「誰も笑わない」存在のない子供たち 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
誰も笑わない
このレビューはもう少し落ち着いてから書いた方が本当は良いのだと思う。
とにかく時間内ずっと辛い。
なんでこんな辛いものを観に来てしまったんだろうと終始後悔した。
監督以外全員素人のキャスト陣、
もはや演技ではない。
主役の子が、ただただ無事で居てくれて本当に良かった。
あの黒人の赤ちゃんが無事で居てくれて本当に良かった。
あんなに容姿が良い子が、大人の慰み者にならないわけがない。
たぶん本当は。
現実のほうがきっともっと目を背けたくなる。
移民問題が表面化してきたこの時代に、
この作品はあまりにリアルでした。
誰も笑わない映画でした。
ただのひとりも。
最後の最後にゼインがやっと手にした人間証明書。
やっと見せてくれた笑顔に癒された。
もう二度と観たくない。
でもこれは、まだマシな世界なんだきっと…。
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