「原作に忠実な魔女映画」サスペリア sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
原作に忠実な魔女映画
本作品、公開当時見た者として楽しみにしていましたと言うと同時によくリメイクしたね、その覚悟と勇気にまずは、敬意を出して、見に行ってきました。
まずは、本作品の率直な感想から、賛否両論があると思いますが、私としては、リメイクと言うかリブート作品として、良く出来ていると思いました。
1977年版が1時30分に対して、本作品は1時間も長い作品になっています。
もう少し無駄なシーンを削れば良かったかな・・・・
また、本来本作のテーマである「魔女」と言う部分では、本作品の方が強く描かれていて、本作品にしっかりとした「原作」があるのなら、本作品は、原作通りに作り、アルジェント版の方は、原作を基に脚色してホラーを色を強くした作品かな、また、アルジェント監督作品の方は、ダイジェスト版だったと言うべきか・・・・
アルジェント版が、ホラーで、本作品が魔女映画として捉えた方がいいのかもね。
「魔女」が本格的にテーマな作品だとしたら、日本人には理解し難よな・・・・
私としては、両作品が別の映画として捉え、両作品とも好きだけどね、また、アルジェント版のヒロインのジェシカ・ハーパーがゲストで出てきた時は嬉しかったな、アルジェント版の「サスペリア」は、内容がどうのこうのではなく、ゴブリンの音楽と、冒頭の雨の空港のシーンから見ている観客のボルテージを上げて、あの世界観に引きずり込まれるんだけど、本作品は、本当に別作品として、ルカ・グァダニーノ監督の新しい作品として捉えた方が十分に楽しめるね。
しかし、こんなにワクワクしてして映画を見に行ったのも久しぶりだ。
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