若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
全169件中、21~40件目を表示
劇場アニメ作品最盛期の隠れた名作の一つ
正直、キャラデザが完全に子供向け感が強く、食わず嫌いしていましたが、ふと見てみると面白かったです。
「茄子アンダルシアの夏」などの高坂監督らしく、魅力あふれるキャラクター達、ジブリクオリティの作画で最後まで楽しく見れました。
両親が亡くなったわりに、おっこがあまりにケロッとしている印象が気になりましたが、確かに物語序盤では彼女自身、両親の他界という現実をふわっとしか理解できていなかったのだろうと納得しました。
悪い点をあげるとすると脚本が少し残念ですかね。
ベテランの方なので、まとめ方は上手ですが、美陽、特に鈴鬼はいなくても話が成立しそうです。
尺合わせの関係か、最後の方はすべてを無理やりに解決という印象を受けました。
お話の大前提のツッコミになりますが、登場人物が死亡するお話が苦手な私としては、なぜうり坊はおっこだけしか助けられなかったのか。
とまあ少し気になる点を述べましたが、作品としては十分楽しめる出来で、大人でも楽しく見れ、感動できる作品だと思います。
機会があれば原作を読んでみたいと思います。
露天風呂プリン。
小学生が女将さんになるお話。ちょっとあり得ないstoryだけどアニメだから可愛く見られます。またウリ坊、みよちゃん、鈴鬼くんの三人がいるから面白い。
若女将として前向きに頑張るところはなかなか大人でも出来ないのに。露天風呂プリン🍮が人の心を掴んで。 もてなし方がとてもいいね。
無駄のないストーリー
一つ一つのシーンが必ず繋がって活きてくる、そんな無駄のない作品作りが行われている。無理して長編にするとだらけるだけだから。良い見本だと思った。
四季折々の景色や回想シーンなどアニメ作品ならではの美しさもあり、飽きさせない作品でした。
子ども向けかと思いきや、いやに高評価の本作。 来た来たお涙頂戴展開...
子ども向けかと思いきや、いやに高評価の本作。
来た来たお涙頂戴展開。おまけにオバケや鬼まで出てきたぞ。
大事故に遭遇しながらいやに前向きな主人公にやや違和感。突っ張ってた客あかねのいきなりの心変わりにも違和感。金持ち占い師も怪しすぎる。けっこう厳しい目で見てた。
最後の客、なるほどそうくるか、考えたな。ピンふりのキャラも良し。「いいえ、私はここの、春の屋の若女将です」で、くそーうるっと来た。
納得高評価。にしても声優も難なくこなす小林星蘭、恐るべし。
レビュー
映像がすごく見やすく、分かりやすくもしっかりとしたストーリーで、納得の高評価ですね🦊✨
ただ、個人的に状況・展開が小学生にとって酷過ぎる気がしてイマイチに感じてしまった😇
自分の小学生の頃を思い返すと目もあてられない…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
繊細さと躍動感を両立させた高坂監督の描写力、そして水樹奈々さんの名人芸は劇場でこそ映えます。
かなり長い原作とテレビアニメシリーズを背景に持つ本作ですが、一つの完結した物語となっています。原作にもアニメにも接していない観客でも物語として楽しむことができる脚本の練り込みは素晴らしいです。
それに加えて、どこまでも美しく繊細な画像、計算された音使いは、劇場の大画面でこそ味わうべきものだと実感しました。例えば食事の場面で、単に美味しそうな食事を美味しそうに描写するだけでなく、お客の口に合わない料理を出してしまった、という状況において、不思議に観ている側も箸を付けずに下げて欲しくなるような気持ちにさせます。恐らく食事だけでなく人物の微妙な表情の変化、間の取り方、箸や椀を持つ所作の微細な変化で、登場人物が感じた食事の違和感を表現したのでしょうが…。
そうかと思えば、冒頭の道路での一場面では、思わず身体が硬直してしまうほどの現実感、迫力がありました。この緩急自在の演出はすごいと思っていたら、高坂監督は『茄子 アンダルシアの夏』で自転車ロードレースを描いていたり、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品でも作画監督を務められていたんですね。『千と千尋』を思い浮かべれば、あの美味しそうな食べ物や疾走感のある描写も納得できます。
アニメ作品と言うことで、必然的に声優の方々についても意識が向いたのですが、主人公・おっこ役の小林星蘭さんの一体化ぶりにも感動しつつ、おっこのライバル的な存在である秋野真月を担当した水樹奈々さんの、幼さと威厳の両方を、声で演じ分ける力量には、達人の風格を感じました。
アニメでは泣かないだろう(失礼)、という浅はかな先入観を易々と覆す後半の展開に、画面がよく見えなくなる状況に。物語上様々な形で伏線が示されていたので意外性という側面はあまり強くないのですが、それでも実際の展開に耐えられるほど強固な涙腺は持ってませんでした。
封切り時の興行収入がそれほど振るわなかったということですが、あまりにも惜しすぎる。この再上映の機会に、一人でも多くの人に鑑賞してもらいたい作品です。
泣けた
話を全く知らなかったので、思ったよりファンタジーだった。
が、キャラも話も絵も全部良かった。
元気なおっこが感情が溢れだしてしまう山場、涙なしには見られない。
子どもも成熟した大人もみんな楽しめる全方位型優良アニメでした。
NHK好きの子供向き
良作…だけど、ちゃんとまじめに作った映画で、ザNHKという感じ。大人や流行が好きな子供ウケを狙っていないところが良くも悪くもと思いました。
プリキュアやYouTubeが好きな子供には、食わず嫌いされそう。ジブリ好きな大人にも絵柄やタイトルで子供向きと判断されてしまうと思うので、それがもったいない!!
