劇場公開日 2019年1月25日

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「Dawn of the deadのパロディ良作」がっこうぐらし! tさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5Dawn of the deadのパロディ良作

tさん
2019年2月3日
PCから投稿

泣ける

楽しい

萌える

ゾンビ映画(あと、100分というスリム映画だったので)ということで鑑賞。
非常に良かった。
うーん、アイドル映画としては素晴らしい。漫画とアニメの実写化としては知らん。見てないし。ゾンビ映画としては泣けた。ゾンビ映画として意外と良いよ、ということについて感想を述べる。

基本プロットはDawn of the deadそのまんま。そして、このプロットだけで最後まで繋ぐという、映画通が観るとなんとも雑な作品なのですが、、、ポイントは的確におさえられている。

ディテールはかなり雑ながらも、この世界に取り残され、お先真っ暗、親離れ、友情、この4点だけは力点を置いて描かれていた。この点がおさえられていたが故に、僕的には細かいところはあんまり気にならなかったんだよね。世界に没入できた。
あと、この映画(・・・というか原作?)オリジナルのあっと驚く展開があるんだけど、それもすごく良かった。不覚にも涙が、、、

とはいえ、序盤(冒頭20分ぐらい)は全てムカついた。なんなんだこのナヨナヨしたクソガキどもはwwwリアリテイねぇなwww事あるごとにセリフでいちいち説明するんじゃねぇよwww会話シーン多過ぎwww展開がもたもたし過ぎwww長月翠演じる女のわざとらしい芝居が超ムカつくwww血が足りねー。もっとグロいの見たいよwwwギャグが一切ねえ。もっと笑わせてwww
といった感じなんだけど、この映画の上手いところは、いまあげた、一見うまくいっていない点を、Dawn of the deadのプロットとうまく融合させて、良い点にしてるところ。途中からイライラしなくなる。むしろ、意図的にこういうモタモタしたダサい演出なのかな?とすら感じてくる。深読みしすぎか?www。

言うまでもなく、アイドル映画としては素晴らしい出来だと思う。輝いてました。

序盤のモタモタ展開を頑張って乗り越えれば、たとえゾンビ好きじゃなくても、面白く観れると思います。

t