「貧困問題や移民問題をリアルに描くも…」存在のない子供たち エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困問題や移民問題をリアルに描くも…
厳しいばかりの作品かと思い、観るのを躊躇していたが、今週限りで上映終了と知りトライした。
主人公の少年は両親を告訴する。自分を産んだことが罪だと、世話できななら産むべきではないと…
確かに中東の貧困問題、そして移民問題を厳しく描くも、厳しいだけの作品ではなかった。かすかな希望を感じさせるエンディングに救われた。この希望は作り手の祈りでもあるのだろう。
子供を作り続ける貧困層やアフリカやアジアからの移民たちへの警鐘でもあるのだが、残念ながら彼らが映画を観ることはない。
「判決、ふたつの希望」の感動も記憶に新しいが、それに続くレバノン映画の秀作だ。
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