「育てられないのに産んだことの罪」存在のない子供たち クララさんの映画レビュー(感想・評価)
育てられないのに産んだことの罪
レバノンの女性監督ナディーン・ラバギーによるリアルすぎるフィクション映画。
ドキュメンタリーと思えるほど自然体で、リアルすぎるほど現実を映し出している。
監督の意図することが、鑑賞する者に100%伝わり、驚きと悲しみ、憎しみ、貧困の恐ろしさを目の当たりに見る。
ゼインは演技なのか?12歳とは思えぬバイタリティー、心にグサグサ刺さる数々の場面。
子供は奴隷なのか?そんなことさせていいのか?学校に行くのは当たり前、3食、食べるのは当たり前、お風呂に入るのは当たり前ではない子供がいる。IDが無いから、本当にこの世に存在していない、人身売買されてもわからないし、行方不明でもわからない、死んでもわからない。
考えさせられる、衝撃的な作品。
コメントする