「全身全霊とはこのことか!!」ジュディ 虹の彼方に CBさんの映画レビュー(感想・評価)
全身全霊とはこのことか!!
アカデミー主演女優賞、レニーゼルウィガーさん、さすが!本当にすごい。全身全霊とはこのことか!!
「主演女優賞や男優賞の映画は作品がいまいち」という俺の思い込みは吹き飛ばされた。
いいよ~、これ!!!!!
ファンの男性二人と過ごした一夜、そこからつながるエンディング。いま思い出しても泣ける...もうそこだけで十分という感じ。
ただ、そう思えるのは、全体がよくできているからだろう。幼い頃からスターとして育ち、自由も、眠る時間もろくにない薬漬けの毎日。それが故の不眠症
悩まされながらも、子供たちへの愛情を支えに、必死でその日暮らしを続ける毎日。ままならぬ晩年を必死で生きる姿。
正直に言うと、その生き方に共感する部分は少なかった。だが、別に彼女が選んだ道ではない。彼女に与えられたというか放り込まれた環境であり、彼女はそこを必死に生きてきただけだ、と感じた。現在の彼女と過去を、時間を前後しつつ描写しながら、それを感じさせるのは、うまい作りだなあと感心した。
心はどれだけ愛したかよりも、どれだけ愛されたかだ。
ぜひ劇場でご覧ください。
コメントする
masamiさんのコメント
2020年3月15日
CBさんコメントありがとうございます😊確かに最後だけでも料金の価値があります。1939年の「オズの魔法使」も機会がありましたら観て下さい。290円ですから。