「豚で埼玉」翔んで埼玉 うじさんの映画レビュー(感想・評価)
豚で埼玉
埼玉の焼き鳥は
豚肉を使ってます(?)。
ヒットしています。
特に埼玉では満員御礼だそうです。
観客動員も30万人を突破し
興収も3億円を超えています。
朝いちで板橋で観たのですが、ほぼ満員でした。
年齢層はさまざまです。
ほとんどが、くすくす笑いをしていましたが
中には、埼玉がディスられるたびに
爆笑している人も少ながらずおりました。
隣の席の70くらいの方は
笑い通しでした(笑いのない場面でも笑ってました。)。
私的には、劇場公開とは言え、やはり一般向け
なので、埼玉や他県のディスりレベルには
物足りなさを感じました。
(それでも数としてはかなりディスっています。)
例えば、舞台演劇にすれば、もっと過激に
ディスれたのではないかと思います。
また、登場人物の雰囲気も宝塚的(意識的と思われます。)
なので、宝塚でミュージカル化してもよいのではと
思いました(パタリロはミュージカルになっています。
その時の主演は、この映画にも出ている加藤諒くん。)。
また、主演の二階堂ふみとGACKTも私的には
いまひとつで、がんばっているとは思いますが
さすがにGACKTは高校生には見えず(見えなくてもお話し的
にはなんの問題もありませんが。)、二階堂ふみをあえて
男役で使わなくても、ジャニーズ系の男子か゜演じれば
さらにBL度が上がったと思われます(別にBL度を上げる
必要はありませんが。)。
全体的な雰囲気としては、かなり豪華さとスケール感
を出そうとしつつ、ロケも多いので貧乏っぽい画面もあり、
予算不足は否めません。昔、真田広行がJAC時代に
東映でよく漫画の映画化をやってましたが、
「伊賀野カバ丸」や「コータローまかりとおる!」の
ような雰囲気もあり、デジャブ感もありました。
と映画を少しディスりつつも、一見の価値はあると
思います。特に埼玉出身の方は、映画を観た埼玉の人からは
「埼玉愛にあふれている」という声も多いと聞きますので
時間があれば劇場で観られてはどうでしょうか。
※群馬と茨城をすごくディスっています。
これは危ないギャグです。
※ネタばれ:「さいたマ〇〇〇〇」のくだりも
やばいです。
※埼玉と千葉が途中で戦争します。
これはスケール感がありますが、
戦争の方法で座席からずり落ちます。
※中尾彬が二階堂の父親役ですが
祖父の間違いではと突っ込みたく
なります。
※伊勢谷友介がしわしわでした。
※京本政樹がかっこよいです。