アンダー・ザ・シルバーレイクのレビュー・感想・評価
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モダンカルト作だった
デビッドリンチの難解作ほど難解では無かったが、そこそこのドラッグなカルト作だった。何故?いつ?どこ?何者?がどうでも良くなれば、そこそこ堪能出来る作品。嫌いでは無い。最近、この種の映画は激減したように思う。
決して綺麗で無いエロや、オゲレツ系含めたグロシーンを、そこそこの割合で差し込んでくるのはまさに現代風だなと。
何でも有りだな映画だが、ロスという街がそのリアリティであり、わざと外す感は監督の狙いにも思える。
ヲタクとはこういうもんだw
昨晩、遠くに帰る相方が急にらしくないええこと言ったから、
「映画だとこの後、不遇の事故にあって亡くなったりするんだよなー」
と、妙にそわそわ。
胸騒ぎの午後に、本作を観てはっとする。
まさに私の胸騒ぎの映画だった!!
リンチだし、アクセル・フォーリーだし、そして急に訪れるカタルシス。
映画のオマージュなんか拾えなくていい。
この胸騒ぎに共感できるヲタクなら必見w
言っておく。
人は物語の主人公じゃない。
※ラ・ラ・ランドより、「マルホランド・ドライブ」「ツイン・ピークス」どう考えたって「ビバリーヒルズ・コップ」でしょw???
おしゃれで意味不明
ポップでおしゃれで不気味で無慈悲な雰囲気映画という印象。
色々な物が詰め込まれ過ぎて結果雰囲気となってしまっていると感じた。
観終わってからの議論は捗るのだが、長尺のためウトウトしてしまった。(議論できず…)
説明が無い表現が多いのでこちらの想像で補完してゆかないと納得できない。
昔にこういう映画たくさん無かった?おしゃれに翻弄されてた時代にアングラ野郎ぶりたくて単館系シネマめっちゃ観てたなぁーと昔を思い出したので何故だかビッグリボウスキが観たくなった。何故だろう。
狂った世界の世渡り術
予備知識もほぼなく、イットフォーローズの監督の映画かーってどんなホラーかなーって感じで座席に座り、一応上映時間調べようって調べたら2時間20分!?大丈夫?!
って始まって観てたらこれ大好物系のやつでした。
クズ系イケメン女好きが世界と自分とのズレを、間違っている(いた)のは自分か、世界か、を勝手に問うていく自分勝手探偵ムービーだった。
インヒアレントヴァイスに近いノリ。
ホラー演出力は前作でもう証明済なわけだけども、直球ホラーでない本作でも光る。
何かが上から落ちてくる恐怖、暗闇から造形だけで恐ろしい何かが見える恐怖、冴える冴える。
主人公のイケメンクズがなぜこの事件にこんなに真剣に取り組んだのか、最後にヒロインにも何故?と言われるくらい意味不明といえば不明なんだけど、明日ファックしようって言ってたのになんでいなくなったの?ってそれだけだったのもとてもいい。
隣の熟女とファックし終って自分の部屋を隣の部屋から眺めてたら家賃の取り立てにきた人が誰もいなくて困っているのを微笑しながら眺めているラストシーンも最高だったな。
総じて、この主人公も終わってるし、かといってこの世界も終わってるっていう話だった。
金持ちは若者の搾取しか考えていない、その若者も先のことは考えない、利便さと快楽がすぐに手に入る代わりに思考までも手放してしまえる現代、ってことなんだろうか。
レトロ文脈のカルチャーたちが何かを示唆しているのだろうかね。
我々は緩やかに穏やかに死ぬことを目的に生きているのだろうか。
わからないけどファックはファックっていうカラッとしてるのもとても肌に合う良い映画でした。
あー、見て良かった!
デヴィッド・ロバート・ミッチェル、バカじゃないの?
