「変わることができる人とは」存在のない子供たち カホマピーさんの映画レビュー(感想・評価)
変わることができる人とは
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主人公(12歳くらい)のゼインがこれ以上ないほど苦しみを味わい、それでも自分の意思を発することを諦めなかったことでミラクルが起こったこの映画。
薬を売ったり時には自分の親と同じような事をヨナスにもしてしまう。
しかしこの子はきっと将来、親と同じような大人にはならないだろう。
彼の、現状をなんとかしようとする行動力とクレバーさが文化や習慣から抜け出すことのできない大人たちとの違いだったのではないか。
劇中一度も笑うことのなかったゼイン。ラストシーンでスクリーンいっぱいの満面の笑みに、希望と心配を同時に感じる最後だった。
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