「生きる姿勢」存在のない子供たち Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
生きる姿勢
レバノンに暮らしていた戸籍を持っていない推定12歳の少年が両親を「僕を産んだ罪」で訴える話。
裁判所で訴えを述べるところから始まり、数ヶ月前にさかのぼってそうなるに至った経緯をみせていく。
両親と6~7人の弟妹と暮らし、雑貨屋の手伝いやジュースの販売や親の怪しい仕事の手伝い等働き者の主人公が、両親が行う口減らしに不満を持ち反発するストーリー。
全ては無戸籍だから…確かにそこに起因するのかも知れないが、主人公の両親、主人公、主人公の面倒をみた移民の清掃員、とそれぞれ意識や行動は異なる訳で、主人公の両親の様に開き直って甘んじられたら同情する気にはなれないなあ…。
そういう意味では身につまされるものはあっても無戸籍問題と直接関係ない気がするところもある。
そうなった理由こそ違えど日本人だって1万人からの無国籍者がいると言われている訳だし。
終始慌ただしく憤り気味に動きまわる主人公の最後の笑顔は堪らないものがあった。
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bloodtrailさんのコメント
2019年8月17日
Bacchusさんへ
本日、210分は計画済み。少し物足りないので3本目を何にするか、真剣に悩んだんですが、Bacchusさんとkossyさんのレビューをみて、三吉彩花で確定させました!
これで多分「機械仕掛けのジャングル大帝」は完全スルーですw