愛唄 約束のナクヒトのレビュー・感想・評価
全81件中、21~40件目を表示
【”毎日に夢中だから、息をしている事さえ忘れてるんだ・・” 一人の少女の詩が多くの人に齎した様々な奇跡。どのような状況でも、上を向いて生きる事の大切さを描いた作品。】
<Caution! 下記、内容に触れています。>
■今作の印象的な点
・余命三カ月を告げられたノミヤトオル(横浜流星)が、ビルから飛び降りようとしたとき、声を掛けてきた男。彼は、・トオルの高校時代の友人でバンドデビューしたが、売れずに燻っていたサカモトタツヤ(飯島寛騎)だった。
タツヤは、トオルの病気を知るが、”お前、まだ生きてるじゃん!”と、敢えて明るく振舞い”余命までの時間を有意義に使うように、余命までの時間を腕時計にセットする。
- この、タツヤが友達想いのとても良い男である。
自らもバンドを続けられなかった屈託感をもちながらも、明るく、タツヤを励ますのである。
更に彼は”ある仕掛け”もする。再後半に効いてくる”仕掛け”である・・。-
・トオルが、相変わらず、俯きながら歩いている時に拾った伊藤凪の詩集『K』。そこには、”生きる喜びの言葉”が詰まっていた・・。思わず、その世界観に取り込まれていくトオル。
この詩集の持ち主で、何度も何度も読んでいた、元女優のアイカワヒロノ(鳴海璃子)。彼女は高校生の時に女優デビューを果たすが、クラスメイトの陰湿ないじめにより、女優を辞めていた・・。トオルは詩集を落としたアイカワヒロノに詩集を返そうとするが・・
- ここまでのシーンで、”この作品の構成”は、類推出来る。ここを良しとするかどうかで、この作品の評価は変わると思う。私は前者である。-
・トオルはタツヤのススメもあり、駄目もとで、ラインでヒロノを食事に誘う。そして、まさかのOKの返事。
ヒロノは、有名な女優(中山美穂)から、芸能界復帰を勧められていた。ヒロノは最初は断る・・。
ー けれど、トオルはヒロノの本当の気持ちが分かっていたのではないかな? それで、身を引いたのではないかな? 余命三カ月の自分の状況も考えて・・。ー
・早逝したと言われていた、伊藤凪(清原果耶:物凄い女優さんになられていく・・)は、生きていた! けれど、重度の血液の病気にかかっている彼女は、高校にも行けなかった・・。
- 凪とトオルが”偶然、出会い・・、”お互いにドンドン惹かれあって行く姿が素敵である。トオルは凪に高校生の服を送り、二人で高校にコッソリ乗り込んだり・・。高校生活を送れなかった凪のために・・。トオルの表情がドンドン明るくなっていく。
凪が高校の黒板に書いた公式。
(I+Y) 2
K(Kimochi)=( ----------- )
(I-Y) -
・凪は、”私、やっぱり朝日が見たい・・”と言い、トオルは凪を連れ出すが・・。
・トオルは病室のベッドに横たわる凪に対し、初めて自分の気持ちを口にする・・。
<『公式の答:可能性は、無限大』
身体は滅びても、凪のトオルへの想いを込めた詩は、美しき曲となって、永遠に人々の中に残る。
病院の屋上で、トオルに向けて”愛唄”を歌う、タツヤの姿にイロイロと考えさせられる。”無償の献身” それは、自分も・・。
そして、ヒロノは、凪とトオルとタツヤの想いを受け、再び上を向いて歩きだした・・。>
演技力に感涙
秀逸
人の死に王道なんてない。
やっぱり(俺の)清原果耶は素晴らしい。
もう、その一言に尽きる。
ただ、血液の病気のひとにしては健康すぎる。
活発すぎるというのはもう、温かい目で見守ることにするw
言葉が誰かの絶望を喰い止めたり、生きる勇気になったりはよく解る。
そして、何度でも戻ってくる本というのも身に覚えがある。
横浜流星にもう少し演技力があれば、この作品はもう少し評価された気がする。
なんで一番難しい役柄をやらせたのかは解らないけれど。
王道だ、スタンダードだとレビューする人が多いけれど、
人の死に王道なんてない。
大切なひとに先に逝かれてしまった者の気持ちに、スタンダードはない。
なので、素直に涙を流すことこそ王道と思う。
しかし改めていい唄だなあ…。
生きることの美しさ。
1年ほど前、この映画をずっと見たいと思い公開を待ち望んでいた。
しかしながら、予定が合わず公開が終了してしまった。
ついに、見れるということでレンタル開始からしばらく経ったがようやく借りて見ることに。
いい映画だ。素晴らしい。
これは劇場で見たらより一層感動しただろうな...
死というのは突然来るものであって、
誰しもが経験する残酷な現実。
生きてないと何も出来ないし、死んでからなんて何にもできない。
残された時間何が出来るっていうんだよ
何も出来ねぇよ 何も分かってないくせに バカにすんな
そう思うのは当たり前だ。
何で俺だけ、寄りによってなんで俺。
しかし、伊藤凪という少女は残された時間を使って気持ちを伝えた。世界中の人々に
死ぬときって本当に辛いんだろう
しかし、この映画は生きることの美しさを伝えてくれる。
死までのカウントダウン。
最初は悲しいものと思ったが、
どんどん少なくなっていくうちにトオルは強くなる
可能性は無限大。どんな壁だって越えられるよ
GReeeeNは凄いな。
歌も脚本もパーフェクト。
今後もGReeeeNファンでいます。
横浜流星くん最高!
実話じゃないのかな?
何をしているのか
良質だけど、そこまでで留まる作品。
愛唄が感動
余命宣告をされた透。
そんな時に凪という人物が書いた詩の本と出あいます。
死んだと聞いていた凪本人と出会い、一緒に時を過ごすうちに、透は自分が残りの命をどのように使いたいがわかっていったという内容だった。
最後の方に流れた、愛唄は感動しました。
透はすごいと思いました。自分には、何もしたいことはなく、また何もできないと思っていたのに他人の人生を大きく変えてしますなんて。
こんなことを言ったら、怒る人もいるかもしれませんが、個人的には、老いて死ぬよりも自分の体が動けるうちに死んだ方がいい気がします。
老いて体が動かないようになる前に、やりたいことができるから。
死がまじかに近づいてきたときに、自分が本当にしたいことが分かるんだなと思いました。
成海璃子さんが、初めはヒロイン的な存在かなと思っていましたが最後の方はあまり出てきませんでしたね。
新しい風を感じるラブストーリー
楽曲映画化プロジェクトは嫌っているんですけどね。。。
父と同じガンにより、3か月の余命宣告を受けた若者の主人公が出会いを通じて残り余命にて愛を奏でるお話です。
「また、そんな馬鹿な」みたいな設定なんです。
奇跡の様な繋がり合い、病気で死ぬラブストーリーなんて何種類も観てきた年配組に入って来た私。
病気や死を金儲けに使うなと言いたい気持ちも分かる。(しかもダブルかよと。)
でもね、昭和生まれの人間が平成で流行らせた様な死と隣合わせラブストーリーでは無いんです。
「ここは絶対泣かせてやろう」的な所には何故か泣くよりも清々しさが感じられる。
ベタな設定そっちのけで楽しめている自分がいる。
なんだろ?
時間的にそこに迫る死よりも、生を重要視しているからなのかな🤔(今までの映画は死の恐怖や寂しさを必ず演出するし。)
また、前向きでもあるし。
どこか映画の雰囲気に新しい風を感じました。
伊藤凪演じる清原果耶以外は大した演技も無いのだが、ニュージェネレーションに押し寄られた感もある。
若手の皆さんには今後期待します。
涙よりかは新鮮さが心に残る映画でした。
(現実路線の方には響きませんw)
ある意味詩の様な映画。いいと思います。
大泣き
隠されたメッセージに耳を澄ませば
全81件中、21~40件目を表示