ウケを狙ってないところが本当に偉いんだけど、絵柄をもっとかわいくして欲しかったな…。タイトルもださい。
エンドロールの絵がまさに、ジブリ!!だったので、悔しい…。
両親の事故死をきっかけに…というわりに悲壮感が全くなく子供に見せやすいのでマル。ですが、そのままスルーではなく、ラストにしっかりかかれているところがよかったです。
子供向きなので短いのは仕方ないけど、ちょっと足りない印象。ウリ坊が峰子の側にいる理由など不明な点が多かったです。もう一歩踏み込んで欲しかった。見返したくなる印象的なシーンがなく残念。
主人公のおっこはちょっと賢過ぎるかな。若女将姿が自然体なのがかえって不自然。大人みたいに振る舞える子供の不自然さが感じられませんでした。
大人がひとりで観てもおもしろかったです。良作なのは間違いない。じゃあ、これを勧めるかと言われると、真面目なあまりテレビを見せないタイプの親になら喜ばれそうだなと思いました。
あくまで児童文学の映画化ということ
あくまで児童文学の映画化ということを忘れずに見ないといけない。これは批判でもなんでもなく一個人の感想です。
巷ですごく感動した、素晴らしい映画ということでとてつもなく面白い映画と期待すると、少し拍子抜けする。
両親を亡くした小学生の女の子が実家の旅館を手伝いながら成長する話。最後は両親の死を受け入れて、成長したね、で終わるお話。
大ドンデン返しの衝撃のラスト!とかではなく、静かに物語は終わります。
見る人とか見る時によって見方が分かる映画なのかもしれませんが、少なくとも私にはそこまではまらなかった。
ダメ。
話の展開や、登場人物たちの行動がどうにも支離滅裂に見えて、どうにも作品を楽しめない。
主人公にも全く魅力を感じない。
ただ絵は綺麗で、情緒的な良いシーンがいくつもあった。
作画スタッフにベテランのアニメーターさんの名前があり、ちょっと嬉しかった。
けなげすぎる
事故で両親を失った少女が、引き取られた祖母が営む旅館の手伝いを、ってあらすじがすでに泣く前提。幽霊や小鬼などのこの世の外のものとの交流や、現実での人との関わりにより、徐々に喪失感が癒えてくる。多少出来過ぎな感はあるけど、子どもがけなげにがんばる姿を見て、泣かずにいられない。そして、大事な人は死に別れても、そばにいてくれると思わせてくれた。たとえ目に見えなくても。
おっこちゃん、立派な女将になってね。
若おかみは小学生!
地上波で鑑賞。
やられました。
原作未読(聞いたことがあるくらい)児童書だったので子ども向けの作品だと思って観てたけど全然そんなことなかった。めっちゃ感動した。
良かった点は、各々の大切な人を失った、と言う過去があるにもかかわらずそれが重くなりすぎないとこ、
もちろん、それに対するトラウマや葛藤はあるものの長く引きずらず暗くなりすぎないのが良かった。
絵がめっちゃきれい、ジブリ好きな人は好きな絵だと思う。お父さんめっちゃトトロに出てそう。
大人にこそ観て欲しい作品。
これは子供目線のえいがではないな、それだけはわかります
両親を亡くしてすぐに、旅館で朝から晩まで働かされて、楽しいですか。
こんなに素晴らしい生き方ができますか。
うーん、両親を殺した人に憎しみも感じないのですね。
殺した人はそんなに反省していないようなのに。
感動
小学校の時にめっちゃ読んでた本で、映画化なるって聞いたから見て見たら、めっちゃ面白かった!
そして、めっちゃ泣いた。
おっこの成長していく姿にジーンってきました。
あと、鈴鬼くんめっちゃ可愛い。推し。
本当にハイレベル。子供に向けた作品だからこそ手を抜かない点、ちゃん...
本当にハイレベル。子供に向けた作品だからこそ手を抜かない点、ちゃんとオタクに媚を売る事も忘れない、軽んじない点も含めて、日本のアニメはちゃんとしてる。プロだと思う。
春の屋のような社会が必要
アニメ映画の長所である、美しい世界観、癖のあるキャラクター、繊細な脚本。この全てを網羅した作品。
題名は子供向けだけど、これは大人それも人生経験の多い人ほど刺さる気がする。それぞれの事情を抱えた訪問者とトラウマから立ち直る少女の姿を見事に描ききっている。これは本当に文字通り"描いている"としか言えない。
主人公がトラウマから立ち直っていく過程や幽霊たちとの別れがやや雑に感じるけどそれ以外は文句なし!
車好きの目線から見ると占い師の乗っていたポルシェ911やライバル的存在のお嬢様の乗っていたロールスロイスなど、細かいところまで丁寧に描いていた。
子供向けに作ったからかややあっさり感があった。
大人をターゲットにした作品として作っていたらどうなっていたのか?おそらく涙腺崩壊していた。
心が洗われた
訴えたいことの力強さのようなものを感じさせてくれる。特に最後の春の神社でのシーンは、いろんなものが凝縮されていて短いのに感極まる。
ここに描かれている死生観や人との豊かな繋がりといったものは、希望をもって生きる上でのヒント、というより必要不可欠なもの、なのだろうな…と思った。涙と共に心が洗われた。
気に掛けるということ
冒頭の舞のシーンでこの映画の細やかさがわかる。
ふたりで踊る舞の動きがそれぞれ一人一人の動きとして描かれる。
そのあとに続く全てのシーンがこの解像度で描かれる。
このストーリーでこの解像度で描かれるともうとにかく登場人物たちの心情が伝わって伝わって。
見事に涙腺破裂した。
動きだけでも永遠に見ていたいと思うくらいアニメーションの気持ち良さに溢れている。
素晴らしい。
全169件中、21~40件目を表示