劇場公開日 2018年9月21日

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「劇場アニメ作品最盛期の隠れた名作の一つ」若おかみは小学生! モリゾーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0劇場アニメ作品最盛期の隠れた名作の一つ

2020年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

正直、キャラデザが完全に子供向け感が強く、食わず嫌いしていましたが、ふと見てみると面白かったです。
「茄子アンダルシアの夏」などの高坂監督らしく、魅力あふれるキャラクター達、ジブリクオリティの作画で最後まで楽しく見れました。
両親が亡くなったわりに、おっこがあまりにケロッとしている印象が気になりましたが、確かに物語序盤では彼女自身、両親の他界という現実をふわっとしか理解できていなかったのだろうと納得しました。
悪い点をあげるとすると脚本が少し残念ですかね。
ベテランの方なので、まとめ方は上手ですが、美陽、特に鈴鬼はいなくても話が成立しそうです。
尺合わせの関係か、最後の方はすべてを無理やりに解決という印象を受けました。
お話の大前提のツッコミになりますが、登場人物が死亡するお話が苦手な私としては、なぜうり坊はおっこだけしか助けられなかったのか。
とまあ少し気になる点を述べましたが、作品としては十分楽しめる出来で、大人でも楽しく見れ、感動できる作品だと思います。
機会があれば原作を読んでみたいと思います。

モリゾー