「なぜ、国はできたの?」存在のない子供たち 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
なぜ、国はできたの?
ひとりよりもふたり、
2人よりも5人、
5人よりも10人、100人・・・
助け合いながら生きる方が、
よりよい生き方ができる。
そんな理由で群れができたのでは?
幸せとはいわないけど、
不幸を遠ざける事はできる。
そんな理由で村や国ができたのかもしれない。
強い者が弱い者を助けるだけではない。
弱い者が(ゼインは強い)強い者を助ける時もいっぱいある。
ルールはひとつ。
全員で生きる、全員でより良い暮らしをする。
助け合いをしないならコミュニティなんて要らない。
自己責任に終始するなら国なんて要らない。
つまづいた者がいれば立ち止まって待つ。
弱っている者がいればみんなで協力する。
待つ、協力する為に法律はあるはず、
不公平にならないように。
そんな勉強よりも何百万年も前からあったであろう習慣、
スポーツや芸術よりも何千年も前からあったであろう古い文化、
そんな大事な事を周りの大人より、
感じ取ってるゼインは、
立ち止まります、
走ります、
協力します。
ゼインにとっては、妹も他人のあかちゃんも関係ありません。
そんなゼインをルールや法律が通せんぼします。
だったらその法律を僕も使う・・・・。
赤ちゃんヨナスの実際の(映画ではなくプライベート)両親は国外追放されてヨナスと遠く離れて暮らしているらしい。
国って何?法律って何?
ルールは誰の為?
絶望しているのは周りの大人や観客で、
その周りの大人や観客の絶望を燃料にして、
ゼインの笑顔と希望が世界中のゼインに拡散しますように!
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