デヴィッド・ロバート・ミッチェルの頭の中を覗き見。大真面目にふざけた「こうだったらいいのに」「実はこうなのでは?」が詰め込まれていて、この人バカじゃないの?と思った(褒めてます)。ヒッチコックやリンチの域には達してないけど、それもまた可愛らしい
音楽がとにかく良かった。死ぬほど大袈裟で数多の情念渦巻くハリウッド感が演出されていた。『イット・フォローズ』のエレクトロサウンドも良かったし、ミッチェル監督には音楽への拘りを感じる。とりあえずカート・コバーンに怒られろ!バックストリート・ボーイズはまあええわ。あれは笑った
冗談はさておき…事の真相が明かされる場面ではそれまでと違い『ホーリー・マウンテン』みたいな絵面になるのも良かったけど、あまりにも台詞で説明し過ぎじゃないか?ラストでも「下じゃなく上を見て」という他作品の言葉を借りて主人公の成長を示唆したりと、ミッチェル監督の真面目さが見て取れる
リンチならそうはしないよなと思った。謎は謎のままがいい(当然本作でも謎のままの描写はあるが、核心部はそうでない)。そういう意味で本作はカルト作品にはなり得ないね。まあなろうともしてないか
アンダー ザ スリープオーバー
アンドリュー ガーフィールドが孤軍奮闘するも興味が持続しない。とんでもなくどうでもいい話。
撮りたいものを好きに撮れても次は無いのでは、、
監督は猛省して今度は面白い映画を。
無職男の悪夢
働かずブラブラしてたらえらい目にあった男の話。全体的に中途半端で映像美がという訳でもない。じゃあつまらないのか?と言われると何か小ネタが面白いんだよなぁ。あのソングライターとかデタラメ過ぎて笑った。
ミステリーというかサスペンスというか、リンチ風
アンドリュー・ガーフィールド演じるハリウッドの高級マンションに住む自堕落なアラサー青年が、一目惚れした同じマンションの女の子を捜す話。なんだけど、ベースはテレビゲームやコミックやロックなどのサブカルで、説明のつかないシュールなシーンが多く、思ったよりふざけた感じ。
半袖Tシャツ姿のオーラのないアンドリュー・ガーフィールドもいい。
こんな映画を待っていた!
すごく気になっていた「アンダー・ザ・シルバーレイク」を観た。
冒頭からヒッチコックへのオマージュが満載なのだが、裏窓に引き続き主人公が外に出たらいきなり「めまい効果」でちょっと嬉しかった。
惹句が「ネオノワール・サスペンス」というのだが、ノワールの意味は犯罪系ではなく、とことん虚無・退廃系で平たく言えばアート系。ここしばらくこんな作品にお目にかかったことがなく、若い頃に見た映画ってこうだったよなあ〜という懐かしさが込み上げてきて・・ベルトリッチやヴィスコンティやゴダールとか。(一番近いのがフェリーニの「甘い生活」)わけがわからんけど決して「つまらない」と言うことが許されない・・久々にそんな映画に浸る幸福を感じた。と言っても失踪した彼女を探して身近な所に潜む暗号を解き明かしていく・・と言うミステリー部分がしっかりしているのでひと時も飽きさせないサービス精神満載の140分!
途中から主人公の妄想というか夢の中へ引きずり込まれているのは間違いない。何故ならお屋敷や他人の家へ忍び込む時に、必ずいい具合に「踏み台」が用意されているのだから!(笑)
感染に気をつけて!
久しぶりに取り扱い注意の病原体に花園神社の近くで遭遇しました。
いつ生まれたのか誰も自覚がない80年代に
六本木の某映画館に行くと感染すると言われたあの恐ろしいウイルス〔代表的なウイルス→言いたい事はわからないでもないが伝え方が自由すぎてよくわからないでもこれを面白いと言っておけば僕も私もシネフィルだ出血熱〕〔自称シネフィルに空気感染免疫不全疾患〕などがまた猛威を振るう前兆かもしれない。
謎のitの正体を追い掛ける作品なのか?
リンチ風、チャイナタウンにロングなグッドバイなど伝え方が自由過ぎて危ない危ない。
パルナサスや沈黙など意識高い系作品が好きな?ガーフィールド、DRMには定期的に警戒を続けていくスタンスが重要です。
家に帰ったら必ず手洗い、うがいをしましょう。
どんな作品をコップに入れてうがいをすれば良いかって?
ワクチンもばら撒いてます、、ho-ho-ho
陰謀論好きには魅力的な映画?私には、「マグノリア」以来の難問作品
正直な話、私にはこう言う映画は全く理解不能です。
こう言う作品をオタク映画と呼ぶのかは知らないけれど、完全に理解不能でした。
確かに、私達が日頃目にするメディアの情報にも隠された裏のメッセージが存在していると言うのは理解出来るし、少なからずこの世の中には、その手の隠されたメッセージを解読する事に快感を覚える陰謀論者が大勢いるのも確かな事だ。
しかし、私が思うに陰謀論者とは結局暇を持て余した、退屈なセレブ達が嵌りそうな事ではないのだろうか?と言うのは少々乱暴かな?
