劇場公開日 2019年1月25日

愛唄 約束のナクヒト : インタビュー

2019年1月21日更新
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横浜流星×清原果耶×飯島寛騎、GReeeeN共同脚本作で感じた“ピュアな感動”

4人組ボーカルグループ「GReeeeN」のヒット曲「キセキ」が生まれるまでを描き、興収14億9000万円のヒットとなった「キセキ あの日のソビト」に続く、新たな映画が誕生した。2007年に発売後、長く親しまれてきた「愛唄」のもう一つの物語を描いた「愛唄 約束のナクヒト」が、1月25日から公開される。本作で瑞々しい演技を見せる横浜流星清原果耶飯島寛騎が、真摯に向き合った撮影の日々を振り返った。(取材・文/編集部、撮影/堀弥生)

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会社員として平凡な毎日を過ごしていたトオル(横浜)は、ある日病に冒され、余命宣告を受ける。自暴自棄になるトオルだったが、高校時代の同級生で元バンドマンの龍也(飯島)との再会や、運命の少女・凪(清原)との出会いを通して、恋を全力で駆け抜けていくさまを描く。GReeeeN自ら脚本に参加し、彼らの実話エピソードから着想を得たオリジナルストーリーとなる。

恋をテーマにしながらも、壁ドンやバックハグなどいわゆる「キラキラした恋愛映画」の定番は登場しない。主演を務める横浜は、「キセキ あの日のソビト」に続いてGReeeeNの楽曲作品への参加となり、「トオルのピュアな心に驚きました。凪を大切に思う姿や、自分の気持ちをちゃんと言葉で伝える姿に自分自身も背中を押されましたし、何より、今こうして生きていることは当たり前ではないと気付かされました。すてきなメッセージが詰まっている作品なので、その分GReeeeNさんの思いを自分たちがしっかり伝えていかなといけないというプレッシャーと責任感もありました」と“使命感”をにじませる。

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トオルがひかれる詩集の作者であり、長い間病と闘っている凪を演じた清原も「なんてピュアなストーリーなんだろうって、感動しました。さまざまな人物に助けられて、支えられて生きていくトオルの姿に、青春だけではないこの作品の魅力を感じました。メッセージ性の強い作品を作るためにしっかり準備しないといけないと思ったので、撮影前の本読みの段階でトオルと龍也との空気感をつかめるようにしました」と明かす。

「僕も脚本を読んで感動しましたが、その感動をどう伝えられるのか悩みました」と打ち明けた飯島は、トオルに「残りの人生でやり残したことをやっていこう」と背中を押していく龍也を演じた。劇中では初挑戦のギター弾き語りで「愛唄」を歌う重要な役どころを担い、「音楽でメッセージを伝えるということが僕の人生では一度もなかったので、その壁もありました。ギターのコードを覚えるところから始めて、難しい“Fの壁”にもぶつかりました……。トータルで1カ月半ほど猛練習して、撮影が終わった後も夜中まで弾いていることもありました」と振り返る。

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命を扱っているだけに、演じる難しさを感じることもあった。横浜は「劇中でトオルの病名は詳しく出ていないですが、撮影前には病気についての資料をいただいたので、自分でも詳しく調べてから撮影に臨みました。どう演じたら皆さんに説得力を持ってもらえるのか悩みましたが、実際に自分が余命宣告をされたらどうするかを考えたときに、きっとトオルと同じようなことを思うかもしれないと気付いて、その部分に共感できました。見てくださる方が、僕と同じようにトオルに感情移入してくださったらうれしいです」と思いを込める。

GReeeeNの楽曲にも通じるような前向きなメッセージが本作に詰められ、限りある時間を懸命に生きるトオルの姿には清原、飯島も共感できたという。「完成作を見たときに、もし私がトオルの立場だったらどうするんだろうって考えさせられました。さまざまな人との関わりを経てトオルが変わっていく姿は、心に響きます」(清原)、「時間という誰にとっても大事なことが描かれているので、もし自分がトオルと同じ境遇だったら、今やらないといけないことはなんだろうって考えます」(飯島)。

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撮影現場には、GReeeeNのプロデューサーであり、本作の音楽プロデューサー・共同プロデューサーを務めるJINが訪れることもあったという。横浜、清原、飯島の3人とJINで話す機会もあったといい、「JINさんがこの作品にかける思いや、今までの経験談を話してくださいました」(横浜)、「私たちが作品に対する愛を再確認することができるくらい、熱い言葉をいただきました」(清原)と感謝を述べる。JINから歌唱指導を受けたという飯島は「たくさん助けていただきました。音楽についてわからないことが多かったのですが、JINさんの言葉はすっと入ってくるんです。うまく言葉にできませんが、JINさんが支えてくれているから応えたいって思いました」と、歌唱シーンに全力をぶつけた。

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撮影を通して飯島と親交を深めた様子の横浜は、ニコニコと飯島を見つめながら「龍也(飯島)の歌は本当にすてきでした。僕もアーティストデビューしたのですが、ちょうど歌の練習時期が飯島くんと重なっていたんです。ずっと練習を頑張っている姿を見ていたのもありますし、本当に感動しました」と称賛。清原も「歌のシーンでは私の撮影はなかったのですが、現場で見させていただきました。たくさんの人の思いが込められた『愛唄』を聴いて、号泣してしまいました」と感動を伝える。名曲に込められたGReeeeNのメッセージは、見る者の心にしっかりと刻みつけられるだろう。

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