「この映画で心が動かされない人はいないはず。」存在のない子供たち まる子さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画で心が動かされない人はいないはず。
観終わって、電車に乗っている今でも、最後のゼインの笑顔を思い出しては涙が止まりません。
生まれて初めて自分のIDが作られるのが、刑務所の中という皮肉。
感想を言葉にするにはあまりにも私の語彙が足りませんが、「みんなに好かれて、尊敬される立派な人になりたかった」と、12歳で人生を悟り、諦めるなんてこと、どの時代どの国にもあってたまるものかと…悔しくて涙が出ます。
まるで嫌なドキュメンタリーでも観たかのようなリアルなカメラワークと演者の演技も秀逸です。
素晴らしい作品でした。
コメントする