日々の生活に追われて厳しい生活を余儀なく送る大方の一般庶民には、こんな陰謀論に嵌っている暇など無い。或いはある種の精神疾患でもない限り、こんな事を真剣に考えて謎解きに乗り出すバカな野郎がいるなら、観てみたいものだ。
本作の主人公サムをもしも、アンディー・ガーフィールドが演じていなかったら、観る事も無かった作品だと思う。
彼の近作「ブレス」と本作とのギャップが余りにも大き過ぎるのだが、確かにアンディーの魅力で本作は見終える事が可能となったと思う。
延々と続く幻覚にも似た世界感を飽きさせる事無く魅せられたのは彼の存在をおいて他には無いだろう。
もしもあなたがこの世界を共有出来る理解者なら、本作は充分に楽しめるものだと思う。
何だか、「華麗なるギャツビー」に描かれているような人種だろうと思うのだが違うのだろうか?
自分には難しかった
うーんこの作品の善し悪しを判断できるほどまだ映画を知らないんだろうなぁという印象。
GAGAのRTに影響されて凄いらしい!と見にいったけど、それこそ情報操作か?と。笑
駄作だとは思わなかったけど、この作品を味わえるほど目は肥えてないな。慣れてないからいちいちサスペンス要素のあるシーンでビビっちゃうし、本作の狙いはそこじゃないよなと感じながらハラハラしてました。
アメリカンスリープオーバー見ておいてよかった、とは思えました。
知識があった方が楽しめる。
賛否両論だけど、映画や音楽、ポップカルチャーの知識がある人の方が楽しめたのでは?
ソングライターのくだりはとてもワクワクした。
あのピアノアレンジだけサントラで欲しい。
劇中のバンドも、なかなかダサかっこいい音楽だった。
個人的にはいろんな映画の要素が入ってるのも「あ、あれね!」とニヤリとできるところだし、勉強になった。
もっと詳細を知りたくてパンフレット買ったら、「ホーボーサイン」の一覧まで付いてて、なかなか読み応えのあるパンフレットだった。
ちょっとスピリチュアル要素が入っていたり、ホラーだったりバイオレンスだったり、ご都合主義の力技だったりしたけど、興味が尽きることなく楽しめた。
フクロウのキスがシュールで怖かった。全裸であのウォーキング...。
そして、フツーはニンテンドーパワーマガジンは家に常備してない。
最近多い?オタク頑張れムービー(エロとグロ有り)
おもろかったー!
LAに実在する街を舞台に、
アンドリューガーフィールド扮するニート&オタクが、
一目惚れした女の子が失踪する所から、ストーリーが始まる。
最近流行りの(?)オタク頑張れムービー。
で、ストーリーは主人公が「彼女の真相は、この街にまつわる都市伝説や、陰謀論が関係あるのではないか!?」と言う結論に辿り着き捜索開始。バカバカしいけど満更でもない感じで話が進みます。
シルバーレイクは、元々、まだ食えない駆け出しの俳優、女優さんや、アーティスト、クリエーター達がルームシェアしたり、パーティーしたりしていたハッピーな街だったそうな。(今は地価の高騰でオシャレ新興住宅地に)なので、
劇中そんな街に居そうな変な人がいっぱい出てきて、頻繁にパーティーをしています。(超楽しそう。)
後、ハリウッドスターが葬られている墓地で自作映画の上映会とか。(これは実際やってるらしい)
結構、そんなハッピーな人達の生活シーンみたいなを見るだけでも楽しい作品。
話の核心である都市伝説や陰謀論を同人誌やゼルダの伝説の地図などを用いて説いていく所も、怖いけど笑っちゃうし、見ているうちに映像に映る全てが記号なのでは?と勘ぐってくる。
後、日本映画では中々観れないグロ描写、エロ描写があるのもテンションが上がる。主演のアンドリューガーフィールドは、#ソーシャルネットワーク 「沈黙」、「ハクソーリッジ 」でお馴染み。
ナヨっとして、頼りない感じを演じさせたら右に出るものなし!
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