「今、同時進行してる世界」存在のない子供たち モナチンさんの映画レビュー(感想・評価)
今、同時進行してる世界
子供がひとりで生きていかなければならない現実、妹を必死で守る優しい兄で、世の中を知ってる聡明な男の子だ、栄養が悪いのか、最初は5~6才の子供にみえた。親は貧困で住む場所もないのに、子供だけは増やす、だけど、自分たちもそうして大人になったのだろう。それさえも神のせいにする。
出生の記録さえない、存在していない子供たちが世界中に今現在存在し、日々生きている、その事を知っていなければならない。私に出来ることはそれだけだ。
最後に一度だけ、笑うようにと言われ微笑む。
そう、彼は一度も笑っていなかったのだ。
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