「ドキュメンタリーを超える、ゼインの眼差し。」存在のない子供たち TOMOさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーを超える、ゼインの眼差し。
とにかく胸が苦しく、辛く、悲しくなる作品。それだけリアリティがあり、よく出来ている作品ということ。
幼いゼインの過酷な日々、そんな中で唯一の心の拠り所だった妹との辛い別れ。家を出た先で出会った母子との、穏やかな日々も長くは続かず、また更に残酷な現実が待ち受けている。絶望の淵に立っても、それでも諦めず、なんとか生き抜こうとするゼインの強さと優しさに、本当に強くこころを打たれた。
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