよく出来てるなぁと思う。
そして時代劇こそに向く芸術家達を現代劇に繋ぐ為に欠かせない俳優、香川照之(市川中車)の演技の深さに私は何度も「香川さん、上手いすごい!凄すぎる!」と叫びつづけた。
香川照之だけでなく時代劇も現代劇も最高の俳優陣が、現代日本のどこにでもある恐ろしい現実をファンタジー仕立てにナメしていた
野村萬斎は思っていたほど浮かなかった。
そして最後私は、北川は八角をころすんじゃないかとミスリードさせられた。
コレはミスリードじゃないと思いたいが、ゼノックスの社長は梨田に不正に近い圧力をかけてきたんじゃないか、だから取り立てられてきたんじゃないかと思っている。
ただひとつ残念なのは、番宣の時に期待したほどのミステリーでなく想像の範囲内で、大袈裟な割に内容がしょぼかったことだ
見応えあり!
役者がいちいち豪華すぎて笑
惚れ惚れするほど演技が素晴らしかった!
隠蔽工作に色んな人が絡んでて
下っ端はトカゲの尻尾。
だけど、それでは終わらせない、ヒーロー作品!
え、この人だったの?!っていうのを
この作品の中で何回あったか笑
見てて楽しかったし、笑えた!!!
会社ってなんかすごすぎる
不正はいけないことだけど、やらなくては自分がそこで生きていけない状況になってしまう環境を作り出してしまう会社は、だめだと思う。会社は何のためにあるのか、ただのお金儲けの場ではないということを自覚していかなくてはならないのだと感じた。
野村萬斎さんの演技がすごすぎた。何だか圧巻。香川照之さんって本当にこういう系列のドラマ似合うなぁ、、、
侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ
映画「七つの会議」(福澤克雄監督)から。
作家・池井戸潤さんの同名企業犯罪小説の映画化とあって、
「水戸黄門」や「ウルトラマン」のように、逆境に耐えながら
最後は正義が勝つことがわかっているので、
安心して観ることができる作品とも言える。(笑)
さて作品途中のメモも溢れたが、今後の参考にしたい、と言われ
主人公、八角民夫が淡々と語るメッセージは、
(結局、全部書き出してしまったが・・)インパクトが強すぎた。
その中から、ワンフレーズを抜き出すとすると・・・
「藩のために命をかける。
まぁかっこいい言い方をすると、侍の生き様って言うんですかねぇ?
昔で言う藩、今で言う会社、それを生かすためなら
人の命より会社の命を優先してしまうって言う、
欧米の人が聞いたらそんな会社なんかとっとと辞めて、
他に移ればいいって思うんでしょうけど、
侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ」
そう、そんな考え方が、
「日本のDNAに組み込まれているって言う気がするんですよね」
だから、こういった不正は減るけれど、なくならない・・と言い切る。
だけど今の時代、藩の方から脱藩を進めている気がする。
内部告発も増えているし・・社会変化の過渡期なのかもな。
全526件中、141~160件目を表示