劇場公開日 2018年9月21日

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「春の屋のような社会が必要」若おかみは小学生! 白鳥の歌さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0春の屋のような社会が必要

2020年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

悲しい

アニメ映画の長所である、美しい世界観、癖のあるキャラクター、繊細な脚本。この全てを網羅した作品。
題名は子供向けだけど、これは大人それも人生経験の多い人ほど刺さる気がする。それぞれの事情を抱えた訪問者とトラウマから立ち直る少女の姿を見事に描ききっている。これは本当に文字通り"描いている"としか言えない。
主人公がトラウマから立ち直っていく過程や幽霊たちとの別れがやや雑に感じるけどそれ以外は文句なし!
車好きの目線から見ると占い師の乗っていたポルシェ911やライバル的存在のお嬢様の乗っていたロールスロイスなど、細かいところまで丁寧に描いていた。
子供向けに作ったからかややあっさり感があった。
大人をターゲットにした作品として作っていたらどうなっていたのか?おそらく涙腺崩壊していた。

Pegasus