劇場公開日 2018年12月28日

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「鹿野「俺が人生楽しんじゃいけないのかよ(迫真)」」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0鹿野「俺が人生楽しんじゃいけないのかよ(迫真)」

2021年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

映画館では2019年1月7日イオンシネマ石巻で鑑賞
それ以来2度目の鑑賞

原作未読
実話が元になっているらしい

『パコダテ人』や『パローレ』や『豚がいた教室』の前田哲監督
どちらかといえばあまりメジャーなラインナップではないが彼の作品は面白いものが多い

北海道が舞台だとどうしても大泉洋がねじ込んでくる印象があるがまあいいだろう

我儘でめんどくさい筋ジストロフィー患者鹿野とボランティアの交流を描いたコメディー
20歳くらいで他界するはずが34になっても生きている

24時間みたいに感動のゴリ押しは感じないしバリバラのようにとんがってないのでうざくない
素直に楽しめる娯楽作品

鹿野はドムドムバーガーとレディーボーデンのアイスとエロトピアが大好き
ときにはドムドムではなくモスが良かったりする
決して主流じゃないところにわりと拘りを感じる

やっぱり大泉洋三浦春馬高畑充希は演技うまいわ

何様とキレるあのあたりの高畑充希の芝居が好き
実際に煙は出てないけど出てそうな感じがする表情
なかなかあの茹で上がっていく感じは誰にでもできることではない

高畑充希をブスだと言い切る人は美的センスがないのではないか
顔つきも悪そう

自戒の念を込めて書くが映画を楽しみたいならあまり難しく考えるなよと
たかが映画のレビューじゃないか
週刊金曜日とか赤旗の投稿欄じゃないんだぞと
短めの作品ならともかく映画の尺を考慮すると脚本で足りない分は想像すれば良い
鹿野もめんどくさい人だったけどユーモアがあるぶんだけそういう人たちと違って人間的に魅力がある

野川新栄