「素晴らしい郷土愛に満ちた映画」翔んで埼玉 shin-1さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい郷土愛に満ちた映画
埼玉生まれ埼玉育ちのわたくしが埼玉の映画館で観てきました。
確かに埼玉出身であることが恥ずかしかった時期がありました。これといった観光地も名産もなく、無意味に都会に憧れたり。なによりも ダサイタマ という言葉は、見栄を張りたい若いころには強烈でした。
しかし、そんなコンプレックスはこの映画が全て笑い飛ばしてくれました。
所々に出てくる埼玉ならではのワードやアイテムには、クスリとさせてくれます。
ウン十年前ならクレームが寄せられそうな内容かもしれませんが、ディスられ続けた埼玉県民は我慢強いのか、寛容なのか、慣れているのか、諦めているのか、自虐思考なのか、(少なくとも私は)全て笑い飛ばせるネタです。
ストーリーでは多少冗長なシーンもありましたし、ディスるネタもベタ過ぎたり、大袈裟な感もありましたが、自分の出身地に誇りを持とうよ、と あのGACKT様が言ってくれると、なんだか嬉しくなってくるし、互いの出身地を認めあえるんじゃないかなぁ と。他県をディスり合わなくて済むんじゃないかなぁ と、これもまた大袈裟な感想ですが、嬉しい気持ちになりましたよ。
この映画を観たからと言って、私自身、埼玉を誇らしく思うこともないし、かと言って卑下する気持ちも湧きませんが、埼玉って面白いトコだなぁ と なんだか他人事のように思うのでありました。